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#338 学びを自分ごと化して考える方法〜すっすーさんの質問より〜

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、仕事も子育ても諦めてほしくない両立期の女性がもっと活躍できる社会を目指すオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立のちょっと役立つヒントを配信します。

今週もスタートしまして、またタイトルコールを変えさせていただきました。
今週のタイトルコールを考えてくれたのは、チエさんです。
チエさん、ありがとうございます。使わせていただきます。

そして今日は、先週9月16日の放送にいただいた質問を取り上げさせていただきたいと思います。
9月16日放送は、リナちゃんの質問コーナーで「学んだことが身につくまでの"道のりが険しい"です」こんな質問からの放送でした。
#329 学んだことが身につくまでの"道のりが険しい"というお悩み)
これは本当にあるなと思いながら、放送を作らせていただいたのですけれども、学んだ段階で「OK、OK、言ってること分かった。なるほど、そうだよね」って思うじゃないですか。これをじゃあ、「どうやってやりますか?自分のケースでどうやって生かしていきますか?」という段階になった時に、「え、どうやってやろう?」こんな感じになっちゃう。

放送では、学んだことが身に付くまでの道のりの険しさをどうやったら短くできたり、もしくは、ちゃんと実践に向けて進めていけるかということで、学ぶというプロセスと、実践段階に分けて考えたときに、インプット段階(学んでいる段階)で自分への引き寄せ度どのぐらい身近なことに置き換えられるか?、もしくは目の前の問題に置き換えて考えられるか?こっちに着目して工夫することで、道のりが少し楽になるんじゃないか、もしくは実践しやすくなるんじゃないか、こんな話をさせていただいたのが先週の放送です。

この放送にいただいたのが、今回のすっすーさんの質問で、リナちゃんの質問放送からの今日はすっすーさんの質問放送、こんな構成になっています。
ありがとうございます。すっすーさん。
いただいた質問はこちらです。
【学んだことを自分に引き寄せる方法について、もう少し詳しく説明してもらえませんか。
自分も含めて、これが想像できなくて、悩みを抱えている人が多いと思ってます。】
こんなご質問です。
自分に引き寄せる、具体的に考えてみるということが大事だというのは分かったけれども、それをもうちょっと詳しく解説してほしいといただきましたので、今日はこれを取り上げたいと思います。

学びを自分ごと化して考える方法

自分に引き寄せて考えよう。
これも同じですね。「言ってることは分かるよ、分かるけどさ。」
これを今日は掘ってみたいと思うのですけれども、自分への引き寄せ、言い換えると、とにかく具体的に考える
これがたぶん自分に引き寄せて考えるということなのかなと思っています。
日々学んだり、いろんなインプットをするじゃないですか。
例えば、「コラボレーションが大事だよね」、「ヘルプを出し合うということは大事だよね」、「相手を尊重しなければ」、「多様性を受け入れる必要がある」、「会議は景色合わせだ」特にこのVoicy放送を聴く方は、そういったインプットを日々しながら、学んだり工夫したりされてるのかなと思います。
私もそうですけれども、こういった学びって言ってることは分かるんですよね。「そうそう、本当にその通りだと思うよ。」言ってることは分かるし、同意、これをどうやって自分へ引き寄せていくか、ここについて考えてみたいなと思います。

具体的な現状に引き寄せて考える

とにかく具体的に考えるのであれば、具体的に考えるってどのぐらい?
これをリアルにイメージしながら考えてみましょうかね。
例えば、「コラボレーションが大事」こういったメッセージだとか、学びがあったとするじゃないですか。
皆さん、どうやって自分に引き寄せますか?
仕事においてコラボレーションが大事だよね。これからは、一人一人の中に答えがある時代ではない。そして正解もない。変化も早いので、一人一人が知っていることにも限界がある。
こういった時にどうやってスピーディーに、より質の高い仕事を進めていくか、そして問題解決を図っていくか、このために必要なのはコラボレーションです。
「分かる分かる、で?」っていうところですよね。

まさにこのコラボレーションのテーマって、先週私たちが運営するオンラインスクール育休スクラのディスカッションテーマとして出てきたのですけれども、この時どうしたかというと、クラスのメンバー一人にケースを挙げていただいて、そこから考えるということをしました。
メンバーの一人(便宜上Aちゃん)、Aちゃんのケース、Aちゃんの仕事における必要なコラボレーションって何か?ここを題材にして考えを深めていくということをしたんですね。
Aちゃんはどんなケースだったかというと、Aちゃんの仕事は組織の中の企画部門です。実行部門がいろんな施策をやっていくための企画を立てるというのが、Aちゃんのチームの仕事なんですね。
なので、Aちゃんのケースにおける成果につながるコラボレーション、もしくは仕事の質を上げるコラボレーションって、どういったものなのか具体的に考えていきます。
Aちゃんの組織がやっていることは、政府と連携した人道支援、そこにおいて企画を立てるという上で大事なのは、とにかく過去のケースだとか、過去の問題解決事例をチーム全般でいかにナレッジとして持っておけるか、これが大事なことその一。
大事なことその二は、外部とつながって、企画に対しての幅というか、知見の深さを担保できるか。外部というのは、研究機関だったり、大学だったり、いろんな分野の専門家という感じですかね。
そういった連携を阻むものって何かというと、とにかくやっぱりチームが忙しい、一人一人いろんな案件を抱えている中で、期日に向かって企画を立てていかなければいけない。そうすると、幅広く情報を集める、いろんな専門家とつながるということが大事だったとしても、なかなかそこに時間をかけきれないという課題もある。
こういった状況の中で、コラボレーションを促進していくためには、どんな課題をクリアしたり、どんな働きかけをチームでしたり、もしくはどんな考え方をチームのメンバーとみんなで共有することで、成果につながるコラボレーションが自分の中に生まれていったり、増えていったり、精度が上がっていくのか、これを考えた、こんなアプローチをしました。
イメージできましたかね?
「コラボレーションが大事だ」この段階ではみんな「そうそう、そうだよね」って言っているところだけれども、頭の中に思い浮かぶコラボレーション、もっと言うと、コラボレーションという単語から想起するものって、たぶん一人一人違うと思うんですよね。
自分の中でも結構ふわふわしている。
これを具体的に考えるというのは、地に足をつけて考える。それがたぶん自分への引き寄せなのかなと思います。

Aちゃんのケースは、あくまでAちゃんのケースですけれども、こうやって具体に引き寄せて考えると、いろんな着眼点が頭の中で進んでいくイメージを持てませんか。
まず、自分たちのチームにとって必要なコラボレーションって、どんなコラボレーションか、成果につながるコラボレーションって、どんなコラボレーションか、具体的に定義したり、イメージすることで、どこに課題があったり、何に注力しなきゃいけないのか、ありありと浮かびますよね。
そうすると、じゃあ具体的に何をやっていくことで、学んだことが身についたり、実践に活かされていくのか、リアルにイメージできるんじゃないかなと思います。

まとめると、学んだことを身に付けていく、そのために自分に引き寄せて考える、これって言い換えると、とにかく具体的に考えることで、汎用性が高くて、一方で、ふわふわしている抽象的なキーワードだとか、意味がすごく広い学びの対象というものを、具体化しながら、地に足をつけていくという作業だよね。
具体的に考えるって、例えば、自分のケースのコラボレーションを定義するだとか、そこからそれを阻むものだとか、もっと促進するために必要なことを考えていく。
これが自分ごと化するっていうことなのかなと思います。

ちなみに、Aちゃんとのクラスでのセッションを見てても思ったのですけれども、結局答えは、すでに一人一人自分の中にあるんですよね。
聞けば必ず明快に答えることができる。
ということは、自分の中にある答えを引き出すための問いかけを自分に対してするとか、抽象度の高い言葉で諦めずに、そこから先に考えを進めていくということで、ちゃんと誰もが学んだことを活かしていけるんだな。
そんな可能性を感じた会でもありました。

すっすーさんありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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