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幸せになりたいっすね


こんなことを言っているけど、正直自分はかなり幸せ者だと自覚しながら生きています。



もう少し給料上がったらな〜とか、信頼できる大好きな恋人がいたらな〜とか、一緒にライブに行ける友達がいたらな〜とか。

言っちゃえばわたしの幸せの余白をぎゅうぎゅうに敷き詰めたいと思ってしまう欲なんてものはいつもいくらでも存在していて、だけど、そうやって''ない''ものばかりに目を向けて今''ある''ものを認識できずにいると、自らその余白にある物足りなさを色濃くしてしまっているんじゃないかなと思うんです。

それってちょっと、いやかなり勿体無いかも。



誰かが言う''普通''も''幸せ''も人それぞれだから一概に正解って分からないよね。
ていうか、そういう抽象的なものに正解ってないと思うんだけど、この世の大勢が言う''普通の幸せ''って何なんですかね?


『幸せとは』なんて考えだしてしまうとキリがないし、考えすぎるとなんだか気分が落ち込んじゃいそうだから気にせず生きるのが1番だね🎶




最近何に置いても''余裕と余白''ってすごく大事な気がしています。


近頃、某YouTuberたちの小競り合いがインターネットで話題になっているけど、それぞれに正義があってなんか誰も悪くないしみんな悪いんじゃないかな〜なんて第三者目線では思ってしまいます。


心の余裕がなくなってしまうと視野がきゅーんって狭くなって、自分の見ている思っていることだけが全てになってしまうけれど、少しでも相手を理解しようとする余裕があるときっと相手にも優しくなれるし、自分自身の成長にも繋がる気がする。

これは恋愛においても言えることだと思っていて、他人なんだから価値観や時間の使い方、大切にしていることなんて当たり前に違うじゃないですか。

それを自分色に染めようとするんじゃなくて、自分の恋愛観の余白にその相手の新しい考えを組み込んで寄り添ってあげることが、きっとふたりにとって1番綺麗な色に混じり合う過程で大切なことな気がする。

なんて全然恋愛素人のわたしが言ってるんですけど(笑)


でもこれってひとりだけじゃ成り立たなくて、双方が同じように寄り添っていないとただの我慢比べになっちゃうから恋愛って本当いつまで経っても難しいですね。


''おやすみ前に元気にさせたいし 気圧は私が上げる''

この曲メロも大好きなんだけど、わたしここの歌詞めちゃくちゃ良いな〜と思って。

1日のブルーも真夜中の不安も、低気圧も全部。
大切な人に穏やかに幸せに生きて欲しいって、自分がどうにかしてあげたいって思えることってすごいことじゃん。
こんなの相手に対して特大のクソデカ愛がないと生まれない感情じゃん。

これが愛じゃん!これこそ愛じゃん!!!


わたしの知っている愛ってこれだったんだ!って。
特別な何かじゃなくて、この日常に散らばってる愛しさみたいなかけらの集合体が愛になるんだなって。
めちゃくちゃ素敵な歌詞だよね。

いつかわたしもこんな風に思える人とまた出会えたらいいな。


自分軸と頑固は全くの別物で、理解できない何かを受け入れたり噛み砕くためには自分自身に余白がないと自分以外が全部間違いに見えて、自分の中での正しさみたいなものに固執してしまうと思うんです。

自分の考えや思いがあるのはすごく良いことだからそれは大切にすべきだと思うんだけど、心の余裕と自分の持っているものの隣に何かを入れられる余白を空けておくことはめちゃくちゃ大事な気がします。

時にその余白に囚われて自分が空っぽに見えてしまうときがあるかもしれないけれど、それはきっと必要不可欠なもので、ただ、その余白に入れるものの選択だけは間違わないように気をつけていきたいよね。


わたしの思う余白って幸せの伸び代なのかもしれないな。


これが、わたしがわたしを生きやすくするために見つけた答えだった。

いつも失敗ばかりで上手に生きられないわたしだから、考え過ぎず気にしすぎず時の流れに身を任せて適当に生きる。
そのほうが目の前に起こるプラスもマイナスも何気ないことも全部、自分の糧に出来るって人生を楽しめると思う。

それにそうやって生きたほうが自分のこと、ずっと好きでいられるの。


偶然シャッフルで出会った最近のわたしのリピート曲。
きっとご縁と同じで、音楽も必要なときに必要な曲と巡り合うようになっているんだと思う。

''思ってたような魔法はないよ 始めからないよ
当然の幸せは幻だったって
昨日の僕と今日の僕じゃおんなじじゃないけど君にはわからない''

やっぱり塩塚モエカは女の子の全てを知っていて、いつもわたしたちに問いかけ確かめさせてくれる。

この曲、何がいいかって、リリース日が12月25日クリスマスの日なんだよね。
多くのアーティストは幸せなハッピーラブソングを歌うと思うんだけど、塩塚モエカはそれとは真逆の歌を歌っちゃうんだよ。本当に大好きです。



わたしの脳裏にこびりついて離れないあの日の夜。

普段羊文学なんて聴かないのに、ずっとずっと塩塚モエカの声がふたりの耳に届きながら、夜が深くなっていくのを惜しみあったことだけは確かに覚えている。
それが本当か錯覚かなんて今のわたしには到底分かることではない。

いつも歌詞なんて見ないのに、『風になれ』めっちゃ良い歌詞だね。なんて彼が言って同じ画面に目線を移す。
わたしと彼が同じ歌詞で共感したのか、それも今のわたしには到底分かることではない。


夜が朝に変わる瞬間の音が『永遠のブルー』になっていた。
Agefactoryの新譜良かったよ。と伝えると、そのバンドを聴くたび◯◯ちゃんを思い出すと彼が言った。
バイバイと言って彼の車の後ろ姿に手を振っていると、車をバックさせて彼が窓を開ける。
忘れ物してたかな?と思いながら近づくと、もう一度、バイバイ!と言ってわたしの手を握る。


あのたった数時間、彼がわたしを見る目が、わたしの知っている大好きだった彼の目になっている気がしてしまった。
いつもわたしは勘違いばかりして生きている。



1ヶ月前もあの日も今この瞬間もやっぱり彼のことが分からないでいる。
けれど、きっと他人のことなんていくら考えてみても''分からない''の塊なのです。

引き伸ばされるわたしたちのことなんてわたしも彼も誰も分からない。
今はただ、最後の一瞬までわたしがシンデレラの魔法を纏えるように自分におまじないをかける練習をすることだけがわたしをまともにさせる。


''あの人がそばにいない あなたのそばに今いない
だからあなたはわたしを手放せない''


もし明日全部無くなるとしたって
僕は君じゃなくて自分を守るのよ
信じたりしないで 一人にしといて
君は遠くへ行ってよ


ねえ、わたしも彼女と同じことを思うの。
ありがとね、わたしがこんなにも変わるきっかけをくれて。あの時も、今もね。
もう少しだけグレーを生きてみる。



今日もわたしはすっごく幸せです。


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