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#1017 あなたは楽観派?慎重派?どっちにもおススメの思考法

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

あなたは楽観タイプ?慎重タイプ?

今日は、私が自分自身のタイプを理解しながら、いつもひそかにマイテーマにしていることを共有させていただこうかなと思います。
何かを決めたり、判断したり、もっと言うと、自分自身を振り返ったりするときにも、とても使っていますし、私的には超使えるなと思っていますので、12月でちょっとした振り返りシーズンでもありますので、共有させていただこうかなと思います。

皆さんは、自分のことをどちらかというと楽観タイプと見ているか、それともどちらかというと慎重タイプと見ているか、どちらでしょうか?
私は、どちらかというと完全に楽観タイプですね。
おそらく同じような方もいれば、「いえいえ、私は慎重タイプだけどね」という方もいると思います。
今からの話は、どっちのタイプにもおすすめですので、そんなふうに聴いていただければと思います。

BeingとDoingを分けて考える

まず皆さん、BeingとDoing、この二つのキーワードを頭に思い浮かべていただきたいんですけれども、Beingというのは、あり方のほうですね。スタンスみたいな。Doingは、行動じゃないですか。具体的に何を行動としてするのか?
この二つの対比を使って考えますが、まずBeingはポジティブ、そしてDoingは批判的に考える、これを対比させてちゃんと分けて考えるということが、私が常に自分の中に持っていることで、今日の共有したいことです。
Being=あり方はポジティブ、Doing=行動は批判的に考える
これだけ聞くと、「ふーん」という感じに聞こえるかもしれないですけど、以前の私はどう考えていたかというと、まずBeingとdoingをごちゃまぜにしていた。
ポジティブとは、肯定的で前向きであるということじゃないですか。そのようにありたいと思うまま、Doingが、気づかず楽観的になっていた。こういう状態にあったんですよね。
それで数々の失敗をしてきたなと思います。
今は意図して、肯定的で前向きであるということと、楽観的に考えるということを使い分けましたけれども、楽観的に考えるというのは、「たぶん大丈夫じゃない?」「きっとうまくいくんじゃない?」そんな感じで根拠のない期待や自信を持って考えることが、楽観的に考える
これは、くれぐれもそれがだめなわけじゃないんですよね。そういう考えに救われることもあるし、もっと言うと、そんなに大事じゃないことは、楽観的ぐらいでいい。そこに大幅にリソースを使わないということだって、これも大事ですよね。
例えば、アイスクリームをバニラ味とチョコ味のどっちにしよう?これは楽観的に根拠もなくチョイスしちゃって全然大丈夫な世界ですよね。
ただ、仕事を進める上だったり、もしくはキャリアの選択だったり、相手とちゃんと関係性を作っていこうと思うと、楽観的に考える、しかもひどいのは自分的にはそれがポジティブであるということだと勘違いして、楽観的に考えちゃうということが、結構足を引っ張ることが、振り返ると私はたくさんあったなと思います。
ストレートに言うと、「たぶん大丈夫だろう」と考えて、備えないですね。
例えば、何かを相手に伝える時に、「こう言って、こう言ったら、きっと理解してくれる」これは「たぶん大丈夫だろう」思考ですよね。
肯定的で前向きな考え方Beingを、そのままDoingにも展開しちゃって備えない。
これが過去に私がはまっていた勘違いしたポジティブ状態だったなと思います。

じゃあ、Beingはポジティブにおきながら、Doingは批判的に考えるとはどういうことかというと、Being=ポジティブである、分かり合える状態を目指す。その上で、Doing=批判的に考えるというのは、そのために相手が懸念することは何だろう?とか、状況を渋めに見積もって、それを前提にしながら準備する
これがたぶん批判的に考えるということだなと思います。

批判的に考えるというのは、客観的に見て、自分に都合よく考えない

そして、ここでキーワードになるのは、批判的に考えるとはどういうこと?ですけれども、くれぐれも否定的とは違うし、やみくもな批判とも違うなと思います。
いわゆるクリティカルシンキングみたいな感じで語られる分野かなとも思うんですけど、とにかく客観的に見て、自分に都合よく考えないということなんですよね。
勘違いしたポジティブは(これは過去の私に言っていますよ)「自分、ポジティブなんで」もしくは「ポジティブにありたい」ということに盲信してしまって、自分に都合よく考えちゃうんですね。
「たぶん大丈夫だろう」みたいなところなんか、その典型ですよね。
批判的に考えるというのは、客観的に見て、自分に都合よく考えない。

そこから言えることは何かというと、批判的に考える、何を批判的に見るかというと、相手のことを批判的に見るんじゃなくて、自分の思考に対して批判的になる
「もっと別の見方があるんじゃないか?」「それは本当に事実だろうか?」「今、私は客観的に全体が見えているのか?」「起こることを予測して、堅実な見積りがたてられているだろうか?」「相手の視点だとか、多角的な状況を踏まえて、考えることができているだろうか?」こんな感じですよね。
批判的に考えるというのは、相手を批判的に見るんじゃなくて、自分の思考に対して批判的に考える。
こういうことなんですよね。
これをいわゆる健全な批判的精神みたいな感じで言ったりするのかなと思います。

ちなみに、批判的に考えるというのは、慎重派の人は誰でもできるかというと、そういうことではなくて、慎重に考えているはずが、客観的ではなくて、自分に都合よくというか、思い込みでいろんなことを判断しているとしたら、それは批判的には考えられていないということと重なるんですよね。

あり方はポジティブに、行動は批判的に考える

なので、どっちのタイプにもおすすめですよというのは、Being=あり方としてはポジティブに、そして、Doing=行動は批判的に考える。
これが、楽観タイプであっても、慎重タイプであっても、自分の個性をよく理解した上で、個性に引っ張られすぎない状況の判断をしたり、意思決定をする上で、私はこの物差しにだいぶ助けられていますので、今日は共有してみようかなと思いました。

ちなみに、間違ったポジティブを発揮しまくって、いろんな失敗をしてきた私ですけれども、ほっといたら楽観的に考えて思考までしちゃうという傾向とうまく付き合えるようになりましたし、本当の意味でのBeing=ポジティブの良さを生かしながら、行動は批判的に考えて、きちんと客観的に物事を見ていく。こういったことが着々と浸透しつつあるのかなと思います。

これは、仕事の面でもめちゃくちゃ効果がありますよね。
批判的に考える。自分に都合よく考えない。これが習慣になることで、圧倒的に企画や提案の質があがっていきますし、仕事において誰かと協働するにおいても、手戻りは減っていきますし、なによりも人と人とのコミュニケーションは、より円滑になっていく。
だから自分の向かいたい方向に自分なりに工夫して進めているという手ごたが、すごく大きくなったなと思います。
あと十年早く知っていればという感じですけど、楽観的な思考をポジティブだと勘違いしていた過去の私へ、そして客観性のない批判に振り回されたり、そういう考え方をしちゃっていた自分に届くといいなと思いながら、こんな放送に仕立てさせていただきました。

ガチャっと切り替えるのは難しいと、もしかしたら感じるかもしれないんですけど、BeingとDoingを分けて考える。そしてポジティブはBeingのほうへ、そしてDoingは批判的に考えるほうへ。これが頭の中にあるだけで全然違いますので、「私は今、ポジティブにあるだろうか?」一方で、「ちゃんと批判的に考えることができているだろうか?」こうやって一言を自分に語りかけるだけで、劇的に景色が変わっていくなという実感を持っていますので、ぜひだまされたと思って、頭の片隅にこの二つを置いてみていただけたらなと思います。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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