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お遍路スイッチ 41

バックナンバー vol.41 (2015/7/29)

あっ!という間の1年6ヶ月。
5月末日をもって、四国八十八ヶ所開創1200年祭が終わりました。途中、顔が壊れて(顔面麻痺)1ヶ月入院するというトラブルはありましたが(お遍路スイッチvol.37参照)、個人的には先達として四国八十八ヶ所開創1200年祭をまっとう出来たと思っています。
1ヶ月に平均20日、1台のバスに平均35人として、延べ700人。1ヶ月休んだので×17ヶ月で、11900人!誤差を引いても10000人!期間中に延べ10000人の方と四国を御一緒した計算になります。
ちなみに1日平均5ヶ寺お参りするとして、×340日で1700ヶ寺。88で割ると19.3!約19回結願した計算になります。もちろん、偏りがありますので、あくまでも計算上ですけどね。納経していないので正確な数は分かりませんが、一番多いのは1番霊山寺なのは間違いないです。40回くらい行った気がします。
「忙しい」が口癖になるくらい忙しかったですが、これから少し寂しくなりそうです。早く来ないかなぁ…逆打ち。

さて、1200年祭は無事終了し、忙しい!は終わったのですが、私がお世話になっている旅行代理店も手をこまねいているわけではなく「ここがチャンス!」とばかりに、新しいお参りのツアーの企画が始まります。その名も「中国青龍寺(しょうりゅうじ)へ誘う 0番札所 巡礼の旅!」海外旅行です!お大師様が密教の伝承者となった地、中国は西安(しーあん)への巡礼の旅です。
「青龍寺?高知じゃなくて?」「0番札所?そんなのあるの?」という声が聞こえそうですが….。あるんです!
簡単に説明すると、皆さんもご存知の通りお大師様は遣唐使として唐の国(中国)に渡ります。そこで、恵果阿闍梨という師匠にめぐり逢い修行し、正式な密教の伝承者と成ります。その修行したお寺が青龍寺です。そして、その青龍寺が0番札所と呼ばれています。初めて0番札所という名前を聞いたときは、勝手に中国が名乗ってるんじゃないの?と思っていたのですが、 元四国霊場会会長蓮生善隆氏(善通寺法主)により八十八ヶ所0番札所と名付けられたそうです。
お大師様は日本に帰国後、高野山や四国八十八ヶを創建されます。青龍寺はお大師様の原点といえる場所になります。お大師様が人生の岐路に立った場所、全てはここから始まったと言ってもいいでしょう。

そんな「中国青龍寺へ誘う 0番札所 巡礼の旅!」ですが、白羽の矢がぶち当たり、私が先達として同行する事になりました!ツアーは9月からなんですが、先日視察という名目で西安に行ってきました。青龍寺も西安の街も最高でした!

せっかく視察に行ってきたので「お遍路スイッチ」でもこの機会に、お大師様の歴史や西安のお話が出来ればと思います。
と、いうことで次回は「お遍路スイッチ~中国編~」!西安の観光なんかも加えてご紹介したいと思ってます。乞うご期待!

合掌(-人-)


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