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オカリナを吹こう〜楽器の由来

北イタリアで生まれたオカリナ。

ocarina オカリナはボローニャ方言のucareina (小さなカモ)に由来する。

1853年頃、エミリア・ロマーニャ州ブードリオの街で、17歳のレンガ職人ジュゼッペ ・ドナーティがこの愛らしいテラコッタの楽器を考案した。当時縁日や青空市場で売られていた鳥形の土笛のおもちゃにヒントを得たようだ。その後 高音域から低音域の大小7つのオカリナを製作することにより、アンサンブル演奏が可能となり、ドナーティと仲間たちのグループはヨーロッパ各地で演奏活動をし広く知られることとなる。(「オカリナと陶器の伝統  研究と分析」ボローニャ大学 より)

ブードリオのオカリナ博物館には、ドナーティや同時代のヴィチネッリ(オカリナのストラディバリウスと言われる)の楽器が展示されている。

コロナ禍に見舞われひっそりと静まり返った北イタリア。ドナーティの流れを継ぐオカリナ工房や、オカリナ博物館、オカリナフェアにいつか行ってみたい。

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