「衆参同日選挙」にはメリットとデメリットがある!

  今回の選挙、「参院選に合わせて衆院を解散する衆参同日選挙になるのでは?」という話も聞かれました。結局それはなくなりましたが、報道でも「ダブル選挙になるのかどうか」は頻繁に報道されていましたね。
  では、衆参同日選挙は、誰にどのような影響があるのか、そのメリットとデメリットは何か。それを分かりやすく解説していきたいと思います。

メリットは?「投票率次第でどの候補が有利かが違ってくる!」

  同日選挙によって変わってくることのひとつは「投票率が上がる」ことです。「同時に投票できるのなら投票しておこう」ということなのか、選挙に対する告知のレベルが上がるからなのか、そのあたりは定かではありませんが、投票が増えることは過去のデータからしても間違いありません。
  投票率が低い場合、組織票の影響力が高くなるため、力のある支持団体を持っている候補が有利となります。反対に、投票率が上がると浮動票が増えることから、世間一般の意見がより多く反映されることとなります。

デメリットは?「参院比例代表区の候補者はソンをする!?」

  衆参同日選挙の場合、衆院の小選挙区と比例代表、参院の選挙区と比例代表に加え、最高裁裁判官の国民審査の5つの選挙が同時に行われることになります。そして比例代表区においては「政党名にしか書けない衆院選」と「候補者名を書いてもいい参院選」が同時に行われることになり、有権者には「何が何なのか複雑で分かりにくい…」ということになってしまいます。
  「投票用紙に候補者名を書いてもいい」参院比例代表区においても、「政党しか書いてはいけない」衆院選比例代表区の仕組みに引きずられてしまって政党名を書く人が多くなり、本当なら「自分の名前を書いて欲しい」と思っている私のような比例代表区の候補者からすれば、かなり悔しい思いをすることになるのです。

このように、衆参同日選挙にはメリットとデメリットがあります。

自民党 参議院比例区(全国区)支部長前参議院議員・おだち源幸
財務大臣政務官、参議院財政金融委員長などを歴任するとともに“事業仕分け人”として知られる。第25回参議院議員通常選挙で自民党公認候補として比例代表で立候補。
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●批判を乗り越えてでも与党自民党から出馬する理由(ログミー)
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