小笠原マオ

30歳。自身の経験やドラスティックな人生そのものを記録、備忘録、小噺にして。インスタの…

小笠原マオ

30歳。自身の経験やドラスティックな人生そのものを記録、備忘録、小噺にして。インスタのように綺麗なものだけを集めたりせず、FBのようにガチガチに固めず、嘘偽りなく思ったことを素直に表現したい。もう何でもよくない?うまく書けなくてもよくない?

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思ったことのぜんぶ。

SNSやブログの類は色々と試してきた。 現在もFacebook、twitter、インスタ、はてなブログと続けてはいるものの何かが違う。 思ったことや感じたことを嘘偽りなくつらつらと残しておきたいという私的ニーズにマッチしてるのはこのnoteなのでは?と思い、勢いではじめてみた。 28歳、関東に住んでいます。 大学は1年休学して5年通い、社会人になって今年で5年。転職を2回しました。大して苦労してないけど、ドラスティックな人生だったなと思うのでひとつひとつnoteで昇華

    • クジラが私のモチベーション

      今からちょうど一年前、私は父島にいた。 ずっと行ってみたかったけど、6日間の連続休みがないと叶わないとの事で諦めかけていた父島トリップ。転職をきっかけに有給の消化のタイミングで急遽決めたことだった。 特に何がしたいという目的はなかったのだが、「東京から24時間離れた東京都」「東洋のガラパゴス」「日本のオセアニア」といった表現に感化されずっと心をくすぐられていたのだ。 父島は小笠原諸島に属し、東京からは竹芝のフェリー乗り場から客船おがさわら丸、通称“おがまる”に乗って24

      • やりたくない厨

        転職活動が暗中模索を極めている。 やり甲斐の無い毎日に耐えかね、会社を飛び出してから1週間が経った。 転職活動するなら早い方が良いという知人の勧めと、じっとしていられない性格から退職から3日で転職活動を開始した。 やりたい事がわからないながらも、少しでも嗅覚が反応する仕事があれば応募し面接。しかしやりたい事がわかっていないままなので、面接官も「何しにきたんだ」と言わんばかりの表情である。 ちょっと面白い。 そこで私は家の中から自分の気に食わないものを排除して、好きな

        • 既読の呪い

          彼氏ができるとその人のことで頭がいっぱいで、他のことはどうでも良くなってしまうのが悩みだった。 一分一秒でも長く彼と会っていたい、触れていたい、電話したい、LINEしたい。 病的だというのは分かっている。 恋人がいると自分ひとりで生きているより豊かな時間が流れることは知っている。というかむしろそれが良くてパートナーが欲しかった。人生を共有したかった。同じテレビや映画を見ても違う見方や意見が出てきておもしろいし、私がきっかけとなって彼の生活が変化するのも面白い。 しかし

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          わがまま回帰宣言

          わがままに生きたい。 INFP仲介者、今や平和主義で波風立てないように生きている私も、かつては相当なわがままキッズであった。 ピアノ楽しそう!やってみたい! お友達のハルカちゃんもやってるから私もやりたい。だがしかし、そんなものは自分自身から湧き出した「やりたい」ではない為長続きしない。案の定3日で私はピアノのレッスンに行かなくなった。 親が月謝を納めている都合上、先生が心配して私の家に家庭訪問に来た。 「マオちゃん、一緒にピアノやろう」 答えはNO一択である。

          わがまま回帰宣言

          やりたいことがわからない

          30歳の春がやってきた。 無職である。 1年前には想像していなかった未来にいる。というか、私の人生ではむしろそれがスタンダードで、想像通りの1年後を迎えることはまずない。 ちょうど1年前、私は家から歩いて15分ほどの職場で派遣社員をやっていた。一般事務なので、難しいことは何もない。やりがいこそないけど、周りの人間に恵まれて何となく3年続いた仕事である。 結婚してワークライフバランスを見つめ直すタイミングで、私は総合職(企画・広報)から派遣社員へキャリアチェンジに踏み切

          やりたいことがわからない

          頭の中の検閲官

          私の恋人は、私とは全然違う。 私は文系で、彼は理系。 生い立ちもキャリアも趣味も違う。 そして決定的に違うのが感性。 私は昔から神経質で繊細な人間だったので、他人が自分の言葉をどう受け取ったとか、表情がどのように変化するのかに敏感である。と自負している。 しかし彼はその辺のセンサーが違う。 先日インプロ(即興劇)のワークショップに参加した際に聞いた、「頭の中の検閲官がはたらいている」という話。 大人になるにつれ、何か言葉を口にする前に、今この言葉を発して良いか、場

          頭の中の検閲官

          ため息と深呼吸

          また雨か。 最近雨が多いけど、雨が降ると季節が少しずつ前に進んで行くので悪い事だけでも無いのかもしれない。 あと、農家も喜ぶし。 でもなんとなくこの生暖かい空気といい、湿度といい、春は不安な気持ちになりやすい。そして今まさにその何とも言えない不安に襲われている。 過去のクラス替えとか、新学期の記憶が私をフワフワさせてるのかも。煩わしい。。 土日のデートも雨のせいで中止になった。雨でやることが無いから、退屈だから中止らしい。私は一緒に居られるだけでも良いのに。 ため

          ため息と深呼吸

          自分ひとりで頑張れない

          離職して転職活動をするのは生まれて初めてなので 無職を楽しみたいと思う。 が 何をして良いものかわからない。 これまで学校や仕事など何かしら日々のルーティンがある中で生きていた私は、際限ない自由を手に入れると持て余してしまった。 もしかして自由を謳歌するにも才能が必要なのか? ひとまず夜遅くまで起きていたり、朝アラームをかけずに寝るようになった。時間に縛られずに生きるのは楽しい。。そしてこれまで出来なかった二度寝の魅力もよく分かった。 だがそんな生活も2週間で十分

          自分ひとりで頑張れない

          無職のねがい

          いわゆる「雨女」である。 そんなのたまたまだって!と何度言われたことか。私が張り切って旅行やイベントを企画すると、その行事に対する思いが強ければ強いほど雨が降る。 如実に表れたのが9年前。 ばあちゃんに良い思いをさせたくてNHKのど自慢に出場。なんと40年ぶりの豪雪と言われる程バカみたいに雪が積もって、開催できるかどうかの瀬戸際だった。 そして今週末のデートも見事雨。 何なん? え、何かした?自分。 私の行き当たりばったりな性格って、いくら念入りに計画しても思い

          無職のねがい

          しごと、やーめた。

          日曜日のデートは楽しい。 優しい彼氏が私を抱き締めてくれる。 月曜日から金曜日、私はただひたすら日曜日を待つために耐えていた。 ちなみに土曜日は屍のように寝る。 疲れて動けないと言うより、動かないだけ。 私のしごとは死ぬほど地味だった。 ガラスビンを作る会社で会計の仕事をしていた。 朝出社して「おはようございます」と挨拶をした後、 「お疲れ様でした」までほとんど喋ることはない。 仕事の内容も地味を極めていた。 得意先の購入実績と、自社の販売実績を照合し0.01円の誤差を

          しごと、やーめた。

          お茶出しなんてやりたくないんだが

          お茶出しが苦手だ。 女性の役割を押し付けられているとか、そういう話ではない。 静かな応接室の中に自ら登場しお茶を出すその瞬間、視線が自分の手元に集まる独特な緊張感が苦手なのだ。 同じ理由で仲居の仕事も嫌だった。 大人数の広間は良い。あまり回話のない3〜4人の個室を担当する時は地獄だ。 「失礼いたします」 障子を開けた瞬間の表情、飲み物を置く手の指先、着物の袖。 視線を感じるたび顔つきは強ばり、一挙手一投足から心の内まで読み取られてしまいそうな気がして怯む。 そして

          お茶出しなんてやりたくないんだが

          見つけてしまった

          自分から何かを好きになることが、ない。 趣味のギターは高校入学当初、偶然隣の席に座っていた友達が勧めてくれてはじめたものだし、体に良いと聞いた途端プロテインを飲み、好きだと言われたから付き合って、プロポーズされたから結婚した。 そんな人生。 多趣味で好奇心も旺盛な性格のため、どんな風に趣味を見つけるのかよく尋ねられる。 どんなものもふとしたきっかけや偶然が重なっただけで、特にこれといった珍しさはない。ただその機会が多いだけだし、みんなそんなもんなんじゃないか。 友達

          見つけてしまった

          思考停止老害母

          最近モヤモヤしている事があるので 新しく買ったキーボードのデビュー戦としてミッドナイトnote。 年配の人って頭カタいなと思うことは今までもあったんだけど 「今の時代、何かちょっと言うとセクハラとか言われちゃうもんね」 テレビを見ていた母親がボソッとそんな独り言を放った。 窮屈な時代になったと言いたかったのだろう。 何かあった?と聞くと、別にと言う。 私はセクハラやパワハラが可視化されてすごくいい時代になったと思う。 母は単純に何がアウトで何がセーフなのかわからないの

          思考停止老害母

          ミニスカ履かせていただきます

          自分が女性だからというのももちろんあるんだろうけど、「オピニオンを持った女性」がめちゃくちゃ好きなんです。 辻愛沙子さん、大坂なおみさん、リジーちゃん。彼女達の意見が正しいか間違ってるかとかそういう事でなく、自分の意思を表に出して闘ってる姿そのものが美しい。 辻さんは日テレの『news zero』の水曜レギュラーですが、先日Twitterで以下のような発言をされておりました。 それな〜!!! 自分の言いたかった事やモヤモヤを言葉にしてくれるので本当に好きです。敬愛。

          ミニスカ履かせていただきます

          女とか男

          「女の子のことが好きなんじゃないの?」 私はスキンシップの多いバイト仲間にそう言ってしまったことがある。女性は男性を好きになるのが当たり前だと思っていた私は、3歳年下の友達と買い物に出かけた時ふとそう口にしていた。 その時のことはよく覚えている。 付き合いもそれ程長くない彼女が、私に対して過剰なまでに優しく少し”暑苦しい存在”だと感じていた私は、春先の高円寺でアーケードをくぐりながらそう言った。歩き疲れて少し苛々していた。 彼女とはバイト先のファーストフード店の同期で