見出し画像

#1147 ”改善”という底なし沼からの抜け出し方

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も一週間がスタートしました。
皆さん、どんな週末をお過ごしでしたでしょうか。

週末に「ブルーロック」にハマりました(報告)

私は、日曜日の天気がいまいちだったので、夫と次女ちゃんと三人で何の気なしに『ブルーロック』というアニメを5,6話まで一気見しました。
全然ノーマークだったんですけど、おもしろいですよね。
知っている方は、いまさらですか?と思うかもしれないし、知らない方もいるかもしれないですけど、ひと言でいうとサッカーマンガ。
私はサッカーに全然詳しくないですけど、いろんなポジションがある中で最後にゴールを狙うストライカーにスポットを当てて、300人の候補生の中からエースストライカーを一人育てるという、そのプロジェクトの名前が「ブルーロックプロジェクト」という、そんな話なんですけど、めちゃくちゃおもしろい。
よくあるスポーツマンガとは全然違うんですよね。
チームワークじゃなくて、「エゴを徹底的に出せ」だし、敗者への優しさとか平等さとか一切なし。
なんて言うんでしょう、ギラギラのヒエラルキーの中で勝ち上がっていくという話なんですけど、よくあるスポーツマンガっぽくなくて、めっちゃおもしろい。
そんな感じで、週末を大いに楽しませていただきました。
ただ、Primeでいうところの5,6話までしか見ていないんですけど、ブルーロックファンの方がいたらぜひコメントをいただきたいなと思っています。

スクラよりお知らせ

本題に入る前にお知らせをさせてください。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

#改善点の見つけ方

今日は、Voicyさんが全体で企画されるハッシュタグテーマにもとづいて、放送をお届けしたいと思います。
今日のハッシュタグは、『 #改善点の見つけ方 』こんなお題がきました。
今日も小田木所感ですけれども、「改善点の見つけ方」というお題に対して、私の思うところを小田木所感としてお届けしようと思います。

改善点は「見えなくなる」か「ありすぎ」で困る

まず、改善点についてのお悩みはどんなものがあるかなと思うんですけど、私は大きく二つの種類があると思っていまして、一つは、改善点が見えなくなる問題と、もう一つは、改善点がありすぎる問題、ありすぎて困るという課題の二つの側面があると思うんですよね。
「改善点」というキーワードを聴いた時に、皆さんはどっちのほうの問題をより多く感じますか?

改善点が見えなくなる問題

改善点が見えなくなる問題というのは、結構慣れた業務の中で起こりがちですよね。
業務がルーティンになってくると、「こういうもんでしょ」と思っちゃうんですよね。こういうもんだと思いながら仕事をしていくと、その中で違和感を持てなくなっていってしまう、もしくは違和感は感じているけれども流してしまうようになってしまう。
これは、ちょっと気を抜くと、すぐに出てくる問題だなと思います。
先週、私もこのスパイラルにはまっていたなと思うことがありました。
忙しい、いろいろある、どんどん流していかないといけない、そうすると、今、目の前にあることが「こういうもんでしょ」と思っちゃうんですよね。
違和感を持てなくなっちゃったり、もしくは違和感を感じたはずなのに流しちゃう。
こういう状況の中で、本来は手を打つべき改善点に手が打てないということが、本当にあるなと思います。

改善点がありすぎる問題

もう一つは、ありすぎる問題ですよね。改善点がありすぎる。
これはどういうことかというと、いろいろ改善しなきゃいけないところが山積み、ありすぎて、何から手をつけていいのか分からないとか、「あれも変えなきゃ、こっちも変えたほうがいいよな」と、大なり小なりの改善点がありすぎちゃって、優先順が見えなくなったり、ともすれば改善点だらけの状況が、もはや普通、平常時になってしまうということはもあると思います。
ありすぎる、見えすぎるがゆえに、どこから手をつけていいのか分からない
これも結果的に、打つべき改善点に手が打てなくなる、ここについては同じなのかなと思います。

皆さんがより問題意識を感じているのは、どっち問題ですか?
見えなくなる問題ですか?それともありすぎる問題ですか?
どっちにせよ、改善点は私は底なし沼だと思うんですよね。
見つけようと思えばいくらでも出てくる。
「もっと変えたほうがいいんだけれども」「変えるべきなんだろうな」こういった「もっともっと」の底なし沼的な改善点に溺れて、結果的に身動きがとれなくなり、改善が前進しないということは、本当にあるなと思います。

重要なのは、圧倒的なゴール認識

どうやったら改善点という底なし沼から抜けられるのかですけれども、私も自分たちなりにいろいろ試行錯誤をしたり、もしくは起こったことを振り返った結果、ここだなと思うところに至りまして、それは何かというと、圧倒的なゴール認識
ここだと思います。
「ブルーロック」でサッカーマンガを見たからゴールというんじゃなくて、改善点の底なし沼から抜けるポイントは、圧倒的なゴール認識。
ゴールとは何かですけれども、目的とか到達点とか達成状態ですよね。
平たく言うと、どうなりたいのか?とか、どういう状態になればいいのか?何が一番重要か?最終的に実現したいことは何なのか?適切な改善点を見つけて、そしてきちんと手を打つために必要なのは、やっぱりここだなと思います。
どうなりたいのか?とか、どういう状態になればいいのか?何が一番重要で、最終的にどうなればいいのか?これをどのぐらい現実的で具体的につかむか、これが適切な改善点を見つける上で、不可欠な視点であり、底なしの改善点沼からの抜け出し方だなと思います。

ゴールを現実的に具体的に見いだすことで、集中すべき改善点を見つける

圧倒的なゴール認識の中で、ゴールに対してインパクトの大きなことを、手を打つべき改善点として見いだす。そうすると、最もゴールに対してインパクトの大きなことに集中して改善される。結果が前進する。
やっぱりこういうサイクルですよね。
私たちは毎日時間がないじゃないですかね。
いろいろ見えたとしても、何もかもはやれない。
であれば、何に時間を割きたいかというと、ゴールに対して一番インパクトの大きなことに時間を割いて、結果的に得られる果実や前進する歩幅を大きくしたい。ここを願ってやまないですよね。
何か例えがあるかなと思ったんですけど、例えば、テスト勉強があるじゃないですか。テスト勉強は、やみくもに勉強しないですよね。
何が言いたいかというと、今が50点の結果を60点にするための勉強と、今が60点の結果を80点にするための勉強は、全然違うじゃないですか。
50点を60点にするための勉強であれば、ちょっと難易度の高い問題は避けて、それよりも凡ミスを防いで基礎点をきちんと積み上げる。50点を60点にするのであれば、今が50点のものを60点にするために、最もインパクトの大きなことに当然集中しますよね。
一方で、60点を80点にするための勉強であれば、例えば、基礎点数はもう当たり前として、あとは長文問題で割りと配分の大きい点数を取ってかなきゃいけない。ここが60を80にするための最もインパクトの大きなポイントだといえば、そこに集中しますよね。
今のはあくまで例えですけれども、テスト勉強と違って、仕事はもっと複雑じゃないですか。
でも、概念的に考えるとやっぱり同じで、現在地だけ見てても集中すべきことというのは見えてこないんですよね。
繰り返しですけど、どうなりたいのか?どういう状態になればいいのか?何が一番重要で、結果的に何が実現すればいいのか?こっちのほうに目を向けて、ゴールを現実的に具体的に見いだすことで、今、集中すべき改善点を見つける、もしくはゴールに対して最もインパクトの大きな改善点を見つける
これが、私たちのリアリティじゃないかなと思います。

なので、改善をどうしよう?と思ったら、改善点を見るんじゃなくて、まずはゴールを強烈に見る
具体的で現実的に描ききる。
これが、結果的にいい改善点の見つけ方になるんじゃないかなと思っております。

ということで今日は、「#改善点の見つけ方」こんなテーマで放送させていただきました。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*スクラ公式HP|https://schoola.jp/
*Facebook|スクラ|https://www.facebook.com/schoola.jp
*Instagram|@odagitomoko|https://www.instagram.com/odagitomoko/
*Twitter|@odagitomoko|https://twitter.com/odagitomoko
*YouTube|小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ*スクラ|