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仙台徘徊旅行(2/2日目)

前回、仙台旅行記を書いたときにはとても後悔しました。なぜならば、文面と言い、僕が若いころ書いていたWeb日記にとてもよく似ていたからです。

先日、本棚から大学時代の「弓道部 部誌」が出てきました。なんと、僕は「旅行記」を書いていたのです。二十二歳のころ、北海道を車に乗って二週間旅行しました。予算はそれほどなかったので、車中泊だったり、道の駅だか高速道路のPAにテントを張ったり、いかにも充実した大学生が行いそうなことですね。

ただし、現実はギャルゲーの「北へ。」や「風雨来記」の聖地巡礼でした。
少し休みに行こう、少し遊びに行こう。

携帯電話(i-mode)で記録した日記を印刷し貼りつけ、コメントを丁寧に書いていました。明らかにウケだけを狙ったその文面に、ただ切なくなるのでした。これが日本中に散り散りとなった弓道部の同級生や、後輩の本棚で静かに息をしているのでしょうか。世間では皆社会人をしているはずの23歳の時に俺は俺は、、、ウッ苦しい・・・


さて、仙台2日目になります。でも僕は困っていました。もう、行きたいところも行ってしまいました。牛タンも食べてしまいました。テイルスープも飲み干しました。どうして予習なしで来てしまったのでしょう。いや、わたしぶっちゃけ今日ノリで来たんで
今日という今日を、思い出の仙台旅行にしたい。そんな思いで、仕方なくググってみました。今日で何とかなりそうなのは、「仙台大仏」もしくは「松島」でした。そうか、松島って宮城県にあるのか。

よし、松島に行こう。どうやら遊覧船があるようです。それっぽい!
行きたいところではなく、それっぽいことを求めている自分に目をつぶり、僕は仙石線で、本塩釜駅に向かうのでした。

日差しの暑い中、着きました。

Nobody.

駅におりたとき、生まれ育った街を思い出しました。あれ、俺帰ってきちゃったかな。チャリどこだっけ。

遊覧船に乗りに行こう。

島めぐりコースにさせていただこう。
顔がデカくてハマらなかったわ
こいつに乗るのか!楽しみー!


中年男性がフェリーに乗るとき、気を付けることは何でしょうか。それは突然の尿意です。前立腺に不意に裏切られ、取り返しのつかないことになります。大切なことは、出港前にしっかり尿を出しておくことです。

というわけで、万全の体制で遊覧船に乗り込みました。

いい景色だし座席も広い
島もよく見える

乗るときは何も考えていなかったが、ここは遊覧船でした。そう、客はアベックしか居ないのでした。窓に映るのは哀れな中年でした。これでいいのだろうか。いいだろう、Mr. Myself。

まさか、中年にもなって非モテブログを書くことになるなんて・・・。働き盛りの中年の俺は、、俺は、、、ウッ苦しい・・・

窓から気持ち良い潮風を浴び、遊覧船の解説を聞きながら、ぼーっと外を眺めていました。アナウンスは、よくある録音放送でした。でもこれって、決まったコースを時間通りに動くことが前提で作られてるし、すごいなぁ。どれどれ・・・

あちらにみられるのが島でございます
こちらが島です。

見ての通り、景色はとても良かったです。しかし、不覚にも僕は島の予習不足でした。いろいろなゆかりのある島も、自分にとっては島、島、島。島の見本市になってしまいました。島は当分おなか一杯ですわ。

そして、松島に着くのでした。とりあえず、良くわからんので外国人観光客の後ろをついていくことにしました。そうすると、みんなお寺に入っていきました。

この青めっちゃ良くない?
広いー
かわゆいブヒー!!

伊達政宗のゆかりのお寺だそうです。撮影できないところばっかりでしたので、内部は割愛です。宝物殿もめっちゃ良かった。お賽銭を入れながら、
「勢いで来てごめんなさい、ここにいる方がみな幸せになりますように」
と、静かに祈りました。


さて、寿司食って帰るか。

というわけで、本塩釜駅が最寄りの「すし哲」に行きました。
駅から歩いてすぐです。


情報量の多い玄関
ガチでうめえ

ここ、結構いい金額するけど、めっちゃうまかったです。シャリの量も握り方も抜群でした。あまり本塩釜駅自体に立ち寄ることが少ないかもしれませんが、ぜひぜひ行ってみてください。


さて仙台旅行も終わりかー。
五条悟おすすめの喜久福を買って帰るのでありました。

スライドを作りながら。1秒も無駄に生きない。


また日常に戻るのでありました。平社員頑張ります!!



今回の旅行記も、読み返せば特に昔と比べ進歩はありませんでした。
歴史は繰り返すのでした。
また、新たなデジタルタトゥーが刻まれるのでした。


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