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キャリアについて考えた日の話

転職活動をしていた時期から、ぼんやりと登録していたビズリーチ。
ありがたいことに何度かメッセージをいただくものの、どれもピンとこず、何となくいつも返信もせず読み流していた(ごめんなさい)。

そんな折、ミライフというエージェントさんからの通知があり、文章も丁寧で、自身もちょうど将来について考え始めていたので、お言葉に甘えて初めて面談の機会をいただいた。(←対応がよかったので社名を出しましたが特に深い意図はありません)
そこでキャリアについてあれこれ考えられたので、今日は思考のメモを書いてみた。

公務員のときに描いていたキャリア

公務員だったときは、ライフプランが見えやすかった。
大体何年働けばどれくらいの給与になるか、子どもを育てるとどんな感じか、モデルケースが画一的だった。
考えたのはせいぜい、行きたい部署がどこかな~ということと、定年年齢上がるのかな~ということくらい。
きっと一生ここで働くんだろう、と思っていた。

転職してから考えたキャリア

公務員の古めな体質がどうしても合わず、ベンチャー気質のある企業へ転職したのが1年半前。
これというプランもなくただただ思い立って転職した。
キャリアプランは、一緒に働く人たちを見ていれば、おのずと定まってくるだろうな、と思っていた。
そして今、特にプランは見えていなく(笑)、転職先で一生働くつもりもないし、かといってすぐに辞めるつもりもない、とぼんやり思いながら楽しく働いている。
気づけば、公務員時代と違い、異動以外にも、転職や副業など、常に様々な選択肢が頭の中にある。
仕事以外のことに関しても、常々、自分は何にお金や時間をかけたいんだろう、と考え直している。

面談で気づいたこと

面談の中では、私の考え方やこれまでの話を丁寧に聞き取ってくださった。
最終的には、良い意味で、新たに目から鱗が落ちるような発見、というものはなく、今のままでいいんだな、迷ったままでいいんだな、と思えたのが良かった。
エージェントさんでありながら、特定の企業や求人を紹介するようなことが一切なくて、「こんなふうにできることを増やすと、今後の選択肢が広がるかもしれないですね」「今の会社でこういう経験をしておくとメリットはあるように思います」と、転職以外のアドバイスも多く示してくださった。
面談を経て気づいたことは、キャリアとは、定まっていなくてもいいものなのではないか、ということだった。

私の両親は、どちらも新卒で始めた仕事を辞めることなくずっと続けるというスタイルだったので、仕事に就き、結婚し、家を買い、子どもができると、あとは既存の仕事を続けながら既存の家庭生活を送っていくだけだろう、と思っていた。
だけど、時代や文化は変わっていて、考え方も多様化し、結婚して子どもを産んでも、実は選択肢というのはそれなりに残り続けるのではないかと思う。

仕事は変えてもいいし複数持ってもいいし、楽しさ重視で選ぶのも給与重視で選ぶのもアリだ。
家だって賃貸のままでもいい。
洋服のサブスクや映画の配信サービス、食の配達サービスなども充実した現在、どの分野においても、お金の遣い方の選択肢が増えた。
お金の考え方も、働く以外にも投資や貯金など様々。
どれか一つに決める安定性だけでなく、いろいろと試しては辞めるような不安定な幸せもあっていいと思う。

「しっかり考えた人生設計を持つ」だけではなく、「しっかり考えながら迷ったままでいる」というのも素敵な生き方だと思う。
今後もあまり凝り固まらず、常に「これでいいのかな~」と漠然とした不安は大事に抱えながら、ゆるゆる幸せを感じられたらいいなと思う。
10年後の私が何をしているかわからないけど、とりあえず夫と引き続き幸せに暮らしてたらいいな~


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