見出し画像

台所にて

この瞳この指腹に滑らかな秋の光が届けばそれで

ガシガシと磨き落とすは目に見えぬ澱かもしれぬと午後の陽浴びる


********
目に映る分かりやすい気掛かりを思い立った順に片付ける。
ほぼ台所周りだけど。
棚やトースターやレンジ、調味料のボトルに冷凍室の整理。
たぶん違いは誰にも伝わらないけど。

棚の上をすぅーぅと指を滑らせた時のなめらかな感じや、トースターやレンジの扉の光の反射や写り込み具合などなど

日々のさっと掃除じゃ追いつけてなかったものたちをやっつけ始める。

気掛かりは小さなストレスになってそのうち膨らんでゆく。


あぁーすっきりした!
気持ちいい!

と、自分が思えればいい。

心地よい場所は自分で作る。

自分で消せる気掛かりは消せばいいだけ。
自分で消せない気掛かりは考えるだけ無駄。


この記事が参加している募集

今日の短歌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?