小木野貴光 / 建築_ランドスケープ_インテリア

夫婦で設計している、建築設計事務所です。光と風のささやきに耳を澄まし、日々のささやかな…

小木野貴光 / 建築_ランドスケープ_インテリア

夫婦で設計している、建築設計事務所です。光と風のささやきに耳を澄まし、日々のささやかなよろこびをみつける。そんな時間を感じる場を形にする事を、大切にしています。

マガジン

  • 住まいの設計:新築住宅・リノベーション

    素敵な住まいを設計する方法や、ポイント、上手な工夫の記事をまとめています。

  • 猫と暮らす家のつくり方

    猫と暮らす家のつくり方について、面白さ、楽しさを伝えたいマガジンです。夫婦で設計している、一級建築士が書いています。

  • 一級建築士の自邸設計

    自邸、設計中です。 敷地をどうしようか?とか、家族の考え方とか、経済的な部分とか。。。 色々整って来て、敷地の目処も経って来たので、まず、間取りのプランニングを始めてました。これから、どんどん案が変わっていくと思いますが、家ができ上がるまでのプロセスや、色んな間取り案を楽しんで貰えるかな?と、間取りの紹介から、完成するまでをレポートしていきます。

  • アフターコロナの家・ウィズコロナの住まい

    生き方、生活の仕方、仕事の方法が変わる、アフターコロナ・ウィズコロナの生活の中で、家・住まい・建築がどう変わっていくのか?間取りを考えていきます。

  • アートとデザインを通じた考察

    アートやデザインから受ける事象に関する考察をしています。

最近の記事

猫穴が出来ましたよ!斜め40度猫の家

工事中の斜め40度猫の家の壁に、猫穴がつきました。今回は、家型。 板を加工して形になる家型はコスト的にも安価で良いし、木材のロスも少なくつくれます。 集成材おいておいたら、大工さんが作ってくれました。中々可愛らしい。 以前作ったアール開口の猫穴は、凄く可愛くできたんだけど。木材の塊から削り出していて、ロスも多いし少しコストも掛りました。 超絶、可愛らしいですが。 【公式ホームページはこちらから → 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所】

    • 猫と住む家の間取りも、回遊式が良い理由!ぐるぐる・グルグル

      猫も回遊式だと快適! 回遊式という間取りの考え方があります。 普通の家って一方通行なんです。各部屋がどん詰まりにあって動きがひと方向。回遊式の間取りというのは、各部屋を繋げてグルグル回れる方式の間取りの事です。人の動き方に自由度が大きくなるので、暮らしやすく、家に奥行が出るので生活しやすく快適です。 猫にとっても、回遊式は自由気ままな行動が出来るので、回遊式の間取りだと楽しく気ままに遊んでいます。この間取りでは、部屋をつなげた人にとっての回遊動線をそのまま、猫の回遊動線に

      • 相模原のマンションリノベ:照明計画中

        相模原でマンションリノベの設計を進めています。 照明計画を検討中 照明計画しながら、光りを手掛かりに天井の造形も検討中です。 間接照明で形をつくっていくのは中々良くなってきたんだけれど、ダクトレール多用するのは、ちょっと安易かな。。。 と。 ダクトレールは非常に便利なんです。特にマンションリノベでは重宝しています。 ダクトレールというスポットライトを吊り下げるレールが照明の配線代わりになるので、配線を隠す必要が無くなります。(天井を新たにつくる必要が無くなるので、高

        • OSB合板・木毛セメント板・ビンテージコンクリート、個性的な素材を取り付けています。板橋のスモールオフィス工事

          天井のOSB合板が現場に入ってきました。中々良い感じ。 取付けたら、妙にコンクリートと相性が良です。麩というか、模様の入り具合が似た感じなんですね。リノベーションの荒いコンクリート故です。 ここから、木毛セメント版やタモ集成材等色々なマテリアルを設置していきます。仕上がり、良さげな予感してきました。 現場に入って来た、木毛セメント板。本来、下地に使う材料でこのままだと流石に、表情が荒すぎるので1.2手間掛けて加工・塗装してから取付けます。面白い質感の材料で、いい表情をし

        猫穴が出来ましたよ!斜め40度猫の家

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        • 猫と暮らす家のつくり方
          12本
        • 住まいの設計:新築住宅・リノベーション
          21本
        • 一級建築士の自邸設計
          10本
        • アフターコロナの家・ウィズコロナの住まい
          5本
        • アートとデザインを通じた考察
          1本

        記事

          フローリング・外壁モルタル・構造金物「斜め40度猫の家」工事が進んで来ました。

          工事進んでリビングと、テラスの関係も見えて来ました。 隣接建物との間に、エアポケットの様に光りと風が抜ける空間を見つけて、広いテラスを設計しています。 この家の中心は、外部空間のこのテラス。 大きな開口部(窓)もここだけに限定。綺麗な光を取り込みます。 シンプルな小屋組だと、表し天井でも金物見せないで納められますが、小屋が複雑だとどうしても金物出てきます。 色々な事やって、なるべく見せない様にしますが、それでも見える時はもう、堂々と見せてしまいます! 現場に入って来た

          フローリング・外壁モルタル・構造金物「斜め40度猫の家」工事が進んで来ました。

          青のオフィス・設計始まりました。

          青色を基調にした、オフィス設計を進めています。 インディゴブルー。「デニム生地」を使った内装にします。 デニム独特の美しく・深い青。綺麗な青のオフィスを目指して進めています。 クライアントと打ち合わせ中に、即興で案作って、ザックリしたスケッチ渡して、そのままGOな展開、最近良くあって面白いです。 急遽デニムの生地を使う事になって、ささっとスケッチ。 間接照明の光り、デニムにあてたら凄く綺麗になりそう。 実際はここから、更に一揉み・二揉みして仕上げていきます。 【公式

          青のオフィス・設計始まりました。

          認知症高齢者グループホームの設計

          認知症高齢者グループホームの設計を進めています。今回は、木造で設計。心地の良い空間を目指して設計しています。 小屋組、検討中。 なるべく軒を低くして、親密感を上げる縁側。 天井舐める光りを入れるハイサイドライト(高窓)。 構成は決めたけど、骨組みどう組むのが効果的なのか。悩んでいます。いくつかスタディして、構造設計と相談します。 【公式ホームページはこちらから → 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所】

          認知症高齢者グループホームの設計

          美しい曲線をつくる、オフィスリノベーション

          スモールオフィス・リノベーション。 内装は解体して形が見えて来ています。 コンクリートの建築リノベで、木軸が出て来ると懐かしいと思ってしまう。今はLGSという軽いスチールで壁、天井の下地の骨の部分をつくります。木軸からLGSに変わったのは、22.3年前かな。 曲線でオフィスルームを包むカウンターは、曲線でつくります。 フニャフニャした自由曲線の原寸図。 結局、現場でベニアに描きました。 ライブ感ありますね。建築も、ものづくりである以上、即興の部分が必ず出て来るので、そ

          美しい曲線をつくる、オフィスリノベーション

          カッコイイ、小屋組み!

          小屋組、カッコいい。苦労したかいがあります。 平面40度の角度で、曲がっているので、角度を曲げるところの組み方が、まあ中々難しいんです。でも、大工さんが凄く綺麗に作ってくれました。 4.5㎝×15㎝の垂木が、30㎝毎に並んでいて、舟の骨格みたいで美しいなあ。力感があって。 棟木と垂木の取り合いに棟梁悩んでたけど、上手く行ってドヤ顔で自慢されたよ。今回も、良いチームで作れそうだ。 斜め40度猫の家は、これから仕上げていきます。この小屋組がもっと美しく力強い姿になる様に、が

          スモールオフィスビル・リノベーション

          ジェダイが使う、ライトセーバーみたいな立て掛けてあるのは、外した蛍光灯。 スモールオフィス一棟リノベーション工事スタート。 内装解体後の想定外をライブ感満載で、その場で意思決定して行くのはリノベの醍醐味。 現場夜打ち合わせは、しばれる。 リノベーションは若者の施工者多い。中に、混じって打ち合わせ。 フニャフニャした、フリーハンド曲線の間取りレイアウトをそのまま設計したら。現場で施工者から、1/1で図面出してくれ無いと作れないと言われ。 フニャフニャ原寸図、作ってるんだけど

          スモールオフィスビル・リノベーション

          斜めに組んだ、美しい小屋組みになりました!

          昼休みに、ちょっと現場を覗こうとしたら、棟梁につかまって打ち合わせ。 工事現場は小屋組みをしています。平面を40度、軸振った小屋組。中々カッコ良かった。 棟木と垂木の取り合いに棟梁悩んでたけど、上手く行ってドヤ顔で自慢されたよ。今回も、良いチームで作れそうだ!

          斜めに組んだ、美しい小屋組みになりました!

          室内窓をつける理由とは?抜け感と、広がり・光りを通す、明るさ!

          マンションリノベーションで人気の室内窓。カッコいいからつけるって訳じゃ無いんです。もちろん、カッコも良いです! 室内窓をつける理由とは? 1)抜け感と、広がり 2)光りを通す、明るさ マンションは、どうしても狭く感じます。天井高さも低い事が、多いし、角部屋以外は1方向にしか窓が無く圧迫感がある。だからこそ、壁の向こうが見える室内窓が生む、抜け感が効いてきます。 どうしても住戸の奥行きが深いマンション。光りを家の奥へと届ける役目を、室内窓は担ってくれます。 室内窓は、

          室内窓をつける理由とは?抜け感と、広がり・光りを通す、明るさ!

          なんと国産材でつくる木造住宅になりました!:上棟・棟上げ・建て方:斜め40猫の家

          年明け早々に、上棟です!斜め40度猫の家。 天気も良くって良かった。都市部の敷地の為、クレーンを動かすのに苦労していましたが、1日でキッチリ棟上げしてくれました。 そして、なんとなんと。幸か不幸か、国産の地杉でつくる家となりました! 円安の影響で、木材は輸入材より国産材の方が安くなっています。そこで殆どの木材を国産材で入れています。外材が悪い訳ではもちろん無いんですが、地産地消の国産杉での建築は、これまで中々出来ずちょっと嬉しい部分です。 棟上げの時の、鳶さん。動きの

          なんと国産材でつくる木造住宅になりました!:上棟・棟上げ・建て方:斜め40猫の家

          扉を目立たせるのか?壁に馴染ませて、一体化して目立たなくするのか?

          2つの考え方があります。 結構悩む処なんですが、基本的には白い壁に白い扉の様な、部屋に馴染ませてしまう方が室内を広く感じます。 ただ、扉を製作する場合もあって、場面が大きく変わる・扉の用途が他の扉と違って特殊な場合、ちょっと場が寂しい時には、設計したオリジナルの扉をつくっています。 施主の海外経験なども聞き、この扉は旧上海租界やベトナムの、アジアと西洋が混ざったクラシックな場所をイメージしたオフィスの設計で製作しました。装飾的なはずの框扉を一見そっけないくらい、ザクっとデザ

          扉を目立たせるのか?壁に馴染ませて、一体化して目立たなくするのか?

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          杭打ち・地盤改良方法!「斜め40度猫の家」

          杭打ち、立ち合いをしてきました。 しっかり支持地盤まで到達確認。この杭を130本ほど打ち込んでいきます。 地盤改良には色々な方法があります。今回採用した杭は、鋼管パイプ打ち込むだけですが、地中を練り練りしなくて良いので、スマートな工法です。何より杭が抜き易いのが良い。何十年後かに、土地は必ず、再利用される事になるから、地盤をイジメ無いのも大事。 地盤改良や杭は、耐震性を確保するのがまず第1に大切。ただ、将来、建て替える時にその地盤改良が邪魔になって、よりコストが掛かってしまう場合があります。土地を売る場合も金額に影響する原因になって、資産価値に関わってきます。 元々の地盤改良や杭をそのまま利用して、新しい建築を建てるのは不可能では無いですが、実際の処中々難しいので、地盤を綺麗にする費用が掛かる土地になります。 意外な盲点ですが、大事な処です。 「斜め40度猫の家」

          杭打ち・地盤改良方法!「斜め40度猫の家」

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          杭打ち・地盤改良方法!「斜め40度猫の家」

          杭打ち、立ち合いをしてきました。 しっかり支持地盤まで到達確認。この杭を130本ほど打ち込んでいきます。 地盤改良には色々な方法があります。今回採用した杭は、鋼管パイプ打ち込むだけですが、地中を練り練りしなくて良いので、スマートな工法です。何より杭が抜き易いのが良い。何十年後かに、土地は必ず、再利用される事になるから、地盤をイジメ無いのも大事。 地盤改良や杭は、耐震性を確保するのがまず第1に大切。ただ、将来、建て替える時にその地盤改良が邪魔になって、よりコストが掛かってし

          杭打ち・地盤改良方法!「斜め40度猫の家」