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我々がやるのは武芸であって必死のものではない 太極拳を語る P224

ある有名な武術家が武漢長春観で町の半分位(の喧嘩好)とやり合ったが、優勢になれなかった。当時、彼と野菜売りが口論になり、手が出てきた。さっと武器になる物を掴んだのだが、野菜売りも天秤棒を振り回し必死になった。老いた農夫の野菜売りが相手でも、その武術家が優勢というわけではなかった。大の大人でなくても、ちっちゃな子猫でも必死だったらそれを押さえられない。我々が練習しているのは武芸であり必死のものではない。本当の喧嘩は当然また別のものだ。

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