見出し画像

褒めあう文化をぬるま湯にしない為に

noteはいつも褒めてくれる。投稿しても褒めてくれるし、誰かにスキをつけても褒めてくれる。そのうち1文字書いただけや、ログインしただけでも褒めてくれるようになるんじゃないだろうか。

noteの中の書いている人も、読んでくれる人も、褒めてくれる人が多い。

ほとんど石は飛んでこない。変な広告も出ない。スパムアカウントもすぐにいなくなる。きわめて心理的安全性の担保された、快適な空間。

ここでは真っ白なキャンバスに、思いの丈を思いっきり綴れるように設計されている。


僕は基本的には褒めることは良いことだと思っている。そして、的確に褒めることは貶すことよりはるかに難しいとも思っている。

テキトーに褒めたり、本心でもないのに持ち上げるのはバレる。

褒めるには相手のことをよく観察して、その知見や表現がどんな文脈の上で成り立っているかを見定めて、その上でもしも自分が相手だったらどう言われるのが嬉しく、何を言われたら嫌なのかを想像しないといけない。

実に...難しいし、めんどくさい。褒め上手がぜんぜんいないわけだ。


褒め合う世界はぬるま湯になりやすい

さて、こんなことを言ったらせっかくのホスピタリティに溢れた優しいnoteの世界のバランスを崩してしまうかもしれないのだけれど、褒めるというのは難しいと言ったように、褒め合う世界というのはその賞賛に的確なレビュー=批評性が含まれていないと成長を促さない。

何が言いたいかわかりづらいだろうからハッキリ書こうか。noteの中で立ち止まってお互い褒め合っているだけでは前進はしないよってことだ。

いわゆる業界のタコツボ化しかり、居心地のいい世界というのは得てして停滞と表裏一体でもある。変化がなければ痛みもなく、痛みがなければ成長もない。

だからと言ってディスり合う世界がいいとは全く思わないけどね。

でも、noteは続ければ認められる...かもしれない、という夢をぼんやりと見ながらコツコツ書いている人が結構いるから、なおさらちょっと不憫にも思える時がある。

本心でプロになりたいなら、向き合うべきはnoteだけじゃないハズだからだ。


...書いていて自分の胸が痛いのは気のせいなのか、はたまた痛いところをついているからなのか。


ぬるま湯にしない為にできること

これはすごく簡単なことなのだけれど、noteのこの褒め合い認め合う世界観が好きで、そこにもっと成長性を付加したいなら、できることがある。

外に出て評価を得てくればいい。

noteの中で認められることを目指すのではなく、noteの中にもいながら、外にも出て行って評価をとってくるのだ。

今月から色々と整理してペースを変えたりしているのはコレもある。居心地の良さにかまけていてはいけないという焦りもある。

noteを毎日書き続ければ認められる...なんてことは、ない。

noteを毎日書き続けたら仕事が来る...人もいる。でも、ほとんどの人は毎日書き続けても残念ながら仕事はこない。

良いものは発見されて認められやすくなっただけの話で、良いものを作れない限りは誰にも見つけてもらえないし、認められる日もくる事はない。


noteの中の世界は、ユーザー数150万人。twitterは日本国内だと4,500万人。リアルな日本社会は1億2600万人。世界の人口は77億人。

_____1,500,000のnote
___45,000,000のtwitter
__126,000,000のリアルな日本社会
7,700,000,000のリアルな世界

居心地のいい井の中の蛙を選ぶより、大海へ漕ぎ出してみる挑戦もアリだろう。


世の中は不公平だし、厳しいよね。だからこそがんばり甲斐があるんだろうけれど。

停滞はキープではない、現状を維持していても時間は過ぎていき、人生の残り時間は刻一刻と減っているのだから。

もちろん、noteは自分にあった上手なペースで使えばとても便利なプラットフォームになると思うよ。戦略的に毎日更新をして情報の拡散力を溜め込んで行くのも良いだろうし、思わぬ出会いが人生に彩りを与えてくれる可能性だってある。

『書を捨てよ、町へ出よう』ではないけれど、外に出て挑戦をすることが、きっと今いる場所の停滞やマンネリを防いで、良い影響を与えるように最近は感じている。

外に出るのは怖いけれど可能性もあるね。
「♡」を押すと、次回更新の予告が出ます。
オマケのある時はたまにオマケ予告も出ます。

いただいたサポートでnote内のクリエーターさんを応援!毎月末イチオシの新人さんを勝手に表彰&1000円サポート中🎉 あとはサポートでお酒や甘味で妻や娘のゴキゲンをとります。 twitterは @OFFRECO1 Instagramは @offreco_designfarm