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根っこの感情は抑圧しやすい


今から数年前のことなんですが
わたしの住む地域に地震が来て、震度4ぐらいの揺れだったのですが
季節はあまり記憶にないんですけど
冬ではなかったと思うんです。

私がお風呂に入っている時に起きた地震に対して、下の子が慌てて私のいるお風呂まで走ってきてドアを開けた瞬間に
その場で洋服を急いで脱いで
わたしのいる湯船にザブンと入ってきて
私にピッタリとくっつきながら

『ママ。寒い。寒い。寒いの』と言いながら
歯をガチガチとさせていたのです。


一瞬の出来事だったので
私も混乱しましたが、
うちの子が感じていたのは『恐怖』で、
その震えは寒いではなくて、『こわい』という感情だったんですよね


下の子に『それは寒いじゃなくて怖いだよ。
大丈夫。抱っこしたら落ち着くよ、
落ち着くまでくっついてるからね』と話しかけていたら落ち着いてきましたが、
無意識の中で恐怖から自分を防衛するために、
寒いに置き換えたんだと思います。


これは一例で、
大人でも『不安』や『おそれ』は無視などの受動攻撃になりやすいですし、
『悲しみ』は怒りになりやすいのは

根っこの感情を抑圧してみなかったことに、
無意識下でしてしまうからなんだと思います。


特に大人はやっかいです。。
『おそれ』を隠すために傲慢になったり
プライドが高くなったり、攻撃的になったりする人がいますが
おそれの根っこは恐怖だからではないでしょうか

大切な人を失う恐怖
自分が嫌われる恐怖
自分が愛されないと思い込む恐怖

そうなると現実になかった問題を
自分で作り上げてまでおそれと恐怖を正当化しはじめます。

こうなるともう声は届かないですよね。。
外側からの声は全く届かない状態になり
人間関係が破綻します

本人の目には自分の『恐怖』や『おそれ』は抑圧してしまって見えてないので

『またうまくいかなかった』
『また』ダメになったと全てをリセットしますが
根本の自分の中のおそれを受け止めてないので
繰り返してしまうんだと思います

ちゃんと自分に目を向けると
今まで相手の問題だと思って
相手に投影してたものが
実は自分の問題で
自分のおそれと不安が人間関係をゆらがせて
大切な人との関係を自分から壊してしまっていたという自分の問題として気がつくことができたら
生きる世界が変わると思います。


おそれが相手ではなく自分の中にいることを知るだけで、相手を責めずにすみますし、
謙虚に相手に頼ることができますしね。

私自身は『強い自分に気がつくこと』が
人生を好転するきっかけになりましたが、

おそれ回避の傾向が強いひとは
『自分の中におそれがあること』
『自分の中の弱さ、寂しさ、不安』に気がつくことが、人生を好転するきっかけになるような気がします。

根っこの感情っていうのは
抑圧してるので、受け入れられなくて
怒ったりするかもしれません。
怒る人はもう少し時間が必要なんだと思います

自分の感情を素直に感じてみることが
第一歩。
根っこの感情を抑圧しやすいと言うことは
それだけ自分を守っている。
防衛機能ということだと思うので。。

そんなに守らなくても大丈夫。
案外根っこの感情ってシンプルな感情だと思うので。。。
複雑なのは守ってる感情の方だとおもいますから
自分や自分の環境を信じて
抑圧をほどいていけたらいいですよね。

感情を味わう。しっかり受け止めることは
とても大切ですから。。


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