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リスナーとパーソナリティーが集まる場所「Voicyカフェ」を作りたい 【声の履歴書 Vol.28】

こんにちは。Voicy代表の緒方憲太郎です。

この「声の履歴書」という連載は、Voicyがこれまで歩んできた道のりについて創業者の私があれこれ語っていこうというシリーズです。よかったらマガジンをフォローしてくれると嬉しいです。

今回は一旦は挫折した、僕の隠れた野望についてお話します。

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リスナーが集まる「Voicyカフェ」という構想

突然ですが僕、カフェを作りたかったんです(笑)

「Voicyカフェ」。オープンなカフェを作って、Voicyリスナーは半額にしたり、たまにパーソナリティー遊びに来てくれたりしたら面白いですよね。

そこでリスナーインタビューもできるよな、収録するスタジオも作りたいな、とか1人でめっちゃ盛り上がっていました。

数年前のことです。渋谷のオフィスのちょうど向かいくらいにある好立地の1階が空いたんです。家賃もだいぶ安くなっていました。

「これだー!」と思って、ここは絶対にカフェだと超テンションが上がったわけです。

「私、前スタバでバイトしてたので店員やります!」とか社内でもワーワー盛り上がっていましたけど、冷静に考えてみると「そんなコストかけるほどの会社なの?」「今、それやる?」みたいな意見も当然出る。

「社長として、まずやるべきことをやりましょうよ」って諭されて、うん、正論過ぎて辛いけどそのとおり(笑)。

経営陣でも話してみると、別にカフェを出したいなら出すのは構わんと。でも出すんだったら全力でやるべきだから、本当にその物件でいいのか、本当に「今」なのか、やるならベストの形を考えるべきで、目の前に素材があるから今やろうというのは違うんじゃないかと。

ごもっともなんです。「本当にそうだよね」っていう話で、タイミングと価格と場所を考えても、もっといい物件があるかもしれないということになり、見送りになりました。

しょんぼりしましたけど、僕はまだ諦めてないです(笑)

Voicyカフェはやりますよ。絶対おもしろいから!

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なんかの社内イベントで頭にトナカイ乗せてる写真(なぜこれ)

すべては世の中のワクワクが増えるためにーー。

こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、会社を儲けさせるために事業をしているわけではないんですよね。世の中にワクワクの総量を増やすために事業をしているんです。

だから僕らが確実にワクワクが増えると思ったことは、なんとかしてやるべきだと思っています。そのためにいまはそれができるだけの基盤をちゃんと作る。

世の中をワクワクさせることをする、それが成り立つように事業にする。ボイスメディアVoicyが社会で多くの人をワクワク豊かにする。その規模をどんどん大きくできるためにマネタイズや成長戦略、組織を作る。

言ってみれば、事業のほうがHow=手段で、カフェを出すのほうはむしろWhat=目的なんじゃないかなと思っている。その目的のために事業をやる。

ポップアップストアでもいいから、1回そういう場を作ってみたいと思っています。

いまこういう状況なのでスペースが空いてしまったところがたくさんあると思います。そういう場所に居抜きで入ってみたり、休みの日だけやらせてもらったり、何かしら考えています。

ファンフェスタと同じですね。

誰かが喜んでくれたり、お祭りごとのように盛り上がったり、作ったサービスから派生していろんなハッピーや遊び心が生まれるような事業にしたいし、そのためにクレイジーなことをできる会社でいたい。

(また社員のみんなが忘れた頃に、Voicyカフェを提案してみようかな)

ーー読んでくださってありがとうございます。次回は緒方と起業、そして音声に関する原体験について書いてみようと思います。引き続きよろしくお願いします。

声の編集後記


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