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【ターニングポイントとなった出来事2】ここまでこだわる?広告代理店の提案を目の当たりにして。

こんにちは
イデアレコードの左川です。

新卒で入った会社でプランナーとして仕事をこなす日々が続き、どのように考えてどのように整理していけばいいのか、何をどのように書けばいいのか等、資料や提案書のことが少しずつわかってきた頃でした。某電機メーカーのカーナビ案件で広告代理店A社アンダーで、代理店プランナーと一緒に仕事をすることになったのですが、そこで"本気のこだわり"というのを直接目の当たりにしてすごく良い刺激を受け、自分自身のターニングポイントとなったので、今回はそのことについて書きたいと思います。

提案書について、プランナーとマーケッターが本気でぶつかる

提案書自体は現状のマーケティング分析を踏まえて、ターゲット設定からアプローチ、コンセプトなどを経て、メディア戦略からインナー施策(量販店対策)まで網羅したものでした。自分自身はそれまでSP(セールスプロモーション)やWEB施策が主だったいうこともあり、詳細なメディア戦略を作っていく過程を見たのはその時が初めてで、最初はそこにある種の感動を覚えていました。

ある日の会議でした。

マーケッターがプランナーのまとめたコンセプト/アプローチに対してに「ターゲットにそれを伝えたところで、本当に(購買まで持って)いけるのか?」と声を大にして言っていました。プランナーもしばし考えたのち、ロジックを説明してはいたものの両者は平行線のまま終わりました。そしてプランナー側もチームで再検討をする形へ。

提案日はもう間近なんですけど?
そこまで立ち戻ってまた検討するのですか?
不夜城ですか?

と思いながら、私はその日は解放されました。
ケンカとかではなく、顧客の商品を売るために本気で考え、検討している姿に感銘を受けたわけです。プランナーもマーケッターを納得させられないのであれば、顧客も納得できないと考え、徹底的に議論する姿はカッコいいと思いました。

深夜でも一言一句にまでこだわる

打合せの内容をアウトプットに落とし込むところの一部については、自分が担当していました。打ち合わせの検討結果を受けて資料を修正しなくてはいけないのですが、修正回数が多いということもあり、だんだんと精度が落ちてきたことも否めない感じでした。

でも代理店のプランナーはどんなに夜遅い時間でも決して妥協しないのです。

一言一句までチェックして、ニュアンスの違いまで細かく赤入れされます。量販店向けのマニュアルでは、「使う」と「使用する」みたいな文字の使い方まで徹底的に検討していたのは衝撃でした。

大手の広告代理店がこのレベルまで細かく丁寧に仕事をしているのであれば、「勝てねーわ」と思うと同時にアウトプットをこだわる重要性を痛感しました。


そんなわけで、自分自身にとっても良い刺激を受けた仕事でした。
大変でしたけど。

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