ほんのり辛いけどご飯は美味しい。




「食べたいものを作って食べればいいんだよ」


私や夫、環境を知る友人たちは
揃っておんなじことを私に言うのだ。


口裏合わせてるん?って位にね。


みんな、良く分かってくれている。


私はうつ症状が出てから
ほとんど家族と食事をしない。


もともとそうだったというのもあるが

とりわけ夫との食事が
ストレスになっていたからだ。


お酒を飲むと、更に良くない。


寂しくて、うっすら光が差してきた
今ではあるが
まだ正直つらい。

外出もできず
リビングにはリモートワークの夫がいて
私のいる寝室にも声が聞こえてくる。


食を共にしたくないストレスは
イコールして、その他のストレスでもある。


すごくいいひとだ。
何でもやってくれる。
義母いわく「自慢の息子」だそうだ。


しかしながら
私はきっと、ずっと
真綿で首を絞め続けられてきた。


病になってから
こんな時期とはいいながらも
やはり私の気持ちは正しかった。


そんな人と
メンタルのつらい時期に居ることも
私は意味があると思っていて


まずは自分を回復させるのが
一番の今の選択なのだけれど


その後の私の在り方、生き方も
じょじょに固まってくる。


自分を生きてきたつもりだったが
実は違っていたんだな。


地に足をつけた
これからの私が、
自分を生きることは
誰かに迷惑をかけることじゃない。


分かり合えない、を共通項に持ち
今を暮らしている私たち夫婦。


やっぱり心がゆるまらなくて
かなしい。


でも
この夫婦関係に諦めが付かなかった頃よりか
かなしみは薄くはなっているはず。


私と、夫の学びの時期だ。


・・・話が反れちゃったけど、


今夜も私は自分のために
身体に出来るだけ良いものを
パパっとつくって、すぐ食べ終わる(ひとりだし)。


切ないけど、
美味しさはとびっきりだよ。