おえかきのじかんがきらい。
まきこせんせいは、すきなようにかいていいんですよという。
それなのに、ぼくがかいたものを、みんなはわらう。　
このあいだ、ぷーるのえをかいたときもそう。
ぼくはぷーるがきらい。
みずがきらい。みずをくろくぬったら、みんながおかしいといった。
みずはみずいろだよ。けいたがいうとしょうたもみゆきちゃんもそうだよといった。
ぼくは、みずがくろにみえたから。
そういうと、まきこせんせいも、こまったかおしていた。

どうぶつえんにいったよね。
そのときのえをかこう。
みんなは、らいおんをかいたり、ぱんだをかいたり、きりんをかいている。　
ちがうものをかかなきゃ、なにかいわれる。
くまをかいたら、いぬといわれた。
うまをかいたら、それはろばだといわれた。

まきこせんせいが、みんな、あといっぷんだよーという。
ぼくはまたうまをかいた。
くろのくれよんで、もようをかいた。
あ、しまうまだ！
よかった。
みんな、わかってくれたよ。