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#0014 防災訓練で気付いたイザという時に役立つ3つのこと

本日、町内会全体の防災訓練(避難訓練、初期消火訓練、AEDによる人工蘇生訓練、炊き出し)が行われ、家族全員で参加してきました。
約2時間、娘は途中電池切れになりそうでしたが、なんとか真面目に最初から最後まで参加して、改めて気付くことがありました。

①周りに住んでいる人の顔を知る

ご近所さんは意外とたくさんいる
ゴミ捨ての時によく会う人ともお話できる

「向こう三軒両隣」とよく言いますが、最近は近所付き合いなども薄くなって、ほとんど会話をしないことも珍しくないのではないでしょうか。

私自身、昨年引っ越しをして、お隣さんや下の階のお宅にご挨拶をしましたが、日常的に会話することは殆どありませんし、朝のゴミ出しの時や帰宅時にエレベーターで一緒になった人に挨拶を交わす程度です。

今回、訓練に参加して、いざという時に助けられるかもしれないし、助けるかもしれない人の顔を知るということは重要だなと思いました。

結構、高齢世帯が多いなという気付きや、小さい子がいる世帯もあり、こうした機会に相互に会話をしたりするだけでも、まったく繋がりがないよりは、後日「訓練のときにお会いした●●さん」みたいな感じで会話のきっかけにもなりますので、良い機会だったなと思います。
この人面倒くさそうだなというのも耳に入ってくる会話から感じることができる点も良かった

人間は一人では生きていけないなんて言いますけど、困ったときや災害など有事のときは共助が大事です。また、個人的には地域への帰属意識みたいなもの(俺のまちだぜみたいなもの)を持って生活することも、幸福度を満たす要素になっているので、こうした地域イベントには負担にならない程度に今後も参加していきたいです。

②消火器の使い方を知る

消防の方から直接指導を受ける機会は本当に久しぶり
軽い力でレバーを握ることが出来ます
子供でも消火できる

消火器を使うなんて、いつぶりかわかりませんが、実際にブッシャーっとやってきました。

いざという時は焦ってしまうので使い方を知っておくことは重要ですね。
簡単に使い方をおさらいしておこうと思います。
消火器にはレバーを握ると一気に噴射するタイプと、レバーを握った時にだけ噴射するタイプの2種類があるそうです。

  1. 安全ピンを抜く(簡単にとれます)

  2. ホースを持つ

  3. レバーを握って火元に噴射

至極、簡単な操作なのですが、実際の現場になると、以下のような事例が起こっているので注意が必要とのこと。

  1. 安全ピンを抜き忘れて消火できない

  2. 火元まで消火器を持ち込む途中で噴射させてしまって消火できない

  3. ホースを下に向けたまま自分の足に噴射してしまい消火できない

  4. 消火器ごと火元に投下して消火できない

4つ目なんか笑ってしまう内容ですが、気が動転していたらやってしまうかもしれませんね。

消火器はあくまで初期消火のためのものなので、炎が天井までいってしまったら、諦めて避難することが重要です。
また、当然に逃げる経路の確保、119番通報は必須ですし、揚げ物の油などは直接噴射してしまうと高温の油が飛び散って大変危険なので、壁などをめがけて噴射して油に消火剤を落とすイメージで扱うのが良いそうです。

これから乾燥した季節になりますので、火の扱いには十分に気をつけたいものです。

③AEDによる人工蘇生

意識を確認する様子
皆さん、真面目に参加されていました

これまでの人生を振り返ると、目の前で人が倒れて救急車を呼ぶ事象が2回ありました。こういうときに冷静に動けるかどうかも人命を助けられるかどうかを左右します。

AEDは難しそうに感じますが、超絶簡単です。
AEDの言う通りにすれば良いので、子供でも扱えます。
ここでも使い方をおさらいします。

まず、人が倒れていたら、声をかけて意識を確認。
胸を数十秒観察して呼吸を確認。
意識がなく呼吸もないということを確認したら、人工蘇生が必要と判断
直ちにAEDの準備と119番通報をします。
AEDの準備と119番通報を人にお願いするときは、必ず人の目を見てお願いすることが重要です。自分ではない別の人に依頼したと勘違いを防ぐために、あなたにお願いしているということを確実に伝えるためです。これは、日常生活でも重要なことですよね。

  1. 胸の真ん中あたりを押して心臓マッサージを開始

  2. AEDの電源を入れ、シールを2か所貼る(心臓を挟むような位置関係)

  3. AEDが心肺を確認(この時は人に触れない)

  4. AEDが電気ショックの指示→電気ショックのボタンを押す(感電するので触らない)

  5. 電気ショックが終わったら心臓マッサージ再開

やってみると意外と簡単ですので、心理的なハードルはなくなったかなと思います。あと実際の現場では結構気が動転しているはずなので、そういうときにこそ、大きな声で「助けてください!」「119番お願いします!」ということが大切かと思います。大きな声を出すことによって、委縮する自分にスイッチを入れることが出来る気がします。

最近はコロナなどの感染症の影響もあり、人工呼吸は推奨されていないそうです。

楽しかった炊き出し

炊き出し用の釜
美味かった!

災害でライフラインが停止したときに食べるものの確保も重要です。保存食も良いですが、みんなで集まって暖かいものを食べるというのも心理的な安心感を与えてくれます。

我が家の集合住宅では、災害時に何をするかの役割分担がなされていて、料理隊の皆さんが、大量の「ほうとう」を作ってくれました。
多くの町内会・自治会等では、こうした役割分担がなされていると思いますが、しっかりと役割が機能するかどうかを点検する意味でも、こうした訓練は重要ですよね。

訓練が終わったあとに消防の皆さんも含めて、一緒にほうとうを食べました。おかわりもしてしまい、お腹いっぱいです。こういうタイミングでも何気ない会話があったりして良いですよね。こうしたコミュニティの維持・発展は、まちづくりにも生きてくるような気がします。


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