ヤギコ

2021年舌がん切除手術を受けました。 40代、夫と娘の3人暮らしです。 がんについて…

ヤギコ

2021年舌がん切除手術を受けました。 40代、夫と娘の3人暮らしです。 がんについて中心に、暮らしや興味のあることについても書いていきます。

マガジン

  • 舌がんと私の記録

    2021年舌がんの診断、切除手術をしました。 診断前から手術のこと、その後の経過について書いています。 振り返って書くのに思い出して怖くなったり、苦しくなったり、なかなか書き進みません。 2023年春現在、診断まで、手術後の心、リハビリについて少々書いています。 更新は不定期です。

  • 日々のこと

    病も私のいろんなことの一部。 いろんなこと、暮らし、家族、子育て、趣味、旅行などのライフログ。 文字数少なめ、更新多めを目指して始めます。

最近の記事

日々のこと10 単眼鏡持って’特別展やまと絵’

病は自分の一部。 こちらは日々の暮らしのいろんなことの記録です。 特別展「やまと絵」へ 11月某日、東京国立博物館 特別展「やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」へ。 国宝や重文が多く展示内容の入れ替えも多いのでいつ行こうかと思っている間に終了が近くなってしまったので、これは勢いと出会い!と予習なしで行ってきました。 今回はとうとう単眼鏡を導入してのぞんだのでまとめておこうと思います。 没入ねらいの単眼鏡デビュー 今回の最大のお楽しみは「単眼鏡」。 美術館や博物館へ足

    • 日々のこと9 半年の間のこと、不安の日々

      病は自分の一部。 こちらは日々の暮らしのいろんなことの記録です。 気が付けば記事を書くのが半年ぶりらしい。 大体週一で投稿できたらいいなと思っていたのだけど。 振り返る半年前は昔のことのようで、日記を読み返さずとも思い出せる鮮明さもあり。 その間に何があったかといえば、まずは娘のメンタルと身体の不調。 これをまっさきに挙げてしまうのはどうかと思うのだけど、このことが私のさまざまなことの渦の中心であると思う。 ほとんど学校を休んだことがない娘が「学校に行きたくない」と口にす

      • 日々のこと8 娘の部活引退を客席から眺める

        病は自分の一部。 こちらは日々の暮らしのいろんなことの記録です。 旅行とか、何をしよう、とかあらかじめ計画しない我が家はこれまでの年と同じく、特に予定のないGWを迎えました。 私も夫も実家がさほど遠くないので、お互いの都合があうならば前日でも当日でもふらっと実家に行くことが可能。 ということで、一週間前には予定していなかった、お互いの実家へ孫なしでふらっと立ち寄ったというのも、相変わらずでした。 この連休中で唯一、1年も前から決まっていた予定が娘の高校の部活、吹奏楽部の定

        • 日々のこと7 2回目も”提唱者”だった話

          病は自分の一部。 こちらは日々の暮らしのいろんなことの記録です。 先日、音声SNSで数人の方から何度か 16Personarities の話を聞いたので、 「えー、なにそれなにそれ、私もやってみたいー」 と飛びついてスマホからテストをぽちぽちしていたのだけど、テストの最中に、 「これ、前にもやったわ」 と思い出しました。 一気に答え切って、結果「提唱者」。〈INFJ-T〉でした。 解説を読み、これはわかる、これはピンとこない、と読み進め、一番「確かに!」となったのは と

        日々のこと10 単眼鏡持って’特別展やまと絵’

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        • 舌がんと私の記録
          11本
        • 日々のこと
          9本

        記事

          日々のこと6 羽田⇔長崎日帰り旅 3回目 島原半島を半分まわる旅

          病は自分の一部。 こちらは日々の暮らしのいろんなことの記録です。 2023年4月某日 長崎日帰り3回目、島原半島を半分まわる旅 娘が高校生になってからコロナ渦だったり部活やらで予定も合わず、宿泊をする家族旅行にいっていない。 娘は今年国内の修学旅行に行けたし、夫の国内外の出張は通常に戻ってはいるのだけど。3人一緒となると難しい。 旅は行ける時に行け、と出かけてきてよかった。 これまでは計画したり、その場の勢いの国内で一泊とか、娘が幼い時には2泊くらいで滞在型で海やプールを

          日々のこと6 羽田⇔長崎日帰り旅 3回目 島原半島を半分まわる旅

          日々のこと5 歌を歌っている人が多い

          病は自分の一部。 こちらは日々の暮らしのいろんなことの記録です。 このところ家や家の周りで気になることと言えば、声。 主に家でパソコンに向かっていることが多いのと、もともとは静かな住宅街なので、人の声はよく聞こえてくる。 かわいいのは保育園のお散歩中の子供たちの声。 そして家の裏手には人が集まるような場所があるので、天気のいい日、特に学校が休み期間なんかはにぎやか。 そしてその場所と家の間に車の来ない歩道があるので、その道を歩きながらの話し声も聞こえる。 そんなところは

          日々のこと5 歌を歌っている人が多い

          日々のこと4 婦人科健診でへこんで流れ星をみる

          病は自分の一部。 こちらは日々の暮らしのいろんなことの記録です。 夫の健康保険からの婦人科健診を初めて申し込んで数か月。 手術後は頻繁にいろんな検査をしていたので、普通の健康診断は何年ぶりだろう。 夫にも強く勧められて申し込んではみたものの、ずっと緊張。 血圧計るの怖い病だし、実際血圧上がっちゃうし。 血圧高かったら、バリウムとかもキャンセルだろうなあ。 採血も、なかなかうまくいかないであろうし。 いつもごめんなさいと思っている。採れにくくて。 針を刺したまま、パニックを

          日々のこと4 婦人科健診でへこんで流れ星をみる

          日々のこと3 タオルをふかふかに乾かす技を手に入れた

          病は自分の一部。 こちらは日々の暮らしのいろんなことの記録です。 物価やら光熱費やらでじりじりと家計がやられるこのところ。 冬の電気代に戦々恐々としていた日々が過ぎて、エアコンの暖房もつけなくていいし、春はありがたい。 冷房の青いボタンをぽちっと押すその時まで穏やかな季節を過ごしたい。 昨今の物価の高騰、とりわけ電気代について自分でも何か策を練らねば、と思っていた昨年。 なんせ自分は在宅で細々と仕事をしているわけで、日中の光熱費も自分用に消費している。 部屋用のブーツをは

          日々のこと3 タオルをふかふかに乾かす技を手に入れた

          日々のこと2 それって私がやることなのか、という気持ちとか

          病は自分の一部。 こちらは日々の暮らしのいろんなことの記録です。 娘は今高校三年生。 私が高校生の時のように雑誌を買って読んだりしているのを見たことはない代わりに、動画やSNSで美容の情報に触れていろいろ知っている。 メイクなんかは校則でNGだけど休日にはしているし、髪だってコテやらなにやら、器用に使っている人。 当然、体重が増えたとかそういうことにもうるさい。 部活と塾、塾の自習室で軽食としておにぎりを1個持参、塾から帰って21時、22時過ぎに夕食を食べる。 先日、登

          日々のこと2 それって私がやることなのか、という気持ちとか

          日々のこと1 五年日記、イラストで気づいた満月にやっていたこと

          病は自分の一部。 こちらは日々の暮らしのいろんなことの記録です。 2023年4月某日 今年から五年連用日記をはじめました。 今まで2回手をつけて、2回とも一年続かずやめてしまった。 時々盛り上がる、連用日記書きたいモードに流されて3度目の挑戦。 朝、家族を送り出してから一日の to doリストの書き出し、昨日の気分・体調のログなどをつける習慣がここ2年ほどで定着している現在。 その流れで前日の日記を五年日記に。 前の年にやってたことをわざわざ手帳を引っ張り出さずに見たい

          日々のこと1 五年日記、イラストで気づいた満月にやっていたこと

          舌がん切除後のリハビリ 発声編

          2021年11月の舌がん切除手術、2022年後半の不安感による心身の不調を経て、2023年春真っ只中。 新学期、新年度といっても今年度は私自身の変化はなく。 娘は新学年、夫は決定した仕事関係の変化を前に緊張もあり、2人のそわそわや緊張をキャッチして落ち着かないような、でもここは落ち着け、私のことじゃないから、と言い聞かせる自分もいて、要は落ち着かない春です。 現在、舌がんの切除手術からの経過観察で通っているのは  ・口腔外科・・・主治医さん  ・マウスケア  ・言

          舌がん切除後のリハビリ 発声編

          2021年~ 舌がんをめぐる記録 が書けない 後編

          内科を受診していた際、担当のY先生の問診や診察の中で、白衣高血圧を始め、心理的・精神的な影響が大きそうだねと話してくれました。そういった治療には漢方薬を使う方法もある、と提示もされました。 結局、その時には数値的に高い血圧を下げた方がいいこともあり、漢方ではない血圧を下げる薬を使って様子をみることに。 プレッシャーや予定が多くがんばってしまった後、翌日や翌々日に疲れとしてやっと自覚したり寝込んでしまうこと、気持ちが焦ると動悸があること。 思えば産後は出かけるのに覚悟がいった

          2021年~ 舌がんをめぐる記録 が書けない 後編

          2021年~ 舌がんをめぐる記録 が書けない 前編

          note が書けない 久しぶりにnoteにアクセスしました。 その間、目を通してくれた方、フォローしてくださった方、ありがとうございます。 すでに舌がんは切除手術を終えて一年経過しました。 noteの記録はまだ診断のあたりです。 何本か下書きをしていたのですが、その手も止まってもう2か月くらいたつでしょうか。 その間、夏が過ぎたあたりから、不安感に襲われるようになりました。 noteを書くのにこれまでの記録をたどりつつ、日常の生活を送くる中、みぞおちのあたりの重苦しさ、

          2021年~ 舌がんをめぐる記録 が書けない 前編

          2021年~ 舌がんをめぐる記録7

          初めての大学病院 2021年10月某日、近所の歯科で出してくれた紹介状を持ち、大学病院へ。 到着した大学病院は、あの土地のあの建物という記憶、前の週に自分で大学病院を決めた時やネットやストリートビューなどで見ていたのと違った。 違ったと言ったって、私の持ってた印象と違うだけなんだけど。 思ってたより、古いなあ。 数年前、自分の母が手術・入院した病院が土地を変えて建て直し直後で、「新しいっていいねえ」なんて家族で話していた。手術前後の不安な状態や入院中も、目に入るものが

          2021年~ 舌がんをめぐる記録7

          2021年~ 舌がんをめぐる記録6

          10月後半 もう自分では治せない 前の記事の次、10月に入って数日後の日記。 この日、とうとう、やっと近所の歯科を受診。 夫や子どもがお世話なっている、家から一番近い歯医者さん。 自分ではもうどうしようもない。よくなる気がしないし、実際よくない。 これまで検索で得た情報から診てもらうとしたら歯科か口腔外科、耳鼻咽喉科、、一番近いからとりあえず歯科にしよう。 噛んだ痕が沁みる舌が痛くて話をするのも大変ながら、電話をする。 「口の中と舌が痛くて一度診てもらいたいのですが」

          2021年~ 舌がんをめぐる記録6

          2021年~ 舌がんをめぐる記録5

          追い込まれる10月 あの10月、となると記憶は鮮明。 出来事ひとつひとつ、その時の気持ちや空気は鮮明なものの時系列があやふやなのは、時間の経過とこの頃の余裕のなさ、具合の悪さのせい。 しっかりと眠れていなかった。 10月はじめの某日の日記、 「ドン」とは寝入る瞬間にある、あの「ドン」。 眠りに落ちる時のドンで目が覚めるだけでなく、同時に左側の歯で舌を噛んでしまった。 食事中、舌をガッと噛んでしまった時と同じ。 「ドン」と同時に口内を噛んでしまった、初めての日。 翌日はその

          2021年~ 舌がんをめぐる記録5