中身こそが人を決める

神戸大学は4期制なので、絶賛テスト期間中です。

前よりも楽になったとはいえ、少し気が重い1週間ですが、今日もアウトプットしていきます。


それは、「差別化の要因となるのは、核となる精神である」ということです。

何を大切にしており、どういった性格であるかが、個人や組織の違いを作るということです。

なぜなら、精神は一朝一夕で身に付くものではなく、その人や組織の根本を形作るからです。



例えば、日本の新卒採用で「ポテンシャル採用」が行われているのも一例です。

企業は、学生自身の信条や性格をかなり重視してみてくれます。

その理由も、ほとんどの学生は実際に社会に出て働いたことがないため、小手先のスキルよりも、今後経験を積む中でスキルを身に着け活躍してくれるであろう、「精神」を持ち合わせているかを確認したいからでしょう。


他にも、大成功を収めている企業の多くは、素晴らしい戦略に加え、素晴らしい「企業文化」を持ち合わせていることからも伺えます。

例えば、何度も登場しますが現在私は「ワークマン」の研究をしています。

ワークマンは、素晴らしい戦略が機能するように、企業文化までも変革したため、コロナ禍でもなお成長する強い企業となったのです。

ワークマンは「作業服専門店から一般客へ客層拡大」と「在庫データすらない状態から全員でエクセルによるデータ活用」の大きく2つの素晴らしい戦略をとることが、成功の要因になっています。

しかしながら、ただ戦略を打ち出すだけでは到底上手くいきません。

なぜなら新しい戦略は大きな変化を伴うため、社内から不安や戸惑い、不満が集まるはずだからです。

そこでワークマンは、売上目標やノルマ、仕事の期限などの無駄を一切なくす「しない経営」を実践することで、社員が自発的に動く企業文化を作り上げたのです。

この「社員が自発的に動く」文化こそが、ワークマンの強さの核なのかもしれません。


このように、優劣や差異を決めるのは、行動や戦略の根本にある「精神」です。

小手先のテクニックを身に着けることも大事ですが、より自分らしい自分が理想とする「精神」になれるよう日々精進するべきだなと再認識しました。