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#924 問題を解決する発想か、望ましい状態になる発想か

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は金曜日ですね。
お休み明けで長かったと感じる人もいれば、あっという間だった、目をつぶって開けたら、そこは金曜日だったという方もいると思います。
私はどっちかというと、後者のほうでしたかね。
とにかく早いな。9月がすぐそこにいるぞという感覚でおります。

動こうと思った時の動機の持ち方

今日は金曜日なので、どんな放送にしようかなと思いつつ、また小田木所感放送をお届けさせていただこうと思います。
最近、こんなことを思うんだけど、皆さん、どう思いますか?放送ですね。
ゆるりと聴いていただけるとうれしいです。
どんなことを考えるかというと、動こうと思う時ってあるじゃないですか。動く必要がある時も含めてなんですけど。
自分自身として何か行動を起こしたいという時もそうだし、チームとして動きたいという時もあると思うんですけど、なんか動こうと思った時の動機の持ち方って、二つのタイプがあるなと思うんですよね。
こういう見立てができるんじゃないかと考えてみたという話なので、ググっても出てこないですよ。

問題を解決する発想と、望ましい状態になる発想

どういう二つのタイプの動機の持ち方があるかなと思うと、一つは、問題を解決するという発想で動き出す。
問題を解決するという発想で動くもの
例えば、最近、肩が凝るな。この肩こりを治したいな。
こんなのは典型的ですよね。
肩が凝るという問題が発生して、それを解決する。
肩こりを治すという動機で動くとか、あとは、残業が増えているな。だから残業を減らしたいな。早く仕事を終えたいな。
これも問題を解決する発想ですよね。
あとは、例えば、私はスキルがないな。だからスキルを身につけたいな。
これも、スキルがないという問題をとらえて、それを解決しよう。そういう発想の仕方ですよね。
これが、問題を解決する発想。

何を言っているの、当たり前じゃんと思うかもしれないですけど、じゃあ、こうじゃない動こうの同期の持ち方って何があるかというと、もう一つは、望ましい状態になる発想というのも、対比するとあると思うんですよね。
例えば、肩が凝るな、だから肩こりを治したいな。
これが問題を解決する発想だとすると、望ましい状態になりたい発想というのは、例えば、いいパフォーマンスが発揮できる体づくりをしたいなとか、いい顧客体験を提供する仕事のやり方を実現したいなとか、〇〇ができる人になるための能力開発をしよう。
これが、望ましい状態になる発想みたいな感じでくくれるんじゃないかなと思います。
例えば、同じ肩が凝るなという状態が起点になったとして、だから肩こりを治したいって発想することと、肩こりももちろん解消しつつ、最終的にはいいパフォーマンスが発揮できる体づくりをしていきたいな。
これって言い方が違うだけで、同じことを言っているじゃないですか。
でも、実は全然違うとらえ方をしていると思うんですよね。
肩が凝るから肩こりを治したいというのは、生じているマイナスの状態をいったんない状態、マイナスをゼロにするというとらえ方だと思うんですよね。
いいパフォーマンスを発揮できる体づくりをしたい。これは、マイナスをゼロにするというよりも、プラスの状態をどう実現するかという発想なので、仮に同じことをやるとしても、ストレッチするにしても、鍼灸院に行くとしても、やっていることは同じでも、動機が全然変わると思うんですよ。

くれぐれもですけれども、どっちが良い悪いという話じゃなくて、どっちも大事だと思うし、使い分けができる、もしくは、問題解決発想しかない場合に望ましい状態になる発想ができるとか、今回はどっちの発想でとらえたほうがいいだろう?みたいな感じで、使い分ける両方のカードが切れるということがすごく大事だと思うんですよね。

じゃあ、何を起点に使い分けるかというと、やることが同じでも動機が変わるよねということは、自分自身の何でそれをやるのかという動機が変わると、持続性だとか、そのプロセスで発揮される集中にも関わってくると思いますし、特にこの違いがめちゃくちゃ大きく出るときって、自分だけじゃなくて関わる人がいる場合に、どっちをとるかだとか、やる理由をどう説明するかって、結構影響が大きいと思うんですよね。
なぜそれをやるのかというと、マイナスをいったんゼロにするためにやっているのか、それとも、その先のプラスの状態を作り上げるためにやっているのか、自分が関わる側だったら、ずいぶんテンションや集中度が変わってくるな、そんなふうに思いませんか。

問題は見えているから分かりやすい

問題を解決する発想と望ましい状態になる発想を比べると、実は、一つ、気付くことがあって、圧倒的に問題を解決する発想のほうが簡単なんですよね。
なんでかというと、問題ってすでに見えているじゃないですか。
起こっている事象があるから、これを解決する必要がある。
こんなふうに発想ができるわけで、問題はすでに見えている。
なので、分かりやすいし、見えている問題を解消するという意味で、問題を解決する発想というのは、そういう意味で簡単というか、パッと思いつくのは圧倒的にこっちなんですよね。

望ましい状態は見えないから難しい

一方で、望ましい状態というのは、見えないじゃないですか。
今、目の前にはないし、まだ起こっていない。
なので、望ましい状態になる発想をしようと思うと、望ましい状態が何かというのを考えて、見える化したり、言語化したりしていかなきゃいけない。
そういう意味でめんどくさいんですよね。こっち側の発想は。
今、具体的にないものを描いていくというと、やっぱり難しいなと感じることもあると思うんです。

適したほうを選んで、いい進み方をしていきたい

だから私たちは、特に深く考えずに選ぶとしたら、たぶん問題を解決する発想のほうが圧倒的に多いんじゃないかなと思います。
私も多いです。
だってすでに生じている問題であれば、他に関わる人もみんなが同じ問題が見られるので、これを解決するぞというのは、他の人にとってもめちゃくちゃ分かりやすいんですよね。
なので使い勝手が良いんですけれども、ここで使い分ける必要があるという意味で注意が必要なのは、問題を解決する発想って、ストレートに言うと、「で、どうなるの?」ここが一人一人違っちゃうというケースがあるんですよね。
例えば、さっきの話で、最近、残業が増えているな。残業を減らしたいな。仕事を早く終わらせたいなという問題解決発想があるとするじゃないですか。
もちろん、そういうアプローチってめっちゃ大事だし、必要なシーンはたくさんあるんですけど、その問題を解決するだけだと、どう解決するかが結構ばらけるんですよね。
人によっては、例えば、とにかく仕事を減らしましょうという選択をするケースもあるし、仕事を早く終わらすための能力開発しましょうという選択もあるし、チームで連携してできるような仕組みを作りましょうとか、もしくは、自分たちのチームに関わる部門と協力し合って、チームを横断した仕事の動かし方の標準を固めましょうとか、いろいろの選択肢があるんですけれども、残業が増えているので減らしたいだけだと、どれを取っていいかが分からないじゃないですか。
ここにもし問題を解決する発想を起点にしたとしても、「で、どういう状態になりたいの」「何が満たされたらいいの?」ということが明らかになっていると、どの手段をとるのがゴールに一番近づくかというのが、選択可能になりますよね。
言い換えると、問題を解決する発想だったとしても、何を実現したいのかがないと、ゴールそのものが変わっちゃう
こういうことも、対比すると、なるほど、見えてくるなと思うと思うんですけど、いかがでしょうか。

そんなことを考えているよという所からの、それで何?というところなんですけど、何か動こうとするときに、つい意識しないと、問題を解決する発想、起こっているネガティブな事象を解決する、こういうふうに流れがちだし、そっちの選択のほうが適している場合もあるんですけれども、実は、何か動こうと思ったときの自分や仲間の動かし方には、望ましい状態になる発想という選択肢もあって、どっちもあるねという前提のもと、適したほうを選べると良いよね。
これが、まず一つですよね。

もう一つは、望ましい状態になる発想で展開しようと思った場合は、今、見えていない望ましい状態を見えるようにするとか、言語化することが必要になるけれども、これを難しく感じないよう、そっちの選択を取りたいんだけれども、取れないということにならないように、普段から「で、どうなりたいんだったっけ?」何をするにしても、ここに目を向けることが習慣になっていると、結果として問題を解決する発想を取ったとしても、自分にとっていい進み方ができるんじゃないかな。
そんな話でした。

今日は、私の「最近、感じるつぶやき」を聴いていただきありがとうございます。
何にせよ、自分で選ぶチョイスフルな人生を送っていきたいですよね。

オンラインスクール「スクラ」、満員御礼のお知らせ

今日は、一言だけお知らせを追加させてください。
今週は、9月開校のオンラインスクールスクラについてご案内をさせていただき、残席も含めてお伝えさせていただきました。
リアクションをくださった方、そして応援くださる方、どうもありがとうございます。
そんなオンラインスクールスクラですけれども、今回の9月開校期については定員を上回る申し込みをいただきまして、満員御礼となりました。
気合い・根性・長時間労働の仕事のやり方を変えて、チームワーキングで仕事がもっとおもしろくなるし、キャリアがもっと持続可能になる、そんな思いを込めて運営している事業ですので、これが多くの方に支持されてめちゃくちゃうれしいなと思っています。
今月は、実はあと一回、オープン説明会がありますが、こちらにすでにお申込みくださっている方には、きちんと情報をお届けし、定員を超えてはおりますが、選びたいと言っていただいた際には、ちゃんとお席をご用意しますので、そこはご安心ください。
次の開校期は2月になりますので、私たちは引き続き2月に向けてのご案内も継続させていただきます。

ということで、オンラインスクールスクラ、満員御礼のお知らせでした。
皆さん、本当にありがとうございます。
そして、Voicyを介して今回参加を決めてくださった方、聴いていらっしゃいますか。
一緒に学べることを楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願いします。
満員御礼のお礼をさせていただきました。どうもありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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