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熊本南部豪雨と今からできる支援とは?

※7/7更新:ボランティア情報追記!(県内在住者限定)

写真は車窓から見た球磨川の景色です。九州山地に囲まれた水は緑色で、本当に綺麗です。

今回の熊本南部豪雨で被災された方へ、心よりみなさんのご無事を祈っています。また今も現場の最前線で尽力されている方へ、心より感謝申し上げます。

私の地元が、一部被害が出ている熊本県八代市というところなので、現在の被災状況や支援の方法についてまとめました。「熊本にいないけど、何かできることはないかな?」と感じているみなさんの一助になれば!

被害地域

熊本県の南部にある ”球磨川”(日本三大急流の一つ)沿いで、その中でも九州山地の山々に囲まれた地域で被害が出ています。
※具体的に、人吉・球磨地方、芦北地方、および八代市の坂本地区が対象。

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写真は普段の中流の様子。
川に沿って道が続き、そこに集落が広がっています。山々に囲まれているため、氾濫により道が寸断されると、逃げ場がなくなってしまいます。
上流に行くほど、流れが急になり、山々が深くなっていきます。

今の状況(※7/7時点)

道路が寸断されている場所では、消防による倒木の撤去活動や不明者の捜索活動が続いているようです。孤立している集落では、水や電気といったインフラがまだ復旧していなかったり、避難しようにも道が寸断されているため、車が通れない場所もあるとのこと。
また徐々に、片付けを現地の方々が始めているような状況と聞いています。

避難所では支援物資が届き始めましたが、避難所や孤立世帯によっては、不足物資も出てきている状況。この辺りは、タイムリーに細かなニーズが出てくるので、現地でご尽力されている方やプロにお任せしたほうが良いかなと思ってます。また住宅被害が出ている地域での避難所対応は、長期戦になりそうとのこと。

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※写真は、人吉市内の様子

今できること

水が引いた地域では、何よりも現地での片付けや泥のかき出しが必要になってきそうです。(すでに全国からボランティアの申し込みがあるそう)
"ただし"  道が寸断されていること、ボランティアセンターの体制がまだ整っていないこと、そしてコロナのリスクを考えると、遠方からのボランティアはもう少し先になりそうです。
※ものすごく深い山々に集落があるので、その土地を知らない人からすると、道が寸断されているので、まだボランティアは難しいかなと…

また物資の補給などは、安易に送ってしまうと現地での処理が大変になるので、必要ベースで近隣地域での対応になるかなと思ってます。

以上踏まえると、被災地にいない我々にできることは、中長期で必要になってくる"金銭面の支援"になるので、いくつかご紹介したいと思います!


①ふるさと納税

被災地へのふるさと納税の特設サイトです。
納税して、被災地域にも貢献できるということで、これを機にふるさと納税始めてみるのもありかもです!

②BRIDGE KUMAMOTO基金

熊本地震後に立ち上がった『くまもと未来創造基金』と『BRIDGE KUMAMOTO®』という団体さんが、支援金の募集を始めました。
集めた支援金の助成先選定も、現地でネットワークがある方に任せた方が隅々行き届くこともあるので、こちら是非!

③NPO/NGOによる支援

AAR Japan(難民を助ける会)という国際NGOが、姉妹団体のNPO法人ピースプロジェクトを通じて、八代市の避難所にて炊き出しを開始しているようです。難民支援のノウハウを生かした被災地支援には、本当感謝です!

現地ボランティアに興味のある方へ

こちらのサイトにて各種案内や、ボランティアとしての注意事項が書かれているのでご興味ある方は!

【ボランティア募集】※熊本県内在住者限定(7/6現在)
芦北町でボランティアセンターが開設されました。
7/6現在、被災住民の方よりボランティアに依頼できる内容をヒアリング中だそうです(主な内容は、住居の片付けと泥の除去)

さいごに

熊本といえば、なんとなく阿蘇・馬刺し (阿蘇)・熊本城・WANIMA (天草)の印象が強いと思いますが、、、
人吉・球磨地方は、実はめちゃめちゃ温泉が有名だったり、「白岳しろ」といった米焼酎の酒造会社が数多くある素晴らしき場所です。
※米焼酎のほとんどは、人吉・球磨地方で作っているかも。

温泉と米焼酎をこよなく愛す熊本県南の人間としては、できることからやっていければなと。
※ちなみに熊本では、熊本城より北を"城北"、南を"城南"と言ったりします。
みなさんの中で、もしお力添えいただける方や、これを機に熊本の城南地域に興味を持ってくださる方がいれば幸いです!

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