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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む

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ギリシャ以外は行きたい国がなくて60代になるまで海外旅行未経験だった私(ASD当事者)が、2週間のトルコ遺跡巡りツアーに参加した記録です。
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記事一覧

トルコ旅行で知った「ギリシャ語」と「キリスト教」の関係

ギリシャ語への疑問 古代ギリシャのことを知っていく中で、ずっと気にかかっていたことがあ…

まごっと
5か月前
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「団体行動の困難さ」に関するASDとしての考察

トルコツアーに参加して これまでも私は団体行動が苦手だと感じていたが、トルコの遺跡を巡…

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5か月前
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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(1)想い

まず初めに講師K先生およびツアー参加者の皆様に深く感謝とお詫びを申し上げます。まことにご…

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6か月前
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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(2)旅支度

出発まで 何しろ初の海外旅行、それも長期、まずは必要なものをリストアップして調達、と並…

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6か月前
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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(3)アナトリアの地へ

イスタンブールーアンカラ ずっと夜の中を飛んで、シルクロードを辿り、カスピ海を渡って黒…

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6か月前
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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(4)旅のあれこれ

ホテル アンカラでは連泊することになっていて、ホテルは素敵な部屋だった。 Wifiも自由に…

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6か月前
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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(5)大帝国ヒッタイト

ヤズルカヤ遺跡 最初に着いたヤズルカヤ遺跡は、ハットゥシャ(ヒッタイト)の聖地だ。 一塊の岩山と見えた遺跡の、狭い岩の隙間を抜けていくと、壁面には神や王などのレリーフがある。 こうした古代のレリーフがそのままの場所で見られることに驚いたが、この驚きはこの後ますます大きくなることになる。 ハットゥシャシュ遺跡 ハットゥシャシュはハットゥシャ(ヒッタイト)帝国の首都だ。 この画像を見てほしい。なんと、大きな山一つが丸ごと古代都市なのだ。 ヒッタイトは紀元前18世紀ご

60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(6)ゴルディオン

フリギア(ゴルディオン)へ トルコ3日目。今日の終着地はアンカラの南西250㎞にあるアフヨ…

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6か月前
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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(7)サルディス

朝の発見 出発準備をしているとき、洋服ダンスの床に面白いものを見つけた。 トルコ国民の9…

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6か月前
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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(8)エーゲ海

クシャダス クシャダスで泊まったのはリゾートホテル。私たちの部屋は2階で、ベッド2台と2段…

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6か月前
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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(9)明日に向けて

明日のための休息 その夜も食欲はあまり回復せず、十分な塩分(水分も)が取れなかったせい…

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6か月前
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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(10) エフェソス遺跡1

エフェソスへ 2日間の休息のおかげで、体調は何とか少し戻った。朝食の席で先生に「昨日は行…

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6か月前
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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(11) エフェソス遺跡2

エフェソス博物館 エフェソスはかなり前から調査が進んでいるので、出土品もたくさんあり、…

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6か月前
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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(12) ペルガモン

ペルガモンという国 現在ベルガマと呼ばれるこの場所には、ヘレニズム時代にペルガモンと呼ばれる国があった。午前中はその遺跡を訪れる。 ペルガモンは、アレクサンドロス3世(大王)の部下が作ったヘレニズム期の国だ。王朝が途絶える時、最後の王がペルガモンをローマ帝国に譲るとした。以降、首都ペルガモンはローマ帝国の都市となって繁栄が続いた。 また、ペルガモンにはアレキサンドリアやエフェソスと並ぶ図書館があったが、エジプト(プトレマイオス朝)との関係が悪化して、パピルスが輸入でき