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TBS報道特集 「性的虐待父親を罪に問う」を見て。

まだ動悸が止まらない。
のんびり過ごした土曜の夜に、こんな感情になるなんて。

中学2年から高校2年まで実父に性的虐待を受けていた女性のニュースを
見た。たまたまだった。

洗った食器を拭きながら、聞こえてくるニュースの声に耳が吸い寄せられ、最後まで見終わると、動悸が鳴っていた。
これは怒りと恐怖の動悸だと思う。

ニュースの途中で母が言った、「ここに比べたらウチはましな方か。」
という呑気な言葉が、さらに追い打ちをかける。

ボケかけた老親に何を言われても、適当にあしらえるようにはなってきたが、この言葉は聞き捨てならない。

私はこの家でさんざん嫌な思いをしてきた。
暴君の兄と無力な親に絶望し、10代で家を出てからはずっと貧困と戦い、
ズタズタの自尊心を抱え、何年も精神薬を服用してきた。

母の言葉に、「それはどうかな」と曖昧な言葉しか返さなかったのは、
反論する価値もないと思っているから。
バカにつける薬はないのだ。

ニュースの加害者とその親族、そして私の母親と家族に対する怒りが
合わさり、動悸を感じるほどに怒りを覚え、いま衝動的に文章を綴っている。

被害女性の、りほさんと夫さん
私のnoteなど見ていないでしょうが、私はあなた方を応援しています。
あなた方の行動に、少なくとも私は勇気をもらいました。
そして、自己中心的な大人の行動に苦しめられてきた昔の自分を思い出させてくれました。
これは、私が生きるうえでの大きな主題だったにも関わらず、日々の生活に追われ、いつの間にか心の隅に追いやっていた問題でした。
でも、この問題と向き合わずして自分の人生は完結しないように思います。

りほさんと夫さん、どうかどうかお身体を大切に。
そして、お二人の勇気ある行動が良い方向に向かいますように。


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