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花束みたいな恋にしたかった

チャットモンチーの『染まるよ』を聴いて胸が苦しくなっているときが1番自分が女の子なんだと実感する。

夏のジメジメした日よりも、寒い日に吸う煙草のほうが確実に美味しい。
我々喫煙者たちは空気の乾燥にも少しばかり恩があるかもしれない。
本当はね、わたしだっていつだってそばにいたかったんだよ。



わたしが望むように変わってしまったから、あの頃のような''優しさ''のこもった文章は書けなくなってしまった。
この世には変わらなくていいこともあるんだ、と気付かされる。

そういえば横ティンさんも変わらないことも悪くはないよと、歌ってくれていた。


9月にKOTORIのツアーに行ったんだけど、やっぱりあのバンド、ヤバい。ヤバすぎる。(語彙力)

彼らのライブを見るたび、忘れたくないことを思い出させてくれる。
わたしの中にもまだ温かさが残っているんだと、いつも嬉しくなって思わず踊り出しそうになってしまいます。

''涙が出るのは君の優しさがあふれてしまうから''



きっとわたしだけじゃなくてあの子やあの人にも悲しくて泣いた朝や寂しくて泣いた春があって、それはわたしたちの弱さじゃなくて少なからず誰かを思って涙を流せる優しさもそこに存在していたからなんだと思わせてくれる。

なんてあったかくて優しい歌詞なんだろうね。

この曲、幼馴染の結婚式のために作られた曲らしいんだけど、こんな素敵な曲を送られるなんて、きっとその幼馴染もとても素敵な方なんだろうな〜と、やはり『類は友を呼ぶ』という言葉の信憑性は凄まじいと改めて思う。



真っ直ぐに音楽を楽しんでいる横ティンさんが大好きです。



『最近上手くいかないなあ そんな日もあるよ 僕なんていつもそうだよ』と自分の胸に手を当てて微笑む横ティンさんの顔を見て涙が止まらなかった2019年の8月10日。


もうちょっとだけ、もうちょっとだけ生きてみようかなって手を引っ張ってくれる音楽が確かにあの夜、KYOTOMUSEに存在していた。
毎日苦しくて泣いているこんな惨めなわたしにも寄り添ってくれるんだってあの時の気持ち。
わたしはきっとこれからも一生忘れないでいるだろう。


やはり音楽は思い出に出来るから大変良い。
あの日も今も、わたしの味方でいてくれてありがとう。



今度会いたい人に会う予定が出来た。
浮腫まないように1週間前から塩分控えめな食事にしたりジムの回数を増やしたり、ネイルとマツパと眉毛サロンと美容院の予定を休みに詰め込んだり。


乙女たちは自分磨きに忙しいのである。


いつ最後になるか分からないから、いつだって自分が1番シンデレラでいられるように自分で魔法をかけ続けるのよ。


そんなことを言ったって今日もお風呂は面倒くさいし、昨日だって夜中の3時に眠れなくて煙草を吸うことしか出来なかったり。
わたしたちの日々はいつも''何かある''と''何もない''の繰り返しだな〜、なんて眠れない夜に心の奥に眠っていたセンチメンタルが目を覚ます。

加えていつも''大丈夫''と''大丈夫じゃない''も同時に抱えていて、わたしの心のキャパはこれ以上広くならないものかといつも考えても仕方ないことばかりが頭を占拠している。


どうして今までは''何もない''が当たり前だったのに、いつからその空白だと感じている時間が苦しいと思うようになってしまったんだろう。

生きる時間が続けば続くほど''空白''にも色がついていくのを感じて、全然生きるのむり〜!ってなっちゃったりする。

だけどその分''何かある''も色濃くなっていくからわたしは生きることをやめられないでいるし、ましてやわたしに人生を放棄するなんてそんな大それたこと出来やしないんですよね。

大丈夫になれる努力の仕方とか心に余裕を生み出す方法とか頭の中で整理するけれど、分かっていてもそんなの全然難しかったりするよね(笑)




''いつだってそばにいれたら変われたかな マシだったかな''

過去に対してのたらればなんていくら語っても過去は過去だって分かっているけれど、それでも拭えない後悔が瘡蓋になってわたしから離れてくれないでいる。


''悲しみを消すための傷が絶えない''


カネコアヤノを聴くと、わたしのために作られた曲なんじゃないかといつも錯覚してしまう。
それほどにわたしたちの心の全部を見透かしていて、そんな彼女のライブでしか聴けない大きな強い歌声が大好きでたまらない。

あの時もわたしのことを救ってくれたのは彼女のあの曲だった。本当にありがとう。


わたし、ていうか人間誰しも元気な日とそうでない日があると思うんだけど、わたしという人間は今まで''そうでない時間''をどうにかしようと必死こいて脳みそをフル回転させることが1番の解決策だと思っていたんです。

だけど、そのターンに入っちゃったらもうどうしようも出来ないわけです。

海に沈むときってその波に抗えば抗うほど苦しくなってしまうらしいです。
それと同じで気持ちが落ち込んでしまうときもそれをどうにかしようと、もがけばもがくほど苦しくなってしまうんじゃないかなって思って。

無理やりポジティブになろうとしたり、元気なアップテンポの音楽を聴くんじゃなくて、超感傷的になる音楽を聴いてその沈んでる気持ちに浸りまくってどん底まで落ちていったほうがなんだか楽な気がするんです。

元気じゃないことって別に悪でもなんでもないしね🎶



憶測で生きても仕方ないからただ事実だけを受け入れて生きる。
感じるものの取捨選択は自分に委ねられているんだから、憶測の真っ黒を感じようとするんじゃなくて、目の前にある小さな光に目を向ける練習をする。

わたしが前を向けるように、悲しみも苦しみも抱えながら全部幸せにわたし自身が変えていく。


いつだって強くあろうとは思っていないけれど、折れないでいようとは思ってる。


最近久しぶりにBiSの『Primal.』を聴いたらマジで気持ちがハイになってきちゃってそれからアイドルの曲ばかりを聴いている。

ももクロもZOCもモーニング娘。もいつだって女の子の味方でいてくれる。
メジャーデビューをしていても地下アイドルでも、みんな素敵なことに変わりはない。
音楽はいつでも平等でいてくれるから大好きです。

わたしたち可愛く生きてなきゃ勿体無いみたい。


Buono!の『ソラシド〜ねえねえ〜』の歌詞が大好きで、わたしのお守りのひとつになってくれている。
ラストの鈴木愛理の''忘れないで''の高音が気持ち良すぎて思わず巻き戻し聴いちゃう。

もう解散してしまっているのが本当に勿体無いけれど、音楽はずっとそこに残り続けるからわたしたちの隣からも居なくならない。とんでもない財産だろ。

わたしは傷つかないほど馬鹿じゃないし、逃げてしまうほど弱くもない。
わたしの人生はわたしだけのものだし、困難もわたしだけの宝物なの。
嫌なことも全部抱きしめていつだって''本当''の優しさを持ち合わせていたい。

それに逃げるって選択ができるのも強さのひとつなんじゃないかなって、わたしは思います。



きっとわたしもあなたも大丈夫。

毎日5週目のジェンガくらいグラグラな不安定な心と一緒に生きているけれど、それでもわたしの意思だけは芯を捉えてくれている。

終わりのないと思っていることもいつか終わりを迎える時が必ずやって来る。
また一本積み木を重ねるのも手放すのも全部自分次第なのです。

わたしの心が倒れないでいてくれたらそれでいい。それ以外はもう全部いい。


あなたのくれた言葉 正しくて色褪せない
でも、もういらない


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