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ピッチ上での応用問題に対応できるかどうか。


ワールドカップサッカーも

ここからが本番、という戦いが

始まったような気がします。


ここからフルで公開しますみたいに。

フルでプレーして最後まで行くには

日程が過酷すぎるし、気候の問題も。


今大会に限らず、強い国はラウンド16

グループリーグ突破してから本気出す。


コンディションのピークは長く続かず

大会中に上げてピークからどこまで

総合力で戦って結果出せるかみたいな

そういう勝負でもあると思いますね。


なるべくなら疲労を溜めないように

怪我しないように、苦慮しながら

運も味方に、余力残しで勝ち上がる。


もしくは、前評判が悪い国のほうが

結果的に勝ち上がってたりするのも

ワールドカップあるあるでね。


うまくいっていないときこそ

人間は結束を高めるのだろう。


うまくいっているときほど

実は、バラバラで。

その隙間を突かれて崩れ落ちる。


むしろ大会前から評判が良かったり

調子良かった選手や国がピーク調整を

誤るというか、維持できずムードも悪く

波に乗れずに大会を去ってしまう。


これも定番なんですよ

ワールドカップの。

前評判が良くないほうが

日本も結果は良かったり。


コンディションのピークを

初戦に持ってこざるをえない国と

そうしない国との実力差がある。

当然日本はまだ、前者であるから。


ただその差も縮まってきているので

初戦から格下でも油断できなくなった。


オランダ、アルゼンチン、イングランド

そしてフランスと強豪国がズラリ。

パフォーマンスがさらに上がってる。


やっぱりこっから、ベスト16から

負けられない戦いなんだなって思った。



日本は、今回は相手も相手だし。

そこまでできる国ではない。

だから行けるところまで

全力で行くしかない。


クロアチアという国は

98年ベスト4(3位)

18年準優勝であるので

ずっと強豪国というわけでもない。


日本と常連の強豪国との中間

というより強豪国と遜色ないが。


ワールドカップ的にも

国自体の歴史も浅いから

まだ強豪国とまで言えない状況。


だが確実に日本よりは実績がある。

戦い方を観てもしっかりしてる。


ちゃんとチカラを抜くところは抜く。

ずる賢いところもあるし、駆け引きにも

長けている選手が大勢いる印象だ。


前回の準優勝のメンバーと比較すると

見劣りするのは間違いないが、それでも

それを知る選手がスタッフにいたりする。


チームに前回大会の経験が直接還元されて

落ち着いて戦えていたような気がする。


クロアチアもここから負けられない戦い。

準・強豪国、いや、ほぼ強豪国だから。


日本がフルで戦った

グループリーグのドイツやスペインと

ラウンド16からのクロアチアは

コンディション含めピークの違いがある。


70のドイツ、80のスペイン

100のクロアチアと見てみると。

やはり本気はココからだ。


日本は戦うぶんだけ試合の数だけ

コンディション的にキツくなっていく。

ピークは自分たちでも気づかないうちに

過ぎているのでは?



ひとつひとつのプレーの強度や精度

気持ちの違いに疲労のピークを越えて

気持ちで戦う日本の選手たちは

跳ね返されるかもしれない。


決して悲観的な意見ではなくて。

日本も、グループリーグは

やりくりしてケガ人も多数抱え

一喜一憂されながら戦ってきた。


同じメンバーで全力で3戦戦ってきて

決勝トーナメントではない、確実に。


だから余力のある選手がいて

その選手を使うことをためらわない

監督やチームの雰囲気がある。


誰が出てもという許容する雰囲気は

観てるファンにもあるとは思う。

だから、ちょっと違うのも事実。


パターンをつくり、結果を出した。

それが2度目の勝利で確信に変わる。


日本はそれを踏襲する国民性であり

そのパターンにハメると破られるまで

そのやり方しかしないくらい固執する。


だが相手は大会中でも

その戦い方を研究するし

チームとしてどうやったらいいか

選手みんなが考えるだろう。


日本の選手も自信は深めたけど

相手の一流選手や強豪チームの

抜け目なさを普段から実感してるし

ファンより理解してるはずです。


素直に日本が前半耐えて折り返し

後半戦い方やスイッチを変える。


このパターンを相手が読みきり

対策を立てて来たときの日本の対応。


いつも言うけど試合中に変化に

対応できなかった過去の日本。

その悪夢がよみがえってくる。


いくらロスタイムが長くなろうが

変化への瞬時の判断や対応

自分たちで考えてその変化に

リアクションできるかどうか。


その選手を支えられてこなかった

モリヤスという監督が今回

引き出しをあけて補えるのか。


基本問題をやり尽くし

過去問を解けるようになっても

基礎はできても応用問題で

うろたえて時間だけを浪費し

万策尽きたようにおとなしくなる。


そうでない日本代表や日本人が

出てくると日本という国も

変わってくるかもしれない。


やはりサッカーは国民性が

にじむことなく透けて見える。


いまはまだ見えない課題が

また浮き彫りになって

やり直しを突きつけられる

その結末も無くはない。


ただこればっかりは

やってみないことには。

日本がリードする可能性もある。


最後の最後にやったことない

経験のない展開が待ち受けていた。

だが勢いと気持ちで勝ちきる

その可能性だってあるのだから。


応用問題への対応力。

個々の判断力、実行力。

アドリブが効くのかどうか。

勝利を信じて見守りたい。









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