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受賞式♪置きポエム賞&どどいつ展賞&審査員賞&特別賞!

置きポエム・どどいつ展の受賞式へようこそ!

たくさんのみなさまに参加していただきました。素敵な作品ばかりでした!

本当にどうもありがとうございました。


このように予定しています。

置きポエム賞・どどいつ展賞
 特等席で大きく展示されます。
 副賞のイラストが一緒に展示されます。

審査員賞
 大きく展示されます。
 副賞のイラストが一緒に展示されます。

特別賞
 大きく展示されます。

置きポエム参加者の皆様
 小さく展示されます。
 展示室の据置冊子に掲載します。
 冊子に一作品ずつ感想文が添えられます。

どどいつ展参加者の皆様
 一人一作品ずつのカルタが展示されます。
 展示室の据置冊子に掲載します。
 よねちゃん下手っぴ手書きも添えます。


なお、副賞のイラストにつきましては、年末年始あたりに投稿いたします。(予定です)
イラストを担当するのは。

・じゅんこ3さま(ヘッダーも担当)
・しろくまきりんさま(かわいくて素敵)
・おはようよねちゃんの知り合いの(……ニックネーム後で聞いておきますね!)
・おはようよねちゃん(えっ!ハズレ??)

よろしくお願い致します(^o^)


それでは、お待ちかね、置きポエム・どどいつ展の受賞式です!


置きポエム賞♪

このたびはおめでとうございます!

受賞の作品は、置きポエム・どどいつ展にて、特等席で大きく展示させて頂きます。

また、副賞として、作品にちなんだイラストが贈られます。


置きポエム賞♪

ning(ねい)審査員賞 & moe特別賞

7.じゅんこ3(Junkosan) さま


生きるということ

「生きるということは、傷ついてゆくこと」

そう私の中で答えを出した、2012年。
私はいつも深い悲しみの中にいた。
その悲しみ、というのは真っ暗で。
答えなんてなくて。
苦しくって。
その中にいることが無理になって、私は逃げた。

逃げた先に、小さな花が咲いていて。
好きな人と一緒に、その花を見てると「幸せ」が芽生えてきた。



「生きるということは、幸せを見つけること」

考え方を少し変えた、2020年。
私は大切な仲間に出会った。
思い切って私の感じていることを話してみたら、受け入れられてすごく嬉しかったのを覚えている。
今までなら否定されてばかりいたのに。

そんな中、私の笑顔も増えていって。



「生きるということは、ありがとうを増やしていくこと」

私の中の何かがカタチになって、「ありがとう」と言われた。
涙が出るほど嬉しかった。

私はこれから、
誰かの笑顔を見て生きていきたい。
「ありがとう」を聞いていきたい。

それなのに、私は
どうしようもないくらい、寂しくて。孤独で。
暗闇が恐ろしくって。
「助けて」と言う声は、あの頃と何にも変わっていないのかもしれない。


「生きるとは、わたしを抱きしめること」

そうか。きっと
私は、わたしに抱きしめて欲しかったんだね。
深い悲しみにいたあの頃の私を、そっとこころで抱きしめて。


(ning(ねい)審査員より)
生きるということは
傷ついてゆくこと
幸せを見つけること
ありがとうを増やしていくこと
わたしを抱きしめること

ずっと続く螺旋のようです
やがてその螺旋も大きく穏やかに
なってゆくのでしょうか…
ありがとうの喜びと自分を含め人を愛する幸せ
その理由を探してゆくことが生きるということなのだとこの詩から受け取りました。


(moe審査員より)
生きるということ

は 本当にこころから生み出された作者の言葉が生きています。暗い道で出会った仄かな灯りのようなそのしあわせ、それは くっきりと 生き生きとしてきて ああ 生きててよかったと思わせるもの。よかったね、がんばったんだねと思わず抱きしめたくなる詩だと思います。



おめでとうございます!



どどいつ展賞♪

このたびはおめでとうございます!

受賞の作品は、置きポエム・どどいつ展にて、特等席で大きく展示させて頂きます。


どどいつ展賞♪

春~と共に🌸審査員賞 & おはようよねちゃん特別賞

15.naomi さま


芝に寝転び
地球になって
頬で落ち葉を
受け止める


(春〜と共に審査員より)
言葉の区切りが、34 43 34 5 となっていて、最後も終止形で終わっているので、
読んだ時にリズムがとても心地よく感じられました。
落ち葉が舞う時期は気温も低く、風も冷たい。
そんな中で、芝に寝転んで地球になる。
地球になるという表現から、手足を大きく伸ばして大の字で寝転んでいる姿が浮かびました。
そして、頬で落ち葉を受け止めるという表現。
寒さに負けず、落ちてきた落ち葉も受け止める。
辛いこと、苦しいことなどに負けずに、自分の体いっぱいに前向きに受け止める。
そして乗り越えた先には春が来る。
そんな作者の気持ちが感じられて、とても清々しく力強い都々逸だと思いました。



おめでとうございます!



審査員賞♪

このたびはおめでとうございます!

受賞の皆様の作品は、置きポエム・どどいつ展にて、大きく展示させて頂きます。

また、副賞として、作品にちなんだイラストが贈られます。



審査員賞はこちらの皆様です!

おめでとうございます(^o^)♪♪


置きポエム審査員賞

おはようよねちゃん審査員賞

21.さち さま

海の底にあるおはなし


それは

遠く海の

海の底にある

ずっと

繋げなかった

壊れたままの

貝のネックレス

いつのまにか
また 繋がって

遠く海の

底でつぶやく

ここにいるよ



生まれたときの

あのひかりを

あなたにあげる

輝いてたね

明け方のそらのいろ

なにも知らなかったから

怖い物などなかったんだ

いろんなこと

下手だったけど
懸命に走ってた

追いつけなかっただけ

先にある手を繋げなくて

ほんとは

あのとき
ぎゅっと肩を抱いてれば

ぬくもりを伝えられた

あなたは言うけど

思えば

桜色のあなたのこころ

言いたくて言えなかった

あの日のことばのひとつひとつ

胸の奥にあるから

もう
いいよ

思いがけず出会った明けの

月の輝きに驚くあなた

みんな

みんな

あなたにあげる

聴いてる?

海の底から
聴こえる

ぽわーん
ぽわーんと

ずっと
ずっと

コン・アフェット

(おはようよねちゃん審査員より)
美しく心地よい。それでいて、生きていく中での喜怒哀楽を含んだような。たいせつなひとと読みたいポエムと感じました。



じゅんこ3審査員賞

17.rira さま

雀のなみだ



さみしい、と呟いたのは
あの南へ去るツバメでしょうか

恋しい、と囁いたのは
あのぽつんと咲いたサザンカでしょうか

消えたい、と泣いたのは
あのはらはらと落ちる桜の葉でしょうか
 



いいえ、いいえ
全部雀の戯言です

取るに足らない私の事など
どうかお見捨て置きください





お月さま
ずっとそこで見てたでしょう?



その綺麗に着飾ったドレスより
もがき足掻くその様が美しいなんて
不思議なものね

零れ落ちたものは
頑張って生きてきた証
逃げたっていいんだ
生きてるって
この世界は
こんなに醜くて
こんなに美しい
その痛みが優しさに変わるまで
そばに置いてて

(じゅんこ3審査員より)
私が選んだ詩は17番、riraさまの「雀のなみだ」です。
「醜い」とは「美しい」こと。
「美しい」とは一体どういうことなんだろう、と考えさせられました。
そして、「お月さまはずっとそこで見てたでしょう?」というところ、
「お月さま」という表現が、作者様のこころを絶妙に表現されていて素晴らしいと感じました。


moe審査員賞

5.おはようよねちゃん さま

かめ

のどあめを噛みすぎて

ラムネを噛みすぎて

ガムを噛みすぎて

顎が痛い

噛まないと不安

噛んでも不安

言葉を噛んで

やっと落ち着く

(moe審査員より)
言葉遊びの軽快さ おもしろさ ふふと笑えるユーモア ふと出会って
くすっと笑って 珈琲にもうひとつ 砂糖をいれたみたいな感じの詩です。



どどいつ展審査員賞

島風ひゅーが審査員賞

18.すうぷ さま

『雫のうた』

遠い空から 雫がぽとり
さむい心に 落っこちて

ぎゅっと結んだ くちびるほどけ
もらすため息 なみだ声

風が拾った 悲しい歌に
月がふるえて 雲隠くもがくれ

泣いた空から 雫がぽとり
ゆれた心に ともる星

雨があがれば 葉先の雫
きらり輝き 虹うつす

(島風ひゅーが審査員より)
連作としての完成度が高く都々逸の軽快さに詩情をたっぷり含ませ味わい深い作品だとおもいます。
連作のひとつだとしたら最後の雨が上がってですかね
✨雫に虹がのとこがとくにいいとおもいます。



秋月 めぐみ審査員賞

3.wsd983320987 さま

しらぬだれぞに 悪口いわれ ちょっとへこんで 寝てなおる

(秋月 めぐみ審査員より)
感想 どなたでも心当たりがありそうな心の機微を
   リズムの良い言葉で表現されています。
   「寝てなおる」を読んだ後に、思わずうなずいて
   微笑んでしまう人も、いらっしゃるのではないかと
   思い、選びました。



Sen-sing審査員賞

10.rira さま

軽やかに。

有明月と
歩いて帰る
なみだは決して
落とさない

(Sen-sing審査員より)
物語性が深いんです。
潔い決意も清々しくて、恋人との別れの後なのかなぁ・・・と勝手におもったり。
もしかすると夜勤明けかも分かりませんが ;
お仕事で辛いことがあって、それを振り切るような決意なのかなぁとも。

”軽やかに”というテーマの重みが意味深でもあり、逆説的でもあり。

どちらにしても人生の restart の26音!
今の私にリンクしているのは余計かな。


すうぷ審査員賞

29.ふぅ。 さま

タイトル:風まかせ

明日のことなど明日にまかせ今日は静かに眠るだけ

(すうぷ審査員より)
素晴らしい作品がたくさん集まって、選ぶのを随分迷いました。
そこで、リズム感、都々逸らしい軽妙さ、この2点に注目して選びました。

リズム感については、基本をふまえた心地よいテンポを感じました。
軽妙さについては、ふぅ。さんの作品全般に言えることですが、等身大の日常をさらっと表現されているところが素敵です。
『風まかせ』は、大事なことを自分に向けて呟いているようで深いなぁと思いました。
タイトルも好きです。


おはようよねちゃん審査員賞

31.島風ひゅーが さま

テーマ ぼくの都々逸ありゃりゃりゃりゃー♪

風の少女が唄い出すまで星屑拾って暮らそうか

(おはようよねちゃん審査員より)
この少年はどこにいるのでしょうか? 星屑を拾える銀河のほとりでしょうか。風の少女の唄うのをそっとまってはなにを思うのでしょうか。



おめでとうございます!


さてさて。

ひとりひとつ選ぶの厳しいよ!

どうしても、どうしても!

よねちゃんお願い!

ということで、

特別賞も用意しました!

(装飾も入っていますが、半分くらい本当です)


ということで、特別賞です!



特別賞♪

このたびはおめでとうございます!

受賞の皆様の作品は、置きポエム・どどいつ展にて、大きく展示させて頂きます。


じゅんこ3特別賞

16.島風ひゅーが さま

テーマ ぼくの都々逸ホャラララー♪

豆腐の角で頭ぶつけていまだに意識戻りません

(じゅんこ3審査員より)
選んだ都々逸は16番、鳥風ひゅーが様の「豆腐の角で頭ぶつけていまだに意識戻りません」です。
よっぽど堅い豆腐だったのか、それとも頭が柔らかかったのか、気になって仕方ありません。
その後無事に意識は戻ったのでしょうか。
ひゅーが様のお笑いのセンス、すごいですね!! 大爆笑しました!


Sen-sing特別賞

20.ミテイナリコ✩.*˚ さま

「無題。2」

終電終わり
深夜の虹に
集う孤独が
吹き抜ける

連作の一部を切り取った形ですが、特に上の一節に惹かれました。

深夜のモノクロの世界に消し忘れたネオンだけが虹として色が付いていて、若いエネルギーも感じます。
ひとつひとつの孤独が集まると小さな風が生まれて、風を待っていた街を吹き抜けてゆく。
若い詩人がどどいつを詠うとこうなるのか。


ning(ねい)特別賞

3.友音 さま

「オリオン座の流星」
夜のしじまに包まれる頃

光の翼を広げると

世界の果てに

希望の星が見えるようになります

立ち止まり

また歩き

変化と普遍

永遠と儚さの間で

一筋の涙が生まれます


オリオン座の流星

それは

私達人間の

真実の姿を

露わにしていきます

あなたの夢

誰かの想い

やってみた方がいい事

もうやらなくていい事

ネットワークは形を変えて

どこまでも広がっていきます

そして

あなたは

決して遠い存在ではありません

必ず

誰かに出会うことができます


今から自分を信じてみませんか


秋月 めぐみ特別賞

21.リコット さま

冬のはじまり

寒くなったらおでんがうまい玉子大根餅巾着もちきんちゃく

(秋月 めぐみ審査員より)
おはよねさんの展示には、お子様と一緒に来て下さる方も多いと思いましたので、リコットさんのどどいつを推薦します。
リコットさんの都々逸は、リズムも楽しまれていて、大人も子供も、楽しんでもらえる作品だと思います。


島風ひゅーが特別賞

6.佐竹紫円 さま

「涙星」

止まらない涙も
いつか空へ還る
かなしみもくやしさも
光になりながら

空まで届いたら
とりどりの星になる
眠れない誰かが
ふと見上げた先に

いつかの君の涙が
今日の私の涙が
やがて空へ還り
きっと誰かを支え

こころは廻りめぐり
夜空につつまれて
星はいつまでも光る

だから今は泣いて
何も恐れないで

(島風ひゅーが審査員より)
本当に止まらない涙もやがて宇宙の大循環の一滴となり星になって光ったり何千年後夜空を見上げてる人間の胸にぽっと明かりを灯したりするんじゃないかなあとしみじみと夢想に浸りました。


moe特別賞

23.wsd983320987 さま

夜行


夜来る列車 こわごわと
夢見るように 座席につく
「ああ夢だ」
自覚して旅を楽しむ

いつか覚める 自覚する現実
生き様なんて 気にしない
「ただ生きたい」
そんな夢を楽しむ

暗い夜行列車 隣には誰もいない
さみしさを感じない いびつ
「一人旅を望んだ」
嘘を嘘と認識すれば 真実


moe特別賞

15.大橋ちよ さま

『うすべに』

君はそよぐ風 青い空の下
歌いながら 花をゆらして歩く

窓辺に咲く花 淡い恋の色
わたしの心うつす うすべにの花

君はよせる波 白い月の下
岸辺に語る恋は 満ち潮の夢

(moe審査員より)
この世界に浸ってこころがふわっと翼をつけてきみのもとへ
飛んでゆくような なんとも気持ちが満たされる詩歌。


春~と共に🌸特別賞

4.春永 睦月 さま

【いつかは、きみと。】

ぼくは昨日までひとりぼっちだった
今日ぼくは ひとりじゃないことに気づいた
きみがぼくの手をにぎって
いっしょに歩いてくれていることに
気づいたんだ

ああ きみは 一体いつから
意地っぱりのぼくの横で
辛抱づよく ぼくのことを
待っていてくれたんだろう

こんどはぼくが手をつなごう
あったかいきみの手が
冷たくならないように
暖めてあげたいから

そして いつか ぼくらと
まだ しらない 誰かと
手をつなぐために
片手だけは あけておこうと
思うんだよ

きみから教わったことを
だれかにも教えてあげたいから


おはようよねちゃん特別賞

26.箱庭師の部屋 さま

【ナ・ガ・ウ・タ!】 戦士たちのララバイ

立ち呑み屋 暖簾をくぐる
その先は 戦士が集う

宿り木に 麦酒の大瓶
とりあえず コップ傾け

串をやる それが戦士の
嗜みよ 二度づけ禁止の

御触れには 決して逆らう
こと勿れ クライアントの

求めには 繰り返される
変更も 笑顔で応えて

見せましょう 最初の仕様の
跡形も 古代の遺跡も

初恋も 今ではどうでも
良いのです 不思議なことが

あるのです 納期は決して
伸びません 二度づけ禁止の

御触れには 決して逆らう
こと勿れ それが戦士の
嗜みよ


すうぷ特別賞

24.cofumi(こふみ) さま

「未練」

降りた街には 知らない時間
君探してる いつの間に

(すうぷ審査員より)
「世」「馴れ合い」「未練」「生きがい」と4部作として読め、4から1へ戻って循環しているようにも捉えられます。
身近な題材を少し遠巻きに眺めているようなところが魅力的です。
「世」は日常に入り込んだ普遍を感じます。「馴れ合い」はスキな唄。
こちらの「未練」は、「知らない時間」という部分が素晴らしく、未知の街への期待と不安をよく現していると思いました。「いつの間に」つい「君探してる」姿に共感を覚えます。


秋月 めぐみ&おはようよねちゃん特別賞

25.春~と共に🌸 さま

(霜)

何も語らず置く初霜の白き衣を纏う夜



おめでとうございます!




審査員のみなさま、どうもありがとうございました!


ありがとうございました!


結果発表一覧はこちらです。


副賞授与式


チラシ

どうぞよろしくお願いいたします(^o^)


置きポエム・どどいつ展へようこそ!

ありがとうございました♪

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