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初めて自分からのめり込んだもの(初ライブ編)

初めてのライブ

高校1年の11月、私をライブ好きたらしめる運命の初ライブ参戦を経験する。

なんと同じ部活の先輩がUNISON SQUARE GARDENを好きだというのだ。もう運命でしかない。
「この曲めっちゃかっこいいよね〜」「これ頭おかしいよね〜」というユニゾントークがとまらない。
一緒にほぼユニゾン縛りカラオケもした。(狂気)

やはり好きを共有できるのは楽しい。

そんなある日、先輩が「ユニゾンのライブ行ってみたいんだけど、一緒に行かない?」と誘ってくれたのだ。もうめちゃくちゃ嬉しかった。

しかし、我が家にはライブに行くという文化はなく、「どうやって行くんだ…?え、行けるん?生で聴けるん??」という具合であった。

AKB全盛期の小学生時代を過ごした私にとっては、ライブ=サイリウムでキラキラしてる、アイドル、オタクみたいなイメージだったのだ。
また、YouTube等でライブ映像は見ていたものの、「あれは高校生が行くもんでもない」と思っていたため、もうなんか生で聴けるという事実のみでも大興奮であった。

ライブに関して親には「いいじゃない高校生らしくて!先輩いるなら安心だし!行ってきな!!」と言われた。
それから、行くまでの準備(チケットの申し込み、抽選、移動計画)から何もかもが新鮮であった。

そんな記念すべき初ライブは「バズリズムライブ2018
行った日のアーティストはSUNNY CAR WASH、BiSH、My Hair is Bad、04 Limited Sazabys、UNISON SQUARE GARDEN、そしてポルノグラフィティだった。

(フォーリミのMCでGENちゃんが「ポポポポルノグラフィティ!!!」って言っていたのを未だに覚えている笑)

ライブ当日

天気はあいにくの雨だったけれど、会場まではほぼ屋根伝いだったし屋内のライブだったから全然気にならなかった。
どう考えても同じところに行くであろう人達ばかりだったのでもう新横浜駅についた瞬間に「今からライブに行くのか…」という実感が湧いてきた。

アーティストグッズを身にまとった人が周りにたくさんいるだけでも「ユニゾンを好きな人がこんなにもいるんだ!」と勝手に仲間意識をもってうれしくなっていた。

グッズを買うのもこれが初めてだった。
周りの人と同じように「私はユニゾンファンです!!!」を全面に出すぞ!とグッズ購入後すぐにキリンジョッキーTに着替えた。

学校で先輩以外とユニゾンについて話すと、どうしても「シュガーソングとビターステップ」で話が止まってしまうことが多かった分、同じ音楽を好きな人がたくさんいることがとてもうれしかった。
未だに好きなアーティストのグッズを持っている仲間を見つけるとなんとなくうれしい。話しかけるわけじゃないけど心の中でガッツポーズしてる笑

また、ここで初めて音垢というものの存在を知った。当時私はTwitterもインスタもしていない絶滅危惧種JKだったため、「こういう人との出会いもあるんだな、すてき」と思った。
だからといって何もしなかったけど。
ただ、同じ好きなものをもつ人が近くにいるのはいいよなあと思った。先輩に出会えてよかった…ありがとう先輩…

物販で並びながら何にするかひたすら迷って、あのスタジオセットの前で写真を撮って、入場待ちの時間にセトリ予想で白熱して、もうすべてが楽しかった。始まる前からすでにテンションMAXだった。

ライブが始まる直前のあのドキドキ感、すごく好き。
でも、ライブ中のテンションはこのライブ前のテンションを軽く超えることができるからすごい。

開演


もうすべてが衝撃だった。
こんなかっこいい世界をなんで私は今まで知らなかったんだ!!!となんか悔しくなった。
もっと早く知りたかった。

ユニゾンとポルノ以外はライブで初めて知った。(そこからハマるなんて贅沢だったなって思う)

特にユニゾンとポルノが登場した時は、知っていた分「私が死ぬほど聴いてた、YouTubeで見てた人って存在してたんだな…」と思った。

ユニゾンは先輩と二人して盛り上がりすぎて意図せぬ殴り合いになっていた笑(🙋🏻👊拳挙げて振りまくってた笑)

今まで聴いていたものを耳だけじゃなくて全身で浴びている感覚がなんかうれしくてたまらなかった。しかもCDじゃなくて人が目の前で鳴らしているのである。音源ではなかったアレンジとか煽りとか、二度と聴けない、その時だけしか受け取れないものをとにかくスポンジのように吸収しようと思った。

なんでかわからないけれどとにかく彼らの音楽が好きだったのは、彼らが創っている音に自分の感情を重ねているからなのかもしれない。
それは歌詞だったり、リズムだったり、音作りだったり、色んな要素がいつも私を悩ませる言葉にできない喜びやモヤモヤを音楽という1つの形として存在証明してくれていたからこんなにもハマったのではないだろうか。

これをきっかけにライブが好きになり、今や色々なアーティストのライブ、フェスに行っているが、これと同じ感動はもう味わえないだろうな、と思う。(まあどのライブ行った後も同じこと思ってるけど、同じライブはないもんね!!)

もう6年前なのにこんなにも覚えているし、それだけ自分の中の発見が多かった出来事だったんだと思う。幼児が初めて絵本を手に取った瞬間くらいの影響力。

新しい世界を知ることは人を変えるね。


覚えている範囲で2曲ずつセレクト



高2編へつづく!

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