新川ありさ

おとぎ話の町に出てくるような赤いおうち 町田市小野路町にあるGallery&S…

新川ありさ

おとぎ話の町に出てくるような赤いおうち 町田市小野路町にあるGallery&Shop nijjiris−ニジリス−の作家。 絵を描いたり、粘土をこねたり。声で発信したり。

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私が上京した本当の理由

新春歌会始のために、初歌を詠みました。 それぞれの初歌のお話するにあたって、なんで東京に出てきたかを思い出していました。 初歌は、前にもご紹介したこの歌です。 金富士に 心を映す 水鏡(みずかがみ) 想い和となれ 龍翔凰舞(りゅうしょうおうぶ 大蔵湯様に銭湯の和風ランドリーへ飾る絵を描くという大役をいただきましたおかげで、作家としても人間的にも大きくなることができました。 ありがとうございます🕊🌈 皆様の応援に心から感謝しております🌸 龍のように飛翔し、鳳凰のよう

    • 寒椿の恋歌

      潔く 落つる椿に 我が恋の 終わりを知りて 紅に雪 椿は、花ごとぼとりと地面に落ちる。その潔さに自分の恋の終わりに改めて気づいた女性の歌です。 紅い花に降るのは、雪なのか涙なのか ---- 椿の写真が見当たらなくて、投稿を断念しかけたのですが、わたしが撮影した椿の写真を保存されていたお方がいらっしゃって救われました…! ありがとうございます🌸

      • 鴇羽ノ詩-TOKIHA NO UTA-

        あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたします。 今年は鴇羽ノ詩-TOKIHA NO UTA-という言葉を 主軸に表現してゆきます。 鴇羽ノ詩-TOKIHA NO UTA-とは 新川ありさの活動すべての主軸となることばです。 夕日や朝焼けにみられる桃色に橙が混ざったような色を 私は「鴇羽色」だと思いました。 この色は、抱きしめるように話す色だと聞きました。 わたしは、包みこむような大きな愛を表現をしたいのです。 絵を描き、声を使い、文章を書いて届

        • 虹を生きる詩

          ああ、今日も一日が始まる 愛と光がある 今日もここに愛と光がある 素晴らしい一日が始まる 今日も 素晴らしい一日が始まる きっとこの先 なにかいいことがある 永遠の先の 普遍 美しいなにかが待っている 光あるところに わたしがある 愛している 愛がある 涙が出る 楽しいことも 苦しいことも  すべてが愛によるところ 強い人 弱い人 若い人 老いた人 そのすべて ひとつ 葉が流るる 永遠 藻が生きる やわらかく わたしたちは大地を踏みしめて きっと未来が 素晴らし

        私が上京した本当の理由

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        • 日記
          13本
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          6本
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          1本
        • 美術館
          2本
        • ユング心理学
          0本

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          夜に遠吠え

          虹の戦士というアメリカン先住民の言い伝えの本を読んでいた。 改めて読み返してみると、アメリカ先住民の昔の歌が、わたしが大学時代につくった詩とほとんど同じだったことに気づいて驚いた。 夜は友だち 俺の姿を隠してくれる 俺は夜になると 狼になる! これが、アメリカン先住民の歌。 下がわたしの詩 【夜に遠吠え】 夜は好き 私の姿を隠してくれるから 静寂、ただ風の音だけ だれもみてない  きこえちゃいない 私と夜の境界線は曖昧に 溶けてゆく 歌いたくなった 叫ぶよう

          夜に遠吠え

          迷える仔羊は、本当を求めた

          ようやく借りられた。 一番気になっている本。 野生の思考 / レヴィ=ストロース 迷える仔羊な私は、よく考えていた。 生きるとはなにか。 なにが正しいのか。 社会はこういうものだ。 よく言われたものだった。 それは、ほんとうかな。 正しいと呼ばれるものにも違和感があり、 よく考えてみたら、あたりまえに真実とされているものに大して歴史はなかったりする。 集団で思い込んでいるに、過ぎなかったりする。 宇宙にも法則があるという。 自然には法則がある。 私達の生きる

          迷える仔羊は、本当を求めた

          どっちの世界を生きるか

          ハイウェイを眺めていると人々が忙しく動いているのが見える しかし、よく耳を澄ますと『もう一つの大切な世界』があることに気づく 世界の本当の姿が足の裏から伝わってくる どっちの世界を生きるべきか その選択は聴くことからはじまる 人生は短くて速い こうしてハイウェイを行き来して一生を使い切ることもできる しかし、それでは大地のやさしさを感じることはできないんだ ラリー・リトルバード / プエブロ族 Midnight Channel 素晴らしき地球の旅 「黙って座

          どっちの世界を生きるか

          永遠の魔法のなか

          白鷺が飛んでいく姿をみられた。 大翼を広げ優雅に羽ばたくその姿。 天使なんだと思った。 神社で出会ったちょうちょ。 パタパタ羽ばたくその姿。 天使なんだと思った。 私の魂は、天使たちの間を 「おハロー」って通り過ぎてく。 ふよふよ。 桜並木。 花びらがひらひら舞い落ちていって、 心はときめく。 ときめきって感情。 素敵な感情をもらったものだ。 感謝。 一瞬の美。 でも、永遠の愛。 広がってく永遠の魔法の中にいた。

          永遠の魔法のなか

          静かな水のように

          わたしのすきなターシャ・テューダーという人は、 静かな水のようでありたいと[スティルウォーター教]というものを発明した。 それは、彼女が惹かれる小さな動物の生き方に通ずるもの。 小鳥たちは、必要なすべてが身の回りにあると知っているから満ち足りている。 かたや人間はないものねだりばかり欲望で不満をふくらませている。 まずは、静かな水のように世界を受け止め、感謝することから始めたいわ。 そう彼女は語っていた。 . . . 静かな水のように穏やかであること 水鏡に映し、

          静かな水のように

          愛と執着

          愛と執着は、紙一重。 この愛とは、見返りを求める愛のこと。 エネルギーとしては、重たくなってしまう。 執着である以上、 続けていくことは難しい。 どこかで、破綻してしまう。 人に生まれたからには、 この二元論的な愛も学びに来たのだろう。 無償の愛。 これは、二元論的な世界を飛び越えている気がする。 裏も表もないのではないか。 そう思う。 私が描きたいのは、無償の愛。 穏やかな日々を過ごす 静かな こころ。

          もしもの話

          オリオン座の明るい赤い星ベテルギウスはもうこの世にない星かもしれない。 今はもうなくなっているかもしれないのに、星の放つ光は今、届いている。 過去から未来へ届く光。 過去をみている。 不思議。 ホピ族は、オリオン座の並びをなぞるように移動したという。 エジプトもオリオン座の並びに対応するように遺跡をつくったという。 そんな話を聞いた。 縁のある特別な星なのかな。 オリオンの星の方々は、地球に降り立ったことがありますか。 はるか昔、私達に智慧を与えてくれたのでしょう

          もしもの話

          【幸田露伴の幸福三説とブッダの話】

          【幸田露伴の幸福三説とブッダの話】 どうすれば人は幸福になれるのかを考えて説かれた努力論。 そのなかの幸福になれるみっつの説です。 「惜福」せきふく 🕊 自らに与えられた福を、使い尽くしてしまわずに、天に預けておく。 その心掛けが、再度運にめぐり合う確率を高くする。 「分福」ぶんふく 👬 幸福を人に分け与えること。 自分ひとりの幸福はありえない。 周囲を幸福にすることが、自らの幸福につながるということ。 「植福」しょくふく 🌿 後世の人々の幸せのために「

          【幸田露伴の幸福三説とブッダの話】

          冬の夜空に、光る三つ星

          冬の夜空を見上げると、オリオン座がみえる。 愛おしい思い出が蘇ってくる。 弟が、小学校4.5年生ぐらいの頃だったかな。 「UFOだー!!!」と慌てて外から帰って来たことがあった。 母と私はびっくりして、弟と一緒に外に出た。 「どこどこ!」と聞くと、 弟は「ほら!あそこ!!!」と指差す。 その先にはオリオン座のベルトにあたる三つ星がまっすぐ縦に並んでいた。 私と母は、「それはオリオン座だよ〜!いつもみてるでしょ!!」って大笑いしながら家に帰った。 オリオン座を見上げるといつ

          冬の夜空に、光る三つ星

          夜の公園、見ず知らずの集い 皆既月食

          皆既月食 観ようか迷ったけれど、家族ラインが皆既月食で盛り上がっていたので、近くの公園に行った。 意外なことに誰もいなかった。 昔住んでいた家の近くにある武蔵野国分寺公園は、今頃かなり人が集まっていると思う。 何人か座れるタイプのゆらゆらと揺れる遊具に座った。 月が欠けていくのを見守っていると、大学生の男の子二人組がやってきた。 ひとりは滑り台の上に上ったり、下りたりしていた。 高いところでみたい気持ち、わかるなぁと思った。 若い女性がひとりでやってきた。

          夜の公園、見ず知らずの集い 皆既月食

          芸術について

          芸術 芸術は、画家だけのものではないし、 ピアニストだけのものではない。 誰しもの表現が芸術 なんの垣根もない。 人間は文字を書くより先に絵を描いていた。 もっと根源的な欲求 ご立派で高尚なものでもないのだ 本来すべての人が芸術家なのだ 勿論、仕事として成り立つということ これは芸術表現によって、 多くの人の心を動かすことができるということで、素晴らしいことだと思う。 「絵が描けないから羨ましい」 そんな言葉をよく聞くけれど、 私も思っていたけれど

          芸術について

          いつかの日記

          多分に思うのだが、私達は思い違いをしているし、思考する力も長らく奪われてきたのではないだろうか。 すべての叡智は、自らの中にある。 だとすると、私の心の中には宇宙があるということなのだ。 それなのにも関わらず、私は外の世界に影響を受けすぎている。 全ては自らの内にある。 それをまず知ったほうがいい。 自分と対話をしなさすぎて、私の中にどれほどのものが眠っているのか知らぬまま、過剰に卑下しているのではないだろうか。 それなら、もうやめにしよう。 穏やかに過ごすことは可能である。

          いつかの日記