003オンライン英会話サムネ

赤点スレスレから世界へと羽ばたいた、たった一つの英語術

みなさんこんにちは。BLACKです。

中高生時代は、英語は2番目に苦手な科目で、補習塾へ通う必要があるくらいでした(それでも赤点スレスレでした…)。

そんな私が英語を話せるようになったのは、ヨーヨーがきっかけでした。


不完全燃焼に終わった、初めての生英会話

2001年、大学1年生の夏。
私は、アメリカで開催されたヨーヨーの世界大会で優勝しました。

優勝すると、会場内では注目の的となり、多くのヨーヨープレイヤーたちが話しかけてきます。

しかし、英語に不慣れだった私は、思うように皆さんと会話することが出来ませんでした。

そこで私は、日本へ帰った後、ある作戦を実行しました。


ID公開という暴挙

私が実行したのは、「メッセンジャーIDの公開」でした。

当時アメリカでは、「AOLメッセンジャー」というチャットソフトが流行っていました(今で言う、LINEのようなものですね)。

私はアカウントを取得後、自分のIDを、ヨーヨー仲間が交流する掲示板で公開したんです(こちらも今風に言うなら、Twitterで公開したような感じでしょうか)。

「僕のIDはこれなので、みんな気軽に話しかけてきてね!」と。


すると、世界中のヨーヨープレイヤーたちから、メッセージが届く届く。

しかも、ヨーヨープレイヤーは世界中にいるので、時差の壁を飛び越え、文字通り24時間ひっきりなしにメッセージが届くようになりました。


さて、メッセージが届くようになったのは良いのですが、これだけで自動的に英語を話せるようになるわけではありません。

相手の言いたい事を理解し、そして自分の言いたい事を英語で表現する必要があります。


実はこの点において、このメッセンジャー=文章による会話という形式は、英会話初心者だった私にとって、非常にありがたい形式だったのです。


① リスニング能力不要

まず、文章による会話なので、リスニング能力が必要ありませんでした

英会話初心者だった私にとって、ネイティブの人の話す英語を聞き取れなかった場合、「自分のリスニング力が低いから分からない」のか、「相手の言っている単語や文法の知識が自分に無い」のか。

何が理由で聞き取れていないのか、その原因がそもそも分からなかったんですよね。

その点で、文章による会話の場合、自分のリスニング力は必要ありません。

また、相手のセリフは文字の形で目の前に残っているので、「相手のセリフが速くて聞き逃してしまう」という心配が無く、何度もセリフを見返せるというのは、英会話初級編としては大変ありがたかったです。


② 辞書へのコピーペーストが容易

さて、相手のセリフを聞き漏らす心配がなくなったのは良いのですが、自分が知っている単語や文法の知識は乏しかったので、やはり言っている意味が分からない、という事は多々ありました。

しかしそんな時も、文章による会話ならではの裏技があります。そう、辞書です。

私の時代は電子辞書でせっせと調べていましたが、今ならばGoogle翻訳等へ相手のセリフをコピー&ペーストすることができますよね。

これも、生の会話ではない、文章による会話ならではのメリットです。


③ 自分の返信文も辞書を使いながら作れる

ようやく相手の言っていることが分かったところで、次は自分が返すセリフを考える必要があります。

この際も、私は電子辞書を使いながら返信文を作っていました。

文法的には多少おかしいところがあったかもしれませんが、辞書を使っているので、単語の選択はある程度それらしい文章だったのではないかと思います。


④ 相手の発言を理解・自分の返信を作成するのに時間がかかってもOK

そして、これが文章での会話の最大のメリットだと思うのですが、セリフの往復の間に時間が空いても不自然ではないんですよね。

普通、人と人が対面して会話をする場合、お互いのセリフとセリフの間隔って、せいぜい数秒じゃないですか。

けれど、メッセンジャーソフトの場合は、自分がメッセージを送ってから相手のメッセージが返ってくるまでに数分、時に1時間くらい空いてしまっても、別に不自然では無かったんですよね。

このおかげで、私は会話の1往復に数分~時に十数分をかけつつも、なんとか英会話を成立させることが出来たんです。

こうしてメッセンジャー英会話を繰り返していると、初めの1か月くらいは相手のセリフのほぼすべての単語を調べる状態だったのが、徐々に頻出する単語や言い回しを覚えるようになり、1年が経つ頃には、調べる必要のある単語は1割程度で済むまでに成長していきました。

そんな頃でしょうか、大学での英語の授業にも変化が起きました。


分かる・・・分かるぞ!!!

ある日、私は英語読解の授業において予習を忘れてしまいました。

そして、そんな日に限って、先生から指されて、文章を訳すことになったんです。


「まいったなぁ。全然わからなくて、黙ってしまうだけになるかなー。」

そう思いつつ文章を眺めると、不思議なことが起きました。

初めて見る文章にもかかわらず、おおよその意味が浮かんでくるんです。


なんとも言えない不思議な、気持ちいい感覚を今でも覚えています。

知らず知らずにうちに、ヨーヨー英会話のおかげで、大学の授業レベルの英文も読めるようになっていたんです。


今思い返すと、成績の悪かった中高生時代は、英語を覚えることに目的が無かったので、理由のないただの義務=苦役のように感じ、勉強に身が入らなかったんですよね。

けれど、「ヨーヨー仲間と話したい」という目的が生まれた後は、全く苦役と感じることなく、むしろ遊びの一部として勉強することが出来ていたんです。


書いていて気付いたのですが、この英語学習体験って、最近流行りのSkype等を通じたオンライン英会話教室に近い仕組みだったのかもしれませんね。

ただし私の場合は、ビデオチャットを通じた英会話ではなく、文章を通じた英会話でしたが。


他にも今の時代だったら、Instagramで自分の趣味に関する英語アカウントのコメントを見るとか、時には自分からもコメントを付けてみる、なんてのもいいかもしれません。

文章での英会話初級体験、おすすめです!


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