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備えあれば憂いなし、あらためて防災と減災を考える

昨日、大きな地震がありました。何名かのお亡くなりになられた方もいて、余震もあり恐ろしい思いをされていると思います。

阪神淡路大震災から23年という話をしたばかりで、関西地方を震源とする大型地震。

東京に住む僕らだって他人事ではないです。火山大国の日本列島に住む以上、地震のリスクには常に向き合わなければなりません。

うちでも子供が生まれたことをきっかけに、1人で逃げて生き延びるという考えから、家族を守る備えをするという考え方に変わりました。

そして、関東地方でどんなリスクが想定できるかを調べながら、自分なりに防災セットと食料備蓄を組んでいます。

防災・減災って言っても何を用意すりゃいいんだ!?という人のために、今日は予定を変更してわがやの防災・減災の備えをシェアしておきます。


常備用・携行避難用・自宅避難用の3種類で考える

防災と減災について考える場合、以下の3つのシュチュエーション別で用意すると良さそうです。

1.常備用
通勤通学などの日常生活で持ち歩いて使うもの。勤務先にスニーカーと緊急連絡先リストや簡易避難袋を用意したり、キーホルダーに防災用のホイッスルをつけておくなど。

2.携行避難用
いわゆる「非常用持ち出し袋」を用意。自宅が倒壊や火災の危険があったり、避難所への一時避難時に持って出るやつ。重すぎるとしんどい。

3.自宅避難用
非常食や水や簡易トイレなど、自宅に避難してライフラインが復旧する数日を耐える場合に使うやつ。

特に(2)については、あまり重いと体力を消耗するので注意。妻や家族に確認して、大人であれば誰でも持てる(できれば子供でも持てる)レベルに抑えたい。

それぞれ写真とリストで紹介します。


1.常備用

・防災笛(キーホルダーにつけておく)
・ヘルメット
・手袋

・スマフォ用の予備バッテリー
・歩きやすい靴
・水分
・家族の連絡先リスト
・サバイバルシート
・常備薬ある人は常備薬の予備←重要!!!

優先度の高い命に関わる道具は「防災笛」「ヘルメット」です。それ以外はなくてもしんどいだけで、死にはしません。わがやでは〝とにかく死なないこと〟を最優先に考えているので、建物倒壊時などに救助を呼べる道具は重要です。

ヘルメットは頭部保護。うちはヘッドランプ付きの工事用が2個と、こども達は自転車用が揃えてあります。指先の保護の手袋も大事です。

あとは忘れがちな常備薬の予備。特にこどもの常備薬など、災害時は医療現場も混乱しますので、1日ぶんくらいは余裕を持って持ち歩いたほうがいいです。

サバイバルシートはアルミ箔のついた薄いブランケットで、登山の基本道具。反射を使って救援に見つけてもらったり、くるまって低体温症を防いだり、いろいろ使えます。



2.携行避難用

防災バッグ(玄関のシューズボックスの上)
0-防災バッグ(防水型、容量20L)
1-ガムテープ
2-マグライト、懐中電灯
3-LEDランタン
4-予備の乾電池
5-トイレットペーパー
6-携帯トイレ
7-レインコート ※目立つKOKUYOの黄色いやつ
8-携帯ラジオ(手回し充電etc)
9-十徳ナイフ(ハサミ付のモデル)
10-黒のマジック
11-コンパス、方位磁石
12-火山灰対応の防塵ゴーグル ※リンクはウイルスゴーグル
13-折り畳めるポリタンク
14-防災ガイドブック
15-非常食(小型軽量で最小限)
16-パラコード(丈夫な紐)
17-サバイバルシート
18-水で膨らむタオル
19-ポイズンリムーバー
20-救急キット ※詳細は後述します。

とりあえず家やばそうだから逃げようぜ!の時に、パッと持って逃げるやつです。もしも家が無事ならあとで戻って補充もできるので、とにかく軽さと持ち歩ける効率を重視して組んでいます。

12-火山灰対応の防塵ゴーグルは、富士山の噴火対策です。地震の揺れそのものよりも火災のダメージが大きいように、広範囲への降灰は致命的なダメージになると予想しています。

特にコンタクトレンズの人は灰が入ると目が痛みますし、電子機器に付着すると使えなくなったりします。灰をかぶると車も使えません。ちなみに粉塵マスクは20-救急キット内に入れてあります。



3.自宅避難用

非常食セット(寝室のベッドの下)
1-長期保存の効く飲料水 2L×48本
2-リッツ保存缶 ×12缶
3-えいようかん ×3箱
4-予備の乾電池
5-防塵マスク
6-非常用トイレ(凝固剤の徳用袋) ※リンクは汚物袋とのセット品
7-非常用トイレ用の黒ゴミ袋
8-体を拭くぬれタオル

携行避難セットで不足する、家にこもる場合の水と食料メインのセットです。ランタンなどは携行避難セットと兼用します。

震災で物流が混乱した時に備えているので、3日間耐えられるように組んでいます。

ポイントは、長期保存の効くものをメインに、飲料水だけは家族人数×3日ぶん確保する点です。

あとはトイレ周りですね。これはいきなり買いに行っても地元のスーパーとかにはまずないので、事前準備しておいたほうがいいです。

マジックとガムテープはドアに貼って避難先やメッセージ描いたりなど使えます。矢印マーク作ったり、危険を伝えるために×マーク作ったりもできるので一個入れておきたいです。


■救急キット

エマージェンシーキット(救急キット)
00-救急キット用バッグ
01-除菌ジェル
02-トゲ抜き
03-爪切り
04-十徳ナイフ
05-ゴム手袋
06-綿ガーゼ
07-ウェットティッシュ
08-消毒綿
09-絆創膏
10-サバイバルシート
11-裁縫セット
12-消毒液
13-テープ包帯
14-ネット包帯
15-三角巾
16-マスク

あくまでもファーストエイド用ですが、骨折時の三角巾や、粉じん対策のマスク、あと大事なのは血液感染予防の為のゴム手袋です。

特に傷病者の手当の時には血液感染の予防は基本なので、複数枚は入れておきましょう。また、包帯や三角筋などの止血帯がわりになるモノは、有る無しで命に関わる場合もあるので優先度高いです。

写真の文字の中央・右側・左側っていうのは、救急キットのバッグが3部屋になっているので、それぞれ分けて入れています。まぁ、入れば良いので入れ方は自由で良いかと。これで結構パツンパツンになります。



あ!あと家具の転倒防止扉の開放防止は忘れないように!

こういうやつね。家具の転倒は運が悪いと大怪我したり命に関わるし、本や食器が飛び出して来るのもマジ危険!


こういう道具、使わないで済むのがイチバンです。

でも、何かあって困ってからでは遅いですし、リスクを想定して準備をしておくのは仕事の基本。

この資料が誰かの参考になればさいわいです。


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