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#1054 仕事を抱え込まないために”まず変えられること”

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は、Voicyさんが全体で展開されているハッシュタグにもとづく放送をお届けしたいと思います。
テーマは、『 #抱え込まないスキル 』です。

子どもの頃は良さが分からなかったもの何ですか?

本題に入る前に余談なんですけど、子どもの頃に、大人はみんな、いいって言うけど、その良さが全然分からないものが、いろいろあったじゃないですか。
私の場合は、食べ物でいうと代表的なのは、ビールとワサビと鍋料理ですね。
子どもの頃は、鍋料理なんかは、なんで野菜を煮ただけでちょっとぼんやりした感じの味になっちゃうものをみんなはおいしいおいしいと言って食べるのかよく分からないな。そんなふうに思っていたんですよね。
もちろんビールもわさびも鍋料理も、今はめっちゃ好きなんですけど、子どもの頃は分からなかったな。
スポーツ観戦になると、マラソンと大相撲。これもまた全然分からなかったんですね。
特にマラソンに至っては、なんで人が走ってるだけの映像を見ておもしろいんだろう?そんなふうに思っていましたけれども、これも大人になって、駅伝に始まり、マラソンそのものもめちゃくちゃ熱いなと思って、本当におもしろいなと思って観戦できるようになりました。
ちなみに、走るのは一切しませんけれども。
私にとって、大相撲はまだちょっと分からない領域だったんですけど、ここ半年ぐらいで一度、じいじと夫と、そしてわが家の割りと相撲が好きな長女ちゃんの、まさに祖父子孫の三世代で大相撲を観戦にいくということがありまして、夫はどっちかというと、じいじと長女のお供みたいな感じでついてたんですけど、やっぱり生で見る迫力から大相撲にはまったらしく、今場所も熱心に見ていました。
なので、どこでそのおいしさとかおもしろさが理解できるかってまだまだ分からないな。まだ知らないおいしさ、そしておもしろさってまだまだ広がっていくんだな。そんなことを感じた今日この頃でした。
皆さんは、昔は全然よさが分からなかったけれども、今、はまっているものはありますか?
ありましたら、よかったらコメントなんかでつぶやいてみてください。

90分腹落ちセミナーのお知らせ

本題に入る前にまたお知らせです。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

#抱え込まないスキル

今日は、『 #抱え込まないスキル 』について放送をお届けしたいと思います。
私はこれを発信しないわけにはいかないなと思ってピックアップをさせていただいたんですけれども、もうすぐ発売から2024年の4月で2年がたとうとしているんですけれども、書籍『仕事は自分ひとりでやらない~仕事を抱え込まず、周りに助けを求める技術「ヘルプシーキング」の教科書』こちらを書かせていただいた私としては、繰り返しになるかもしれないけど、このチャンネルでは何回も発信したテーマだけれども、やっぱり大事なことだし、仕事を継続していくという上でめちゃくちゃ役に立つから、取り上げないわけにはいかないなと思って、セレクトをさせていただきました。

そんなことを言いつつも、私自身も30代中盤までは、仕事は一人でやりきってなんぼでしょう、そうしないと成長できないし、もっと言うと、組織だって崩壊しちゃうんじゃないの?そんなふうに思っていました。
だから「できない」とか「しんどい」とか、とてもじゃないけど言えないなって思っていましたし、そういった中で「成長できないからね」と、自分で自分を追い込むことも普通だったし、一方でこの頑張り方をあと10年続けろと言われたら難しいな、そんなことも思いながら、でも考えないようにしていたテーマでもあったなと思います。

そんな一人でやりきってなんぼな私も、本当に手のひらを返すように、仕事のやり方やチームの関わり方を変えることができまして、今は連携することで一人であげる以上の成果を出す。マイナスゼロ発想だけじゃなくて、そうしたほうがプラスにさえもなるというところに、仕事の本質があるなと思いまして、連携して一人であげる以上の成果をあげるそのために抱え込まない。そういった仕事のやり方にシフトができた結果、仕事がそれ以前よりももっともっとおもしろいもんだなと思うようになりましたし、ライフイベントやいろんな事情がたとえあったとしても、10年でも20年でも、仕事を続けていける、頑張っていきたいって思えるようになりましたし、以前より成果も出る、そしてチームや仲間への愛着も増す、いいことだらけだな、そんなふうに実感しています。

仕事の見立てをどうとらえているか

だからさっきの『仕事は自分ひとりでやらない』という書籍にもなっているんですけど、詳しくはこちらに考え方と具体的な実践ややり方の体系が書いてあるので、詳しくという方は本もぜひ手に取っていただければと思うんですけど、今日は、テクニックに入る前に、実は一人でやりきってなんぼという仕事のやり方と、連携して一人であげる以上の成果を出すという仕事のやり方は、単純なテクニックの違いだけじゃなくて、その人、例えば私たちが見ている、仕事の世界観がそもそも前提が大きく違うんだなということを実感していまして、それを共有できればなと思います。
仕事の世界観なんていうと、ちょっと言葉が大きいかもしれないんですけど、私たちが仕事をどう見るか?チームというものをどうとらえるか?その辺ですよね。
仕事の見立て、チームの見立て。そんなふうなイメージを持って、この世界観というキーワードを聴いていただければと思います。

仕事を抱え込んでいた時の世界観を言語化

じゃあ、見立てがどう違うのかというところなんですけど、想像しながら聴いていただければと思うんですけど、例えば、一人でやりきってなんぼと言いながら抱え込んでいた時の仕事の見立ては、仕事というのは分配された仕事を完了させることだと思っていました。
私の仕事は何かというと、私に分配された仕事をやりきることです。
これが抱え込んでいた時の私の仕事の見立てだったなって、今、振り返ると思います。
当時はそれが当たり前過ぎて、どういう見立てをしてたか気づきようがなかったんですけれども、今、客観的に振り返ると、そういうことだったな。

その見立てだとどうなるかというと、私の仕事は私に分配された仕事をやりきることだという考え方を持っていますので、この世界観の中では、まず自分が分配された仕事ができないというのは、自分自身のその世界の中での存在意義に関わるんですよね。
なので、その中で万が一できなくて、仕事を代わってもらうみたいなことがあろうもんなら、自分は仕事ができず、かつ相手に負担や迷惑をかけ、「あー、もう最悪」みたいな感じになっちゃうんですよね。
さらに、この世界観の中では、私の仕事は私が分配された仕事をやりきることであるということは、自分の仕事をとにかくやり切れば良いという発想になりがちなので、そもそもチームの成果なんていう発想はないですし、仲間の状況とかに一切目が向かないんですね。
とにかくいかに目の前のタスクをやりきるか?こういう世界観の中で仕事をしていたなと思います。
なので、こういう世界観の中だと、当然ながら連携という発想がそもそも持てないし、協力して仕事をするというのが、いかに高いハードルかというのが、本当によく分かりますよね。

じゃあ、連携できるときはどういう仕事の見立てなのかというと、先に言ったやつと比べながら聴いてくださいよ。
先に言ったやつは、私の仕事は分配された仕事の完了である。
一方で、連携できる時の仕事の見立てというのは、私の仕事はチームで成果を上げることである。
これは全然違いませんか。
このぐらい、そもそもの仕事の見立てが大きく違うなって思います。
大事なことはチームの成果であり、その中での私の仕事はチームの成果の最大化に貢献すること。こういう認識になるんですよね。
この世界観の中では何を考えるかというと、抱え込むということはチームのためにならないな、こういう発想になりますよね。
さらに上手に連携しようと思うと、仲間がどういう状況かな?とか、そもそもチームの成果は何かな?ここに目を向けないと、この世界観の中では上手に仕事ができないんですよ。
このぐらい違うんですよね。

何が言いたいかというと、つい抱え込んじゃうとか、そうは言っても、助けを求めたり、連携するのがハードルが高いって感じる人は、自分はそれができないと責めるんじゃなくて、自分の助けを求めるとか連携するということに対してにハードルを上げている。前提の世界観をどうとらえているのか?ここに目を向けると、「なるほど、確かにこの世界観の中では、連携するとか、助けを求めるということは、めちゃくちゃハードルが高いわ」そんなふうにとらえられるし、私ができるかできないかではなくて、そもそも仕事のとらえ方を変えることから始めればいいじゃん。そんなふうに発想できるんじゃないかなと思います。

まずは自分から小さいトライを増やしていく

こんなふうに考えると、一方でつい「でも上司がそういう考えじゃないから」とか「周りはそうはとらえてないから」と思うかもしれないんですけど、大事なのは、まずは自分がとらえ方を変えること
そして本当に小さな小さなトライでいいので、小さくそのとらえ方にもとづいていろんな実験をしてみること。
困りごとがあったときに共有してみる。そうしたら、自分では得られなかった着眼点が得られて、困りごとが前進したとか、もしくはちょっと自分には難しいなと思った時に、思い切って仲間の力を借りてみた。そうしたら、相手も頼られてうれしそうだったとか、今まで何かあると「すみません、すみません」と言ってたところを、「ありがとう」に変えてみた。そうしたら、自分の罪悪感も小さくなったし、相手も「本当にありがとうございます、助かりました」と言われてうれしそうだった。
こういう小さな成功体験を自分に増やしていく
その成功体験を一緒に味わう仲間をちょっとずつ増やしていく
これがハードルを上げすぎずに、抱え込まないスキルを磨いていく一歩になるんじゃないかなと思っています。

途中でマイクの調子が悪くて、チャプターを切り替えることになってしまいましたが、今日は『#抱え込まないスキル』をテーマに放送させていただいて、まず仕事の見立てをどうとらえているかつかんで、そして望ましいほうに、選びたいほうに変えていこうよという話と、まずは自分から小さいトライを増やしていこうよ、そんなふうな話をさせていただきました。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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