2023年6月のプレイリスト
今月はいろんな曲に出会えたけど、音楽系の記事を2本書くためにそっち用の曲ばかり聴いていたので、正直なところここで取り上げる曲はあまり聴き込めてないです...笑
1.One By One / KOMONO LAKE
KOMONO LAKEのシングル『One By One』に収録。作詞はKanbinさんとSKYTOPIAさん、作曲はSKYTOPIAさん。
YouTubeのトップページにおすすめで出てきました。バンド名も曲名も全く知らなかったです。何やらクラウドファンディングと連動した作品らしいです。
最初の「路地裏に注ぐ光のさんさん/コーヒー注ぐ手の動きは緩慢」のところの歌声が、少し相対性理論(というか、やくしまるえつこさん)っぽさを感じて「おっ?」と思ったのですが、その後は全然そんなことありませんでした。
落ち着いた優しい声でもありながら、どこかかっこよさがあり、すごく惹かれる歌声。
既に引用した冒頭の歌詞の「路地裏に注ぐ光のさんさん」という言葉遣いも好きなんですが、以下の部分もとても不思議な印象で好きです。
サウンドもタイトな感じでかっこいい。
MVを見た感じ、「One By One」の「One」と犬の鳴き声の「ワン」をかけているのでしょうか?
2.It’s show time / フィロソフィーのダンス
フィロソフィーのダンスの6thシングル『シュークリーム・ファンク』に収録。作詞はSHOWさん、作曲はKwon Deok-geunさん・PUFFさん・Young Chanceさん、編曲はKwon Deok-geunさん・PUFFさん。
個人的な音楽遍歴で言うと、エビ中さん以外のアイドルはほとんど通ってないんですが(AKB、°C-ute、乃木坂、欅坂の曲を少し知ってる程度)、フィロソフィーのダンスは1年くらい前から「気づいた時に新曲が出てたら聴いてみる」くらいの感じでゆるく追ってます。
最初の奥津マリリさんの歌声がめちゃくちゃ好きです。深みと滑らかさがあって大人っぽいけど、ちょっと鼻にかかってるかわいさもある。
あとサビっぽいところの冒頭の「そう I can believe」のファルセットでのユニゾンもかっこいい。
カップリング曲のためかMVはないみたいです。
3.NEXT 2 U / ego apartment
ego apartmentのシングル『NEXT 2 U』に収録。MVの概要欄を見た限りだと、作詞・作曲・編曲はego apartment名義のようです。
バンド名は聞いたことがあったんですが曲は聞いたことがなく。
私の好きなDENIMSというバンドが主催するイベントにego apartmentが出演することになり、その記念にDENIMSがこの曲をカバーした演奏動画をTwitterにあげていて、それを見て初めてこの曲を知りました。
いやーーーーーーーーーーーかっこいい。
めちゃくちゃオシャレ。普通に洋楽かと思っちゃいますよねこれ。
冒頭のコンガみたいな打楽器の音とリズム。
温かい音色の中低音のエレキギターと軽快な高音のエレキギターの2層カッティング。
主張し過ぎないベース。
打ち込みっぽいドラムとシェイカー。
ザラザラした低い声のボーカルと艶のある高い声のボーカル。
低い方のギターはたぶんほぼずっと同じリフを繰り返してるんですが、打楽器の音とかボーカルの声色で変化をつけて飽きさせないようになってますよね。
全部ツボです。もっと早く知りたかった。
4.00:00:00 / □□□
□□□の6thアルバム『everyday is a symphony』に収録。作詞・作曲・編曲は三浦康嗣さん。
バンド名だけ知ってて手をつけてなかったパターン。
邦ロック詳しいマウントをしてくる大学デビュー軽音サークルバンドマンが好んで聴くイメージだったので、聴く気になれなかったというのもあります。お恥ずかしい話です。
YouTubeに上がってるライブ映像(the band apartとのコラボバージョンですが)をTwitterのフォロワーさんがツイートしていて、初めて聴きました。
そもそも時報を元にして曲を作るという発想がすごいですけど、それを抜きにしても曲としてめちゃくちゃかっこいいですよねこれ。
歌詞もメロディもアレンジもすごく良くて、1回聞けば嫌でも引き込まれる。
三浦さんの歌い方があまりにも曲にマッチし過ぎてる...。
5.風の向きが変わって / MONO NO AWARE
MONO NO AWAREのシングル『風の向きが変わって』に収録。作詞・作曲は玉置周啓さん。
歌詞もメロディーもアレンジも好きなんですが、特筆すべきは歌詞とボーカルかなと。
風が吹くようにメロディーが流れていく部分と風が吹いたり止んだりするようにリズミカルなメロディーの部分に合わせ、長音・促音・撥音を歌詞の中に上手く入れ込んでいます。
最高です。
これは1曲のみのシングルですが、MVはないようですね。
6.線香花火 feat. 幾田りら / 佐藤千亜妃
佐藤千亜妃さんのアルバム『BUTTERFLY EFFECT』に収録(この曲だけ先行配信されてもいます)。作詞・作曲は佐藤千亜妃さん、編曲はA.G.Oさん。
好きなボーカリスト同士のコラボ。最高じゃないはずがないですよね。
2人ともそこまで特徴的な声をしてるわけではない(と私は思ってる)んですが、なぜか耳に残るという共通点があります。とても不思議。
他方で、歌い方は対照的と言えるでしょうか。佐藤さんはしっとりした声で、あまりリズムを際立たせた歌い方ではないと思いますが、幾田さんは細かな音の動きでもバチッと決めるピッチとリズム感の良さがある印象です。
佐藤さんの最近の曲はこういう踊れる曲(ビートがはっきりした曲というんですかね?)が割と多いイメージですが、歌声と不思議とマッチしてるんですよね。
歌詞の最初のブロックだけでも、2人とも表現がめちゃくちゃ多彩で、聴き応え抜群です。
7.夜明けの君へ / TOMOO
TOMOOさんのメジャー5thデジタルシングル『夜明けの君へ』に収録。作詞・作曲はTOMOOさん、編曲はトオミヨウさん。
『君は放課後インソムニア』という映画の主題歌のようで、映画を見て書き下ろした曲らしいです。
TOMOOさんの書く歌詞が本当に好きなんですよね。ここでは特に好きなところを2箇所ほど。
どれも結構シンプルな言葉の組み合わせだと思いますが、「呆気にとられて 色づいてく日々」がまず良い。
一瞬の驚きの間に世界の見え方がガラッと変わる様子が端的に表現されていて、とても美しい。
さらに「頭の中では 鳴り続けるシャッター」が更に良い。
この「シャッター」はカメラのシャッターのことだと思いますが、シャッターって別に「鳴らす」ものじゃなくて「切る」(それによって撮る)ものですよね。
なのに「鳴る」ことにしか言及がないのはなぜか。実際にはシャッターは切れていないから。でもここでシャッターを切りたいと頭の中では思っている。
ここはもう説明不要。ただただ良い。
映画を見ていないので分かりませんが、おそらくTOMOOさんの素敵な感性がここに詰まっているのではないかと。
あとサビ終わりに入ってくるフルート(?)の音が絶妙。
ここでは取り上げませんでしたが、6月は初めて聴くバンドが結構多かったです。
これはGメールアカウントを新しく作ってそっちでYouTubeにログインするようになったのが原因かもしれません。
実は今まで使ってたYouTubeアカウントのプロフィールを見てみたところ、なぜかほぼ実名そのままの文字列を含むURLが自分のアカウントのURLとして載っていました。
調べた限りだとこのURLはアカウント登録時には変えられるけど登録後は変えられないらしいです。
(みなさんもお気をつけください。)
そんなわけでGメールアカウントを新しく作り直して、今まで使ってた方ではYouTubeにログインしないことにしました。
そうすると、再生履歴も検索履歴もまっさらな状態になるので、また新たにYouTubeに私の嗜好を覚えさせることになるわけです。
その過程で今まで聴いたことなかったような曲がオススメで出てきたのでそれを聴いてみる、という1ヶ月となったわけです。
それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?