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元人気メガベンチャーの面接官が教える第二新卒就活論#2 面接官が見ているたった1つのこと

自己紹介

おぶち(@ofch_ana)と申します。
このシリーズは
第二新卒転職を経験していて、
かつ人気メガベンチャーで面接官として100人以上の中途面接をした私にしか話せないこと
をお伝えするものとなっております。

この記事では「面接官は第二新卒の候補者のどこをみているのか?」についてお話します。

わたくし、社会人4年目終了時点で2度も転職しております。
その変遷はこんな感じ。

  • ~1.5年目:日系大手企業

  • ~3.5年目:大人気メガベンチャー①

  • 現在:大人気メガベンチャー②

前回の#1はこちら。
「第二新卒で転職ってしてもいいの?」と悩んでいる方は読んでみてください。


結論、第二新卒の何をみているの?

まず、第二新卒にスキルや経験はあまり求めていません。
基本的には新卒採用と同じ観点で判断されることがほとんどです。

しかし、第二新卒だからこそ必ず確認するポイントが1つあります。

それは
"今の会社でとことん足掻き、小さくても課題を解決できたか?"
です。

第二新卒で1次面接落ちしまくる人のほとんどは、
このポイントを満たしていません。

ほとんどの人は今の会社で足掻いていない、すなわち
「ただ文句を言うだけの人になっている」ということ。

文句を言う前に足掻け

新卒で入った会社の裁量の小ささや旧態依然な文化に対し、文句や不満を言うだけの人になってはいけません。

特に、高学歴で思考停止的に大手企業に入ったエリートめな人が陥りがち。
「今までこんなに優秀だった俺が、
こんなつまらない仕事で消耗していいわけがない。
もっと活躍できる場所があるはずだ」
と。

そう思うことは全く否定しません。
というか、個人的には優秀な新卒はそう思ってナンボだと思っています。
若くから調子に乗れて、裁量持って最前線で闘える環境に行ったほうが良い。

しかし、「俺はそもそも新卒就活で失敗をしている」ということは忘れてはいけません。
このビハインドを打ち消すには、現職でとにかく足掻く必要があります。

足掻く = 環境を変える努力をする

今の会社から転職したくなったのには、当然なにか原因があることでしょう。

  • 企画がやりたかったのに営業配属になった

  • 現状維持の文化が強く、新しい取り組みができない

  • 裁量がなく、成長できる気がしない

…などなど。そういった原因に対して
自ら環境を改善しようと努力しましたか?
例えば…

  1. 「現状維持の文化が強く、新しい取り組みができない」と感じた

  2. 「現状維持の文化は、事業規模が大きすぎるが故に、自身の仕事にオーナーシップを持つことができていないことが要因ではないか」と仮説を立てた

  3. 部長との面談で、自身の持つ課題感と、そこに対する打ち手について相談した

  4. まずは部署間の隔たりをなくすことが大事と考え、隣接部署との月次成果共有会とランチ会を企画した

  5. その結果、事業課題を共有でき、事業改善に向けた新たな取り組みを始めやすくなった

みたいなイメージです。
これくらいのエピソードなら多分2、3ヶ月もあれば作れるはず。

こういった取り組みをせずに
「現状維持の文化が強く、新しい取り組みができないと感じたので、転職活動をするに至りました」と面接で話しても

「ああ、"良い環境は他人から与えられるもの"だと思ってるんだ。
ウチでも同じように文句言ってやめちゃうんだろうなあ。」

と思われ、面接開始3分で不合格が確定します。

おわりに

第二新卒の面接で、面接官は「環境を変える努力をしたか」を見ているというお話でした。

正直、新卒の会社選びをミスるのはまあまあしょうがないなとも思います。
どこの会社も、特に大きな会社ほど採用ブランディングがしっかりしていて、表面上ではキラキラしていそうに見えます。
加えて、学生は一度も働いたことがないわけですからね。

でも、そんな甘えが通用するのも新卒就活までです。
新卒1年目、2年目でも立派な社会人。
面接官は学生としてでなく社会人としてあなたを見定めます。

だからこそ、今の会社のよくないと思うところ、嫌いなところを、
ほんのわずかでもいいので改善してみてください。
そしたらきっと、面接官はあなたのことを評価してくれます。

全然話は変わりますが、新卒よりも第二新卒のほうが入りやすい会社が多い傾向にある気がします。
この辺りについても後日かけたらなと思います。

まえ:

つぎ:


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