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8年ぶりテレビが家に

大学の四年間、社会人の四年間。一人暮らしの我が家にはテレビがなかった。特に理由はなくて、なんとなく買わなかったからだ。

そして今日、なんとなく買ったテレビが届いた。

すると、時が流れ始めた。曜日感覚が濃くなった。バラエティやCMが物語る、土曜日の夜の感じ。実家のこたつや家族まで、ぼんやり見えてきた。夕飯とお風呂の匂いもしてくる。

なんというか、「ほっこり」も押し寄せてきた。毒やエッジが効きすぎてなくてほっこりする。安心して筋肉を弛緩できる。この安心感というのは偉大だ。誰も死なないし、店舗もゆっくり。大都会を一筋入って、のんびりした住宅街の路地に来た感じ。

八年間、浦島太郎をしておりましたが、このたびお茶の間に戻ってまいりました。

といいつつ、ファイヤースティック経由のNetflixで「ジョン・ウィック」を一気見して、YouTubeでゲーム実況を見ていた。その間は相変わらず閉じた世界だけど。

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