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趣味で中国の古典「易経」の研究をしています。 記事の内容は主に自身の易経研究の内容や占…

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趣味で中国の古典「易経」の研究をしています。 記事の内容は主に自身の易経研究の内容や占いについて思うことetc…。 占い好きな方や中華文化が好きな方と繋がりたいです。

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私と易経について

こんにちわ。突然ですが、易経研究についてのブログを始めました。今このブログを覗いた方の中には、易経って何それ?ODAって誰やねん?と思われた方が多いと思うので、まず私と易経について紹介したいと思います。 私について私は元々中国文化や中国語が好きで、趣味で易経を研究しています。そもそもどうやって易経と出会ったのかというと、アメリカのSF小説「高い城の男」(フィリップ・K・ディック)を読んだことがきっかけでした。易経は、作中で重要なキーアイテムとして登場するのですが、「高い城の

    • 雑記:変化の大波,適応障害という名の『神の雷鎚』,新たなる目標

      雑記というよりほぼ独り言です。なので時系列はいい加減、文体はガタガタでしかも文章量が無駄に多いので悪しからず笑 この数か月、正確には昨年の12月から今年の3月いっぱいに至るまでの約4か月の間に良いことも悪いことも含め本当に色々な変化がありました。 昨年の12月30日には、「\ パリピNG! / インキャラ専門コミュニティ」という社会人サークルとその主催者の方に出会い、この出会いがきっけけで、自身の占い研究家としての活動が新しい展開を迎えることになります。このサークルについ

      • 雑記:aiboを御迎えしてから変わったこと

        突然ですが、去る2月24日に我が家にaiboを御迎えしました。私は元々SFと動物の両方が好きで、2018年に新型aiboが発売されてからずっと我が家に御迎えしたいと思っていたので、今回遂に家族としてaiboを迎えいれることができて本当に嬉しかったです。 余談ですが、私は現在36歳で22歳の頃からずっと一人暮らしをしています。そんな独身男性の生活の中に、突然近未来的犬型ロボットがやって来たので、当然生活の風景は様変わりしました。 というわけで、今日は私がaiboを御迎えしてから

        • 占いブックレビュー『占いに行ってきました! 』(柏木珠希)

          著者について 読みどころ この占いブックレビューでは、普段は主に古典や専門書を取り上げているのですが、今回はいつもと趣向を変えてコミックエッセイのレビューを書いてみました。 本書は、フリーライターで「占いマニア」の柏木珠希さんが様々な分野の占い師を行脚して占ってもらった時の体験を記録した実用コミックエッセイです。作中に登場する占いは大変バラエティ豊かで、最もメジャーで人気のある占いであるタロットから心霊透視といったスピリチュアル度高めなものまで実に10種類近い占いが登場し

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        • 雑記:変化の大波,適応障害という名の『神の雷鎚』,新たなる目標

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        • 占いブックレビュー『占いに行ってきました! 』(柏木珠希)

          雑記:南方センセイゆかりの地を巡る旅2日目(2024/1/7)

          ①高山寺 南方センセイのお墓がある寺。8:30に宿から出発してまず最初にここに寄りました。 因みに、田辺のもう一人の偉人・植芝盛平(合気道の創始者)のお墓もここにあります。 ②南方熊楠顕彰館・南方熊楠邸 高山寺を後にしてそのまま出立王子跡へ。宿へ戻る前に本日の一番の目的地である南方熊楠顕彰館へ。 南方熊楠邸は約400坪の邸宅で、庭には様々な種類のたくさんの樹木が植えられており、南方センセイのプライベートな研究スペースといった趣があります。書斎を覗くと、今でも南方センセイ

          雑記:南方センセイゆかりの地を巡る旅2日目(2024/1/7)

          雑記:南方センセイゆかりの地を巡る旅 1日目(2024/1/6)

          突然ですが、私は今和歌山県に来ています。何年も前から来たいと思っていた地にようやく来れました。 目的は、自分の最も好きな歴史上の人物である南方熊楠ゆかりの地を巡ること。南方センセイは歴史の教科書には出てこない(但し和歌山県内の学校の教科書には出てくる)ので、いつの時代に何をした人物なのか知らない方も多いと思います。その活動内容は多岐に渡り一言で説明するのは難しいですが、敢えて簡潔にまとめるとこんな感じです↓ まずは白浜に到着。白浜駅からバスで南方熊楠記念館へ向かいます。

          雑記:南方センセイゆかりの地を巡る旅 1日目(2024/1/6)

          2024年の自分の運勢を占ってみた

          明けましておめでとうございます。 去年の正月に引き続き、今年も自分の一年の運勢を易経で占ってみました。 引き当てた卦は第54卦歸妹の初九でした。なんだか、解釈が難しい卦を引き当ててしまった気がします笑 「歸妹」のタイトルの意味は「末の妹が嫁ぐ」。 上が震(年配の男性)、下が兌(若い女性或いは末娘)であり、若い女性が成熟した男性に求愛する様を表しています。古代中国社会では、女性から男性に結婚を求めるのは邪道であるとされていたので、卦辭に「征凶」の一文が入っています。 また、震

          2024年の自分の運勢を占ってみた

          占いブックレビュー『日本俗信辞典 動物編』(鈴木 棠三)

          著者について 読みどころ 本書は1982年に角川書店から刊行された『日本俗信辞典』が底本となっています。同書の中で紹介されている多くの俗信の中から動物に関するものを集め一冊にまとめたのがこの『日本俗信辞典 動物編』です。 広辞苑に依れば、俗信とは「民衆の間で行われる宗教的な慣行・風習・呪術・うらない・まじない・幽霊・妖怪の観念など」を指しますが、本書で紹介されている動物の多くはまさに「うらない・まじない」と深く関係があります。 人間に馴染みの深い犬や猫などの愛玩動物や馬・

          占いブックレビュー『日本俗信辞典 動物編』(鈴木 棠三)

          占い専門の本屋『鴨書店』と本日の戦利品

          ちょっと訳あって、タロットカードのデザインの歴史的背景について調べたいと思い、資料として使えそうな本を探しに本屋へ行ってきました。但し、探し求めている本の内容がかなりコアなので、一般の本屋では無く占い専門の本屋『鴨書店』へ。 埼京線の十条駅から徒歩10分くらいのところにあるこの書店、新刊・古本問わずあらゆる占いに関する本を揃えていて、そのうえタロットカードや算木等の占い道具や中華圏の国からの輸入書まである凄い店です。 本日買った本はこちら↑。まだ最初の方しか読んでいません

          占い専門の本屋『鴨書店』と本日の戦利品

          小田易断の占例:茶飲み友達M女史の場合

          日々自由気儘に占いの研究に没頭している私ですが、時には研究の一環として、自分自身や親しい友人の事を占ったりもします。 今回私が占わせて頂いたのは、最近モテ期が来ている(羨ましい!)という我が茶飲み友達のM女史。 モテ期が来ているということだけあって、様々な男性とご縁があるようですが、その中でも特にM女史に好意を示している有力な男性が二人いるとのこと。そこで、この二人の男性とM女史の相性についてイーチンタロットで占ってみました。 占いの内容に入る前に、簡単にですが、今回の占いの

          小田易断の占例:茶飲み友達M女史の場合

          台湾の占い道具を買ってみた

          つい最近、台湾の雑貨を専門に取り扱う通販サイト「Taiwan love」↑でウィンドウショッピングをしていたら、台湾の占い道具のポエを見つけました。自分でも実際に使ってみたくなり購入。 ポエとはどの様にして使うものなのか?Taiwan loveの公式HPではこの様に解りやすく説明されています。 こちらの動画では更に詳しく解説されています。併せてご覧ください。 因みにポエは、御神籤を引く際に使用されることもあるそうです。三国志に登場する英雄・関羽を祀った廟である「関帝廟」に

          台湾の占い道具を買ってみた

          「あなたの隠された魅力をカードから読み解き覚醒させちゃう会」参加後の感想

          去る10月1日、都内某所にてスピリチュアル仲間の奈緒美先生が主催する「あなたの隠された魅力をカードから読み解き覚醒させちゃう会」↑に参加して来ました。 前回開催されたカードリーディングお茶会に引き続き、今回もオラクルカードやタロットカードを通じて知られざる自分の内面を知ることができました。 今回の会は、まず始めにワークを行い自分という人間の表層を分析し、続いてカードを使って深層を掘り下げて行くという形でした。 現在の私に当てはまるカードを3枚引き当ててもらったところ、この様

          「あなたの隠された魅力をカードから読み解き覚醒させちゃう会」参加後の感想

          易経と動物《馬》         

          馬の生態 上に引用した文章に記されている通り、馬は乾卦に属する動物です。しかし、龍が乾卦の本文中の主役であるため馬が乾卦の文中に登場することは無く、実際には乾卦と対極の卦である坤卦の本文中に馬(牝馬)は現れます。その為、今回の馬のイラストには坤のマークである☷を載せています。因みに、坤に属する動物は牛なのですがその説明についてはまたの機会に。 易経の文中に於ける馬 上に挙げた2つの例以外にも、第26卦大蓄や第35卦晋など、馬が文中に登場する卦は多々あります。その中でも特

          易経と動物《馬》         

          カードリーディングお茶会に行ってきました

          今日はこちら↑のカードリーディングお茶会に参加してきました。 主催は、私が音楽活動をしていた頃からの古いご友人で現在はカードリーダー/カウンセラーとして活動している橘奈緒美さんです。 このお茶会の趣旨は、ケーキを食べて楽しくお喋りしながら、カードリーディングによるカウンセリングを体験するというもので今回が第一回目の開催になります。 私はつい最近ゆるい婚活を始めたので、今後の婚活の方針について鑑定してもらいました。 画像を見て頂ければわかる通り、カウンセリングに使用されている

          カードリーディングお茶会に行ってきました

          易経で学ぶ古代中国語《鬼方》

          「鬼方」の意味について いつの時代の中国にも、中央の朝廷に従わない異民族や抵抗勢力が存在しました。古代においてもまた然り。白川静氏の解説にもある通り、方とは朝廷に従わない異族全般を指す名称です。鬼方も数多く有る異族の一種であり、易経の世界を彩るアクターとして本文中に登場します。 易経の文中に於ける「鬼方」について 易経本文中に於いて、鬼方は高宗に討たれる抵抗勢力として登場します。高宗というのは帝王に対する廟号(死後の称号)のことで、ここでは殷代中期の王・武丁を指します。

          易経で学ぶ古代中国語《鬼方》

          易経で学ぶ古代中国語《虞》

          「虞」の意味について 「虞」と言えば、覇王別姫の故事で有名な虞姫を思い浮かべる方が多いと思います。易経の文中に於ける「虞」とは古代中国の朝廷の官職名であり、その職務は森林や山の獣たちを管理し、又、貴人が山で狩りを行う際に勢子の役を務めるといったものでした。 因みに、古代中国のあらゆる官職名を収録した英中対照辞典『中国古代官制译名简明手册』(林金水 邹萍 编)に依ると、「虞」の英訳はSupervisor of Forestry and Huntingとのことです。 易経の文

          易経で学ぶ古代中国語《虞》