いい湯かな 013|新岡温泉
こんばんは、ゆかなです。
ゆかなの「ゆ」は、いい湯の「ゆ」。
銭湯ほかほかタイムの魅力を集めたショートエッセイです。(いい湯かな集は、こちら。)
新岡温泉♨️
岩手に続いて、青森に来ました。
Googleマップで経路が出てこず不安になりましたが、バスの運転手さんにも確認しながら、目の前に停まるバスの情報を入手。
弘前駅前の6番乗り場から出ている、葛原方面のバスに乗りました。
岩木山という1500メートルほどの山々に向かってバスが進んでいくので、だんだんと窓から見える山が存在感を増していく様子を眺めながらの移動です。
甘い香り漂う浴室
脱衣場内に、「黒い粒が浮かんでいることがありますが、湯花です」と手書きの貼り紙を見つけました。ここへ来ることにした理由でもあるのですが、ここのお湯は植物由来の有機物を含んだモール泉と呼ばれる泉質なのです。湯気が立ちこめる浴室に入ると、不思議と甘い香りがしました。
説明だけではピンと来ていなかったものの、お湯に浸かると、とろみがあり、藻のような黒いものが確かに浮遊しています。大地の恵みを肌で感じました。
山の風景
銭湯によくある富士山の壁画は、ここにはありません。ここには必要ないというのが正しいかもしれません。浴室の窓から、半分ほど雪でおおわれた岩木山の頂上がちらりと見えます。気持ちのいい青空に、白い三角が映えるのです。
美しい光の束
天井のいちばん高いところに、切れ込みを入れたような細長い開口があり、光の束が浴室に降りています。
光を目で何度もたどってしまうほどの美しさ。
湯気も相まって、まるで、天使の梯子が降りそそぐ浴室です。
いい湯かな?
♨️♨️♨️♨️湯かなです◎
設備は必要最低限ながらも、近所の方々が羨ましくて仕方ないお風呂でした。
女湯のほうが賑わっていて、憩いの場になっているのだなぁとほっこりしました。
また青森を訪れるときは行きたいと思います。
〈その他のこと〉
・入浴料300円
・浴槽は1つ(体感41〜42℃)
・シャンプー類&タオルは基本持ち込み
・タオルはフロントにて購入可能
・ドライヤーなし
・地図(Google Maps)
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