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今も 「立ち食い文化としてのラーメン」 を守る門前仲町の老舗 (らーめん弁慶 門前仲町店/門前仲町/ラーメン)

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今でこそ競合が増えて埋没してしまった感があるが、国立競技場の眼の前にある千駄ヶ谷・ホープ軒は、東京のラーメン史に大きな足跡を残した名店だ。

ホープ軒は屋台から始まっており、主にタクシー運転手を中心に背脂ギトギトの新しい味として人気を呼んだ。ここで働いていた従業員が独立して各地に店を持ち、ホープ軒のDNAは子に孫にと枝分かれし、広く伝わって行く事になる。

以前アップした浅草の弁慶も、こうしたホープ軒からの独立組で、店主は堀切の立ち食い店から始めたという。

その堀切店や、現在の本店である浅草店は、現在はイスが置かれており、座って食べるスタイルになっているが、弁慶3店舗の中で唯一 "立ち食い文化" を守っているお店がある。

それがこの門前仲町店。清澄通り沿いの、首都高深川線のほぼ真下に位置している。午前4時まで営業しており、夜中にこの辺りを通りかかると、ポっとこの店の明かりだけが灯っていて、これぞ昔ながらの街道ラーメンといった光景だ。

みんな蛾のようにこの光に吸い寄せられてメタボ体型になるんだぜ。

現在は食券制なので必要なさそうではあるけれども、このレトロなメニュー表は大切に残して欲しいなあ。これこそが "ラーメン屋" の正しい姿だと思うんだ。

……だいぶ高いけど。

仕方ない事とはいえ、ラーメンって高級なお食事になっちまったよなあ。オッチャンが若い頃は、ラーメンって言ったら苦学生が腹を膨らませるオヤツの延長線上にある存在だったのに、今や安くても700円だもんなあ。

なんてケチ臭い事を考えつつ空いている場所に立ったのだが、立ち食い席に仕切りがあると邪魔でしょうがない……。

コロナ禍にあっては仕方ないと思うけど、そもそも立ち食い席って一人あたりの専有スペースって広くないじゃん。そこに仕切りを置かれるとめっちゃ窮屈だな。

とはいえ、こればかりは本当に仕方のない話なんですけれども。店を開けててくれているだけで有り難いのですけれども。

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