見出し画像

買い物上手 買い物下手

買い物が上手くなりたいと思う。
下手だとは認めたくないが、
「あ、これ買って失敗だったかな」と思うものが、ときどきある。
みんなそうなのだろうか。

先日2000円だかで買った雑貨も、失敗だった。
本なんかは顕著だ。冒頭の数ページを開いて、
面白そうだと思って買うと中盤からつまらない。
お金も、時間も下手くそに遣った気分になる。

こうして考えると、
思っていた効果と違うものや
あるいは内的外的かかわらずいろんな理由で
想像通りの効果が得られないと、
買い物は失敗だったと言えるのかもしれない。

だったら
契約して数ヵ月経つが思ったほど通っていないジムも
”下手くそな買い物”のひとつだ。

思うに、
消費というのはプライドのことだと思う。
自分が汗水たらして働いた対価を
何に消費するのかという選択は、
自分の価値観そのものだ。
身を削って得られるモノやコトは、
自分の時間や体力とイコールでなくてはいけない。
価値のないものを買うと、自分が価値のない人に思えてくる。

だから、広告は商品に価値をまとわせる。
少なくとも、消費者には価値があると思わせなくてはいけない。

賢い消費者という言葉は、
いつからか褒め言葉になっている。
躍らされるように消費をする情報弱者は、
いまものすごくかっこわるい存在だ。

先日「ジム通いの適正チェック」という
サイトをいまさら見つけてやってみたら、
”不適正”の真っ赤な文字が出てきた自分は、
相当な情報弱者だし、やっぱり買い物が下手なんだと思う。