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魚を広く浅く知るにはうってつけ | 「魚ビジネス 食べるのが好きな人から専門家まで楽しく読める魚の教養」(著:ながさき一生)

こんにちは
イデアレコードの左川です。

自分が小さい時と今の「魚を取り巻く環境の変化」は目覚ましい。子供の頃に釣り好きの父親が生のシラスを持ってきて、「東京のお店では生シラスなんて食べられないぞ」と言っていたことを思い出す。今では「生シラス」は当たり前のように食べられるようになった。他にも回転寿司で安くておいしい魚を食べることができ、漁師直送の魚が家でも簡単に食べられたり…だが、魚ビジネスを体系立てて学んだことはなく、断片的な情報でしか把握していなかった。

そんな中 「魚ビジネス 食べるのが好きな人から専門家まで楽しく読める魚の教養」(著:ながさき一生)がネットで紹介されているのを見て即買いした。

大好評、6刷決定!
Amazonカテゴリーランキング1位(流通・物流、店舗・販売管理、魚類学、和食ほか多数)


オバマ元大統領も、レディー・ガガも、デビッド・ベッカムも…
海外セレブが日本の魚に魅了されている!
おさかなコーディネータが教える、ビジネスパーソンが知っておきたい「魚の教養」

食として魚の魅力をわかりやすく解説し、日本テレビ系ドラマ「ファーストペンギン!」の漁業監修も手がけた著者による、世界に誇るべき日本の魚文化について紹介します。

本書は、魚にまつわるビジネスから、寿司の歴史、市場で美味しく魚を食べる方法、培養魚肉の最新技術など、明日から使える豆知識を紹介する「魚の入門書」です。

・「大間マグロ」はなぜ高級なのか
・急拡大する鮮魚の直販ビジネス
・「サンマが食べられなくなる」は本当か
・「サバ缶ブーム」はなぜ起きたのか
・市場で食べるべき魚とは
・今後市場はいらなくなるのか
・繁盛している魚屋の特徴
・アラ汁があると店の魚は美味しくなる?
・培養魚肉で変わる天然/養殖の位置づけ
など、ビジネスとしてだけでなく、魚を食べる、楽しむためのコンテンツが詰まった1冊です。

amazonより抜粋

魚を食べることを広く浅く知るのに適した本である。
一般ユーザー向けにわかりやすく書かれているので、すんなりと読むことができる。ところどころ最新情報が蘊蓄風のTOPICSで書かれているので、有難かったりする。魚に関する周辺情報が網羅されているので、誰もが興味ある分野を見つけることができる。

だが逆に深い情報が少ないが故、専門的な知識を身に着けたい人には物足りないだろう。切り口は面白いものも多かったりするので、各分野ごとに専門書として展開して欲しい。特に「第8章 居酒屋から学ぶ飲食店の世界」については、踏み込めばそれだけで数冊分の内容になるはずである。

以前、週間BCNで「コロナ禍における外食業界のDX化アプローチ」というテーマでコラムを書いていたのだが、10回分書いても全然足りなかったし。進化が早くてすぐにアップデートの必要が出てくる次第…。

魚にまつわるビジネスおよび居酒屋は、奥が深いので是非とも深堀していって欲しい!

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