僕は中学一年生の時に父が病死して死別していまして、父の死の前後で母方の祖父や叔父が亡くなり遺産相続で揉めたりなんだりで、渡る世間は鬼ばかりな10代を過ごしました。

そんなだから、一時期は本当に抜け殻みたいな感じになっていたんです。

なんていうか、10代最初の数年間で、いきなり人間のブラックな部分を見過ぎてしまって、アレからずっと中二病です。

上のやつはすっごい重いヤツなので、長いし別に読まなくてもいいです。死別の話なので。。。

まぁ、そんなこんなで中学と高校はほとんど学校行ってなかったんですよ。それこそ出席日数を逆算して、ギリギリまで休む・サボる・フケるという、ダークサイドな10代を過ごしました。

小学校の頃は図画工作の先生とも相性が良くて、何を作っても絶賛＆参考作品で展示されていたのに、中学に入ると美術の先生と方針が合わずに激突して美術の成績も2と3ばっかり。

あまりにも通知表が2と3ばかりなので、妹にもニーサン（笑）とバカにされていました。

色々と八方塞がりで、得意だった勉強も数学と英語は足を引っ張って伸び悩むし、唯一の武器だと思っていた図工が中学に入って美術と技術家庭科に変わって両方ともうまくいかなくなるし、散々でした。

ホント、あの頃は本を読んで、ゲームばかりして過ごしてた。

休んでも逃げても辞めても大丈夫

今でこそ35歳になって妻と娘2人がいて、独立して6年フリーランスやって7年目の来年には法人化も予定していて、まぁアップダウンありつつ順調に進んできてます。

でも、ここに来るまでには、たくさん逃げてきたし、たくさん諦めたり辞めたりしてきました。

あのとき逃げてよかったのか、立ち向かうべきだったのか、どっちがよかったかなんて死ぬまでわからない。

まぁ、でも思い悩んでいるよりも、いっそスッパリと逃げたほうがいいことって多いかもな、とは最近思っています。

あきらめないでがんばったとか、すぐに美談にしようと思う必要なんてないから、理不尽や過酷さからは逃げたっていいし休んでも辞めてもいいと思います。

バックレとかは人として最悪とか思われるかもしれないけれど、義理立てして体と心を壊すくらいならバックレてもいい。今の我慢が将来のどれだけの時間を潰す事になるのか、そのリスクの方がヤバいです。

実際、学生時代のトラウマを数十年後にまで引きずってしまいパフォーマンスを下げちゃう事ってよくあります。逆に、そのトラウマがバネになってがんばれるって事もあるけれど。

それに、何か新しいことを始めたり、一度リセットをしようと思ったら、やっぱり一回今持っているものを手放さないといけない。

器は空にしないと何も注げないから、今入っている何かを一度手放さないと、新しく前には進めないんです。

逃げ続けた先に来る、覚悟を決める日

でね、今はまだ勝てない！とか、今はがんばれない無理！って思ったら、逃げていい。

でもいつか、勝てない相手から逃げつつ、勝てる勝負でコツコツと経験を積んだら、勝てるかどうかわからないけれど全力でぶつかってみるっていう日が来るんです。

その日がいつ来るかはわかりません。でも、いよいよ覚悟を決めて挑戦するその日が来たら、きっとわかります。

そして、もしもその勝てるかどうかわからないけれど、勝ちたくて挑戦した勝負で負けた時・・・そこで初めて、逃げずに戦う覚悟が生まれるんです。

悔しいとか、羨ましいとか、不甲斐ないとか、、、そういう感情が現れるものこそ、自分が心から欲しがっているものなんだと思います。

今までの人生で、悔し涙を流したことってありますか？

僕は逃げ続けた先で、一回だけ悔しくて泣いた事があります。

その時に味わった惨めな思いを絶対に見返してやると決めてから、色々と変わりました。

・・・でも、あれから10年以上たって、顔も体も心も闘争心まですっかり丸くなってしまいました。

そんな自分ですが、最近ちょっと思うんです。

そろそろ体も心も贅肉を削ぎ落として、もう一回負けたら悔しくて泣くくらいの挑戦をしなくちゃな、って。

キツいばかりで成長を感じられない職場とか、理不尽な上司とか、意味不明なイジメとか、そういうのからは逃げていい。

そんなの相手にしていられるほど人生長くないし、いつ死ぬかわからないんだから、後悔しないことに挑戦したほうが生きていて楽しい。

もう人生の4割くらいを使ってしまったので、残り半分は今まで逃げて来た分まで挑戦していこうと思っています。

そうやって今逃げたなら後で帳尻合わせればいいし、挑戦したならつらい時が来たら休めばいい。

そう考えて、つらい時こそ気楽に、気楽な時こそ気を引き締めて、バランスを取っていくのが人生を楽しむコツなのかもしれません。

読んでいただいてありがとうございます。
「♡」を押すと、明日の更新の予告が出ます。
オマケのある時はたまにオマケ予告も出ます。