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餃子とえんがわ

【餃子】


ゼミの中でも一番仲の良い友達と、夜ご飯に行ってきた。
場所は赤坂。赤坂って行ったこと無いよね&美味しいもの多そうだよねっていう単純な理由で決めた。
お店を調べると、赤坂のご飯屋さんはどれも高くて焦る。
100円均一のパン屋さんをパン屋さんをこよなく愛していた私からは驚きの金額だった。
決めたのはお手軽なのに食べログ100名店に入っている「珉珉」という中華料理屋さんだった。

友達との駅の待ち合わせ、人との待ち合わせっていつまでたっても、ちょっぴり緊張する。
嬉しそうに私に近づいてくる「Yちゃん」はスカートをはいていて、カラーニットを着ていて、今日はいつもと違う白いアウターで、もうその時点で可愛かった。
Yちゃんは本当にカラーニットがよく似合う。その気持ちをうざいくらいに伝えてしまう私に対して、「○○(私)がカラーニット似合うって言ってくれるの嬉しくてめっちゃカラーニット増えた」と同じくいつもくどいくらいに言ってくれる。
控えめに言って可愛すぎる。

中華料理屋さんに着いたら、お互いの気持ちがチャーハンになってて、私は叉焼チャーハン、Yちゃんは五目チャーハンを頼んで、焼き餃子はシェアハピした。
「珉珉」はお店に醤油がなく、酢胡椒でみんな餃子を食べる。私は酢胡椒好きだが、Yちゃんは初めてだったらしい。「酢胡椒文化の初めてが私でよかったのだろうか」とか思いながらも、胡椒を多めにふっといた。

五目チャーハンにはうずらの卵1個が半分になって可愛く乗っている。貴重なその半分こを私のお皿にさりげなく盛り付けてくれるYちゃんだった。
半端ないほどの水を飲んで、クーラーポットをほぼ一人で飲み干したYちゃんだった。

その後、コンビニで温かいカフェラテを手に入れて、東京タワーに50分くらいかけて散歩した。
途中の六本木イルミネーションとか、治安の悪目なところとか、いろんなところを歩いているのに、くだらないけど深い話をずっとしていた。
東京タワーに着いたらたこ焼きの屋台があって、2人で即決で食べることを決めた。味をせーので指さしたら、2人の指先には同じ「オリジナルソース」の文字があって、味も即決だった。
ロンドンバスの上でたこ焼きを食べる。という新感覚だったけど、そこでもやっぱりくだらないけど深い話をしている。

23:00までずっと話していた。
Yちゃんと私はすごく似ている(と思っている)
食べたいものとか感覚的なものも、感受性の部分も。無限に話ができるし、くだらないノリと深い話の塩梅が私には合っている(合わせてくれている)大切な人だ。
でも、ゼミの中での印象は、Yちゃんと私は対極にあるといっても過言ではないのが面白い。

私はYちゃんと違うところを考えたことがなかった。いつも共感ばっかりしちゃって、違うところを正直これと言って見つけたことがない。
今度会うときは、Yちゃんのこともっと知りたいなって思った。

餃子って包まれていて、親しみやすいかんじ。でも作るのってすこし手間がかかる。皮も美味しいけど皮を破ればもっとおいしいよねって、そういうとこ、Yちゃんだよねって伝えたい。

【えんがわ】


ポーランドにいるRちゃんに半年ぶりくらいに電話で話した。
会いたいときに会えない距離って、地味に辛い。電話する前日から楽しみだったし、電話を掛けるとき緊張して、声を聴いたらすっと緊張は消えた。

Yちゃんと私が今どんな生活をしているのか?とか、そういう話の後には、日ごろ考えていることの話になる。私たちのお決まりコース。

・みんな結局孤独だよね
・服装を海外の人と日本人とトレードしたら、どう思う?
・戦争
そんな話をした。Rちゃんから「みんあ孤独なんじゃね?って思ったんです」っていう言葉を聞いたときに2人で大笑いしたけど、本当だねって落ち着いた私たちも最高に面白い。

個人的ハイライトは、「ポッドキャスト」の話。Rちゃんはずっとポッドキャストを始めたいらしく、一人じゃ話せる気がしないと言っていたし、ポッドキャスト的なものが自分が一番得意なコミュニケーションの仕方なのか?と考えていた。ひとりで話すのを誰かに聞いてもらうのと、誰かと話しているのを聞いてもらうのとでは全然違うよなあと思って、
とっさに「私と一緒にポッドキャストやろうよ」と言ってみたら、決行が決まった。

どんな名前にするかとか、どの頻度でやるかとか…
本当にポッドキャストを始めるか始めないかは分からないけど、この時間が最高に楽しくて私たちって面白いなと思える。
ちなみに、名前は「えんがわラジオ」
縁側とお寿司のえんがわ、が掛かっている。即興にしてはなかなか良い。「いいんじゃない?」と何度も言うRちゃんは個人的にツボだった。

Rちゃんが帰国したら、逃したお正月のお節パーティとピクニックデートをする。それが楽しみで仕方ない。
「今のうちら、最高におもろいし大好き」ってさせてくれるのがRちゃんの魅力。独特で軸のある不思議な彼女と、野菜ランキングをやるのが生きる楽しみの一つになりそうだ。



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