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テナント向け物件内覧会 〜昭和のメンズファッション拠点を未来に〜

都心から1時間ほどでアクセスできる埼玉県小川町。
駅徒歩圏内のエリアには、1300年の歴史を誇る小川和紙をはじめとする産業で栄えた、当時の賑わいが伺える街並みが残ります。

<戦後、和紙産業を再び盛り上げようと始まった小川町の七夕祭り>

小川町駅から30分も歩くと里山の原風景に出会えます。里山の資源を活かした小川町ならではの有機農業が広がり、その食材を利用した豊かな食文化も育まれています。食に留まらず、里山の恵みを活かした暮らしを手づくりしやすいことも相まって、移住先としても人気で、県内トップクラスと言われています。

小川町のこの5年間を振り返ると、そのような中にまちの資源を存分に活用した施設・店舗も増え、1回の日帰り観光では楽しみきれない深みが出てきたように思います。

さて、「メンズショップ ツルヤ」は、まさにまちが最も賑わった昭和30年代に誕生したお店です。祭日などは、通りを歩く人同士の肩がぶつかるほどの状態だったと言います。

当時はおしゃれ着から日常着や制服まで、幅広く揃えられるお店でした。ショーウィンドウやライティング、シックなウッド調の内装が渋かっこいい店内ですが、10年ほど前に営業は終了。以来、シャッターを閉じていました。「雨漏りもあるし、貸すつもりはなかった」とオーナーさんはおっしゃいます。

しかし、商店会の空き店舗調査の過程で、協力してくださった、近隣の商店主さんの働きかけで、ツルヤのオーナーさんは店舗貸出に前向きな考えに。
先日、商店会メンバーや店舗周辺地域の方及び関係機関の面々が集まりお店やエリアの歴史についてオーナーさんから話を聞かせていただきました。ワークショップでは様々なアイデアが生まれ、この店にはまだまだ可能性があることが見えてきました。

お店でのワークショップの最後にツルヤオーナーさんがお話しされたのは、「どんな職種かよりも、どんな人に借りてもらうかが気になる」ということ。それは、ご近所付き合いなど人と人との関係性が密接な地域であることを理解し、長く商売を営んでいって欲しいという視点に立った率直な声のように思いました。

1月31日水曜日に、小川町で新たに店舗や拠点を構えたいと考えている皆さんと、ツルヤのオーナーさんの顔合わせのための「テナント向け物件内覧会」を行います。会の前には、周辺にある未活用の店舗や活用事例などを巡るまちあるきとランチタイムも予定しています。同じまちで挑戦をお考えの皆さん同士の良き出会いにもなればと思っています。


「テナント向け物件内覧会 〜昭和のメンズファッション拠点を未来に〜」
日時:2024年1月31日(水) 11:00〜15:00
集合場所:むすびめ 小川町観光案内所・移住サポートセンター
参加費:無料 ※ランチ代実費
持ち物:自己紹介・事業紹介として見せたい資料【任意】

募集について
募集期間:12/22(金)〜1/19(金)
参加者確定連絡:1/24(水)

◎お申し込みはこちらのフォームからお願いします。
https://forms.gle/WEVvd3cTJMCABvL17

※応募者多数の場合は選考させていただきます。選考内容については、お問合せいただいても一切お答えできません。
※申し込みいただいた方へは、先日対象物件で行われた見学会と座談会の動画を共有いたします。ご覧いただいた上で、キャンセルされる場合は、1/19(金)までにキャンセルの旨をご連絡ください。

タイムテーブル
11:00 まちあるき
12:00 ランチ
13:00 まちあるき
13:30 ★自己紹介
14:00 ★物件見学
14:15 ★物件に関する条件
14:30 ★質問タイム
14:45 ★感想共有
15:00 解散

※★が内覧会のパートです。ツルヤにて行います。

「メンズショップ ツルヤ」の物件紹介
築年数:60年ほど(推定)

図面
物件の様子
物件の様子

「空き店舗未来会議」とは?
小川町停車場通り商店会の分科会活動です。商店会委員メンバーに加え、関心を持ってくれた地域おこし協力隊員も参加。埼玉県、小川町役場、小川町商工会、物件周辺地域の皆さんも会議に参加する商店会を超えた活動です。これまで空き店舗の調査、物件オーナーさんや地域の方へのヒアリングから始め、物件活用に向けたワークショップを実施てきました。分科会のメンバーの専門分野や職種は、宿泊、不動産、建築、まちづくりなど多様です。

問い合わせ先
小川まちやど
ogawanoyado2022@gmail.com
または
小川町移住サポートセンター
0493-81-5331

主催者
小川町停車場通り商店会

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