見出し画像

理想の貴方

縁を嘆かず平まない
そんな貴方は美しかった

たとえ独りになっても肯えて平まない
そんな貴方は高貴だった。

たとひ迷妄とののしられようともふつかない
そんな貴方は賢かった

魔の手がさしむけられようともとりあわない
そんな貴方は強かった

何如程たしなもうとも決して諦めない
そんな貴方は真っ直ぐだった

世の生けるものに慈愛の情を持っている
そんな貴方は優しかった

たとえ違う道を歩もうとも決して非言しない
そんな貴方は理を知っていた

そんな貴方は茜さす日であり
いと神々しかった
私にはそんな貴方が必要だった


一言メモ

今回も、高校 3 年生の時の作品です。できの悪い作品に辟易してきた方も多いかもしれませんが、暫しお付き合い下さい。この作品を今読み返すと、 2 通りの解釈ができるように思います。 1 つ目は理想とするあなたに恋心を抱いているという解釈で、 2 つ目は決してなれないけど理想としている自分(あなた)がいるという解釈です。皆さんはどちらだと思いますか。皆さんが感じた方が正解ですので、この場で私の意図を述べておくことは止めておきます。是非、コメントを頂けると嬉しいです。

宜しければサポートをお願いします!