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知の巨人、立花隆さんが追い求めたもの。

 オリジナルは、2022年の4月に放映されていたらしい。気づかなかった私は、年末年始の再放送の告知を見て録画し、昨日、長編のNHKスペシャルを見た。

 立花隆さんと言えば、屈強なジャーナリストの印象である。(屈強と言うのは、本来の意味ではないかもしれないけど、とにかく獲物に食らいつく強い感じのイメージ)

 自身もガンを患い、余命が見える。死について、生について、死とは何か?を追い求めていく姿をカメラが追いかけていく。「自分が死んだら、骨は捨ててくれ。本はすべて古本屋に売ってくれ」と遺言を残して、2021年4月30日たった一人旅立たれた。

 ああ、立花さん、生きている間に、仏教に出会っていれば。
 あれほどの探求心の持ち主だ。
 巷の僧侶なんかよりよっぽど仏教を聞きぬいて、
 きっと救われていたはずなのに。

 そう思うと、本当に残念だった。
 立花隆さんだったら、もはや衰退して風前の灯火状態の本当の仏教を世に広められたかもしれないのに。

 世の中には、臨死体験や死後の世界を研究している方がたくさんいる。でも、この世を去った後のことは、どんなに科学が発展しても、倫理や哲学や心理学が進化しても、説明できない。いや、「全ての人が納得できる答えはどんなに頑張っても出てこない」といった方が正しいかもしれない。

 もし、私が死んで立花さんに会うことができたら、「仏教聞いてください。立花さんが追い求めた答えは、仏教にしかありませんから。」とお声がけしたい。


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