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天空の茶園


春の光をうけきらきらと光る小川沿いには桜、春の草花が咲いている。
このお茶の作者、八女市黒木町の三宅さんのお宅に向かう道中の風景。

「春らんまん」

三宅さんのお宅に着くと、玄関でおもてなしの一席が用意され
早速、お茶をいれてくださった。

長身の背筋が伸び真剣な眼差しでお茶をいれる、その姿が格好いい。

澄んだ鮮やかな緑色のお茶。いただきますと、ゆのみを持ち上げると香りが心地よい。
そういえば、あの緑のカーペットをここまで来る道では見たかしら。

「ここらへんでは、茶畑に行くというより山に行ってくるというんですよ」と教えてくれた。

急こう配の山を登っていくと開けた場所に三宅さんの茶畑が広がっていた。
天気が良い日には遠く離れた熊本阿蘇山も眺める。
そこは、「天空の茶園」と呼ばれる。

日本茶インストラクター
今村 由美


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