もうだいぶ前になると思うが、代々木に「羊肉が好きなら一度は言っておけ」とヒツジスキーの間で大評判の『ひつじや』という名店があった。気付けばあちこちに店を増やし、どこも固定客がついていたように思ったのだが、コロナ禍の煽りを受けたかまさかの全店閉店……。

あまりの衝撃に、そのニュースを目にした時は脳みそがフリーズしたほど。「ついこの間も行ったばかりだったのに……なんで？」と悲しみで胸がいっぱいだったのだが、なんとそのひつじやが復活しているという！

しかも、神保町店では4月30日まで平日ランチタイム限定で、1600円でラムチョップ食べ放題という、よく分からない破壊的なサービスを開催中とのこと。

この記事を挙げたタイミングでは、もう最終日の30日しか日がないのが申し訳ないが、ひつじやのラムチョップが時間制限もなく好きなだけ食べられるというのは有り難すぎる話である。

さっそく行ってみたら開店前の11:15頃にすでに行列っていう。ですよねえ。Xでちょっと話題になっちゃってましたもんねえ。

ただ、それなりの席数があるため、無事に1ロット目に入店することができたので、後はもう喰らって喰らって喰らい倒すだけである。

ちなみに場所は神保町の端っこの専修大のすぐ近く。神保町駅からだけじゃなく、JR水道橋駅の西口からでも徒歩数分程度。西口を出て（背にして）目の前の通りを左に曲がって直進するだけ。

さてさて、復活したひつじやはだいぶ今風になっていて、各テーブルに貼ってあるQRコードからメニューページへ飛び、そこから注文するという方式。

ただし、口頭での注文も受け付けてくれるので、「なるべくスマホ注文を使ってね」という感じらしい。

今回のお目当てはとにかくラムチョップだったので、それ以外を頼むつもりはなかったのだが、他のランチメニューも美味しそうで心が揺らぐ。

ちなみにひつじやというのは基本的に超絶コスパの店なので、何を頼んでもお値段以上の物が出て来るとお考えください。

以前はひつじやって「インドカレーの店」として紹介されることもあったんだけど、それは違うぞ。確かにカレーもあるけど、地中海からインドまで羊料理を中心に何でもある感じ。

そしてランチタイムの最大のお楽しみといえば焼きバナナ。通常だと500円くらいするのだが、ランチタイムだと飲み物をつけても200円という破格の料金設定。バナナとココナッツが苦手でなければ、これは必ず頼むべし。

また、輸入ビールやワインなども非常に安く、仕入れ値＋100円で提供しているそうな。海外のビールの品揃えが良いので、それらを楽しむのもオツだと思う。