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ワシとタカ、イルカとクジラ

日本のプロ野球に “イーグルス” や “ホークス” と名のついた球団がある。「イーグル」=「eagle」=「鷲(ワシ)」、そして「ホーク」=「hawk」=「鷹(タカ)」ということは多くの人が知っているだろう。

実物を見る機会は多くないかもしれないが、テレビの映像で見たことはあるだろう。鋭い眼と大きな翼をもつあの鳥の姿は、おそらく誰でもすぐ頭に思い浮かぶことができると思う。しかしそこに出てきた鳥はワシか?それともタカか?となると途端に自信がなくなってくる。

気になったので辞書で調べてみる。

鷲(ワシ):タカ目タカ科の大形の鳥類の総称
鷹(タカ):タカ目タカ科の小・中形の鳥類の総称

つまり同じ鳥の種類だけど、大きい方がワシ、小さい方がタカということのようだ。

何となく憧れをもってしまう職業で “鷹匠” というのがあるが、ワシを扱うのは大きすぎて大変なので、小さめのタカを扱っているということなのかな?

そういえば、クジラとイルカの関係もこれに似ているというのを最近知った。

クジラとイルカには、実ははっきりした区別はなく、大きい方をクジラ(鯨)、小さい方をイルカ(海豚)と呼び分けているに過ぎないとのことだ。ただし、クジラやイルカにもそれぞれ多くの種類があって、「クジラ」と名がついていてもイルカより小さい種があるし、「イルカ」であってもクジラより大きな種もあるらしい。

日本では虹は七色ということになっているが、いうまでもなく日光を分光したものは連続したスペクトルなので、きっちり七色に「色分け」できるというものではない。国や地域によっては、虹は8色のところもあれば、2色や3色しかないところもあるようだ。

言い分ける言葉はあるが、必ずしもその境界ははっきりしていない例は、このほかにも探せばいくらでも出てきそうな気がする。

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